かつて雪上スポーツゲームの金字塔として、世界中のゲーマーを熱狂させた「SSX」シリーズ。その精神的続編として、密かに開発が進められていた幻のプロジェクト「Project Gravity」が、2024年に突如中止されていたことが明らかになりました。
そして今回、そのベールに包まれていた未発表作品のコンセプトアートが突如公開され、ファンの間で大きな反響を呼んでいます。これらのアートは、もし開発が継続されていれば、私たちが体験できたであろう壮大な雪山と、SSXならではのダイナミックなコースデザインを垣間見せてくれます。
伝説のSSX、その静かなる終わり
雪上スポーツゲームの金字塔「SSX」
2000年代初頭、「SSX」シリーズは、その革新的なゲームプレイと圧倒的なスピード感、そして自由度の高いトリックシステムで、雪上スポーツゲームの頂点に君臨していました。プレイヤーは個性豊かなキャラクターを操り、広大な雪山を縦横無尽に駆け巡る爽快感に魅了され、数々の名作を生み出してきました。しかし、2012年にシリーズが再始動した後は、残念ながら沈黙を守り、多くのファンが新作の登場を待ち望む日々が続いていました。
中止された待望の続編「Project Gravity」
そんな中、元SSXの開発チームが、大手ゲームパブリッシャー2Kと手を組み、シリーズの精神的続編となる「Project Gravity」というコードネームの新作を開発していたことが判明しました。これは、長年の沈黙を破り、再び雪上スポーツゲームの新たな地平を切り開く可能性を秘めたプロジェクトでした。しかし、ゲーム情報サイト「insider-gaming」の報道によると、このプロジェクトは2024年に開発中止という悲劇的な結末を迎えてしまったのです。
アートが語る幻のコース
公開されたコンセプトアートの魅力
「Project Gravity」の開発中止が発表された後、プロジェクトのチームメンバーであるGordon Wang氏が、自身のArtStationアカウントで多数のコンセプトアートを公開しました。これらのアートは、未完に終わったゲームのビジョンを鮮明に映し出しています。中には、ゲームエンジンのスクリーンショットと見られるものや、詳細なコンセプトデザインが含まれており、SSXシリーズの特徴である、豪快なジャンプ台や複雑に絡み合ったパイプ、そして広大な雪上フィールドなど、ダイナミックなコースデザインが随所に見て取れます。
アートワークからは、もしゲームが完成していれば、プレイヤーは再びSSX特有のハイスピードな滑走と、息をのむようなトリックの応酬を体験できたであろうことが容易に想像できます。ファンにとっては、ゲームが実現しなかったことへの深い失望とともに、そのポテンシャルの高さに改めて驚かされるものとなりました。
まとめ
「Project Gravity」の開発中止は、SSXシリーズの復活を願っていた多くのファンにとって、非常に残念なニュースです。しかし、今回公開されたコンセプトアートは、もしこのゲームが世に出ていれば、どれほど素晴らしい作品になっていたかを示す貴重な手がかりとなりました。ゲーム業界では、開発中止となるプロジェクトは少なくありませんが、特に「SSX」のように愛されたシリーズの精神的続編が幻に終わったことは、その影響の大きさを物語っています。
今後、雪上スポーツゲームの分野で、この「Project Gravity」に匹敵するような、あるいはそれを超える新たな作品が登場することを期待せずにはいられません。SSXの魂は、これらのアートの中に、そしてファンの記憶の中に生き続けることでしょう。
元記事: gamersky
Photo by Serg Alesenko on Pexels












