多くの人が経験する「三日坊主」という壁。新しいことを始めても、なかなか継続できないというのは、誰もが抱える悩みではないでしょうか。中国のゲームメディア「触乐」の記者が、まさにその壁を打ち破った体験を語ります。オンラインの速写(スケッチ)レッスンを受講した彼女は、自他ともに認める「三日坊主」だったにもかかわらず、驚くほど安定してレッスンを継続。そのきっかけは、ほんの「微弱な錨点(アンカーポイント)」だったと言います。絵を描くことへの情熱を再燃させ、日々の生活に確かな「制御感」をもたらした彼女の体験から、私たちも新しい習慣を身につけるヒントを見つけられるかもしれません。
三日坊主からの脱却?中国記者の絵画再開物語
皆さんは今年の休暇をどのように過ごされましたか?中国の国慶節休暇中、私は久しぶりに充実感に満たされた日々を送りました。その理由は、オンラインの速写(スケッチ)グループレッスンに申し込んだことでした。正直に言うと、約2ヶ月前に受講料を支払った際、私は「どうせ授業が始まる直前になって、何かと理由をつけて辞退するだろう」と半ば諦めていました。それが、私のこれまでの人生における「いつものパターン」だったからです。
学生時代の情熱と挫折
私には、途中で投げ出してしまった趣味が数多くあり、絵を描くこともその一つでした。一時期、絵を描くことが大好きだったのですが、それはもうずいぶん昔のことです。学生時代、ペンタブレット(中国語で「数位板」)はまだ非常に高価で、私は色鉛筆やマーカーペンを使って手描きでイラストを作成し、それを丁寧に布製の緑色の画集にしまっていました。当時の内容や画風は、好きだった作品の影響を大きく受けており、複雑で繊細な線を好んで描いていました。もしあなたがミレニアム世代に、中国で流行した『知音漫客』や『飒漫画』といった少女漫画雑誌を購読していたなら、きっとこの感覚を理解していただけるでしょう。
当時、『飒漫画』から漫画の練習用「教科書」シリーズが発売され、私もたくさん購入しましたが、果たして最後まで描き終えたのかどうかは、もう全く覚えていません。私以外にも、同じような本を買った人はきっとたくさんいるはずです。大学時代にようやくペンタブレットを購入し、サークルの友人のための宣伝イラストを描いてみましたが、長らく描いていなかったため完全に手慣れておらず、さらに機器にも不慣れだったため、線はぐにゃぐにゃでした。
デジタル時代と「絵心教室」の恩恵
社会人になってからも、時折ペンタブレットと「SAI 2」を使って何かを描くことはありましたが、一向に上達しませんでした。そんな中、私は一時期、ニンテンドー3DSの『新絵心教室』に夢中になりました。もし絵を描くことに関連するゲームで、実際に達成感を味わえるものがあるとすれば、まさにこれだと感じています。
『Passpartout: Starving Artist』のような、個人の腕前と想像力に完全に委ねられるゲームとは異なり、『新絵心教室』のチュートリアルとステップは非常に詳細で、全くの素人でも、一つ一つ手順を追って進めれば、それなりに格好の良い絵が描けるのです。時には「こんなに上手に描けるなんて!」と自分自身に驚くこともありました。このゲームは十分な「正のフィードバック」を与えてくれ、描画の具体的な技法を学ぶこともできます。たとえ少しのずれがあっても、最終的な作品はとても美しく仕上がります。しかし、自分でゼロから描くとなると、なぜかいつも奇妙なものができてしまうのが常でした。
「微弱な錨点」がもたらす驚きの変化
今回、オンラインレッスンに申し込んだ理由は非常にシンプルです。ただ、自分の線をもっと滑らかに描けるようになりたいと願ったからです。細かく密な方眼紙に線を引く練習もできますが、それでは少々退屈に感じます。一方で、私は本当に怠け者なので、誰かに引っ張ってもらわないと、自主的に練習することはほとんどありません。そのため、このプロセスで他の人たちに良い刺激を受けたいという思いもありました。
オンライン速写レッスンとの出会い
ライブ配信の授業に合わせて絵を描く体験は、本当に素晴らしいものでした。知識は体系的に分解されていて分かりやすく、絵を描く感覚、そして毎日決まった時間に集中するルーティンが、少しずつ私に「生活を制御している」という感覚をもたらしてくれました。まだ「創作の喜び」を感じる段階には全く達していませんが、この感覚自体が私をとても幸せな気持ちにしてくれたのです。
ルーティンが与える「生活の制御感」
以前は、家にいる時間のほとんどが混乱の中にいるように感じていました。特に何かをしているわけでもないのに、自分自身をとても疲れさせてしまっていたのです。しかし、今はほんの「微弱な錨点(アンカーポイント)」が加わっただけで、まるで全てが変わったかのように感じられます。これは本当に不思議な体験でした。ほんの小さなきっかけが、日々の生活に秩序と充実感をもたらす。私たちの日常にも、そんな「錨点」を見つけることができるのかもしれません。
元記事: chuapp
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