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デマ撲滅!中国ネットで広がる誤情報の実態とファクトチェック

fake news on social media - デマ撲滅!中国ネットで広がる誤情報の実態とファクトチェック

中国のインターネット空間では、様々な情報が瞬く間に拡散します。その中には、事実とは異なる「デマ」も少なくありません。今回は、中国の大手IT系メディア「PConline」が、中国のファクトチェックプラットフォーム「中国インターネット連合デマ撲滅プラットフォーム」の情報を基に報じた、複数のデマを検証する記事をご紹介します。医療保険、大学入試、災害情報、生活のヒントに至るまで、多岐にわたるデマの実態から、中国のインターネットにおける情報流通の課題が見えてきます。日本でもSNSでの誤情報が問題となる中、隣国の現状を知ることは、私たちの情報リテラシー向上にも繋がるでしょう。

中国ネットを賑わせたデマの数々

2017年に中国のインターネット上で拡散し、人々を惑わせたデマは多岐にわたります。PConlineが「すべて不実!」と断言した情報の中から、特に注目されたものをいくつかご紹介しましょう。

医療・健康にまつわる誤情報

  • 「医療保険で償還できる薬はわずか2%?輸入薬は医療保険で償還できない?」

    これは不実です。中国では、政府が定める「国家基本医療保険、労災保険、出産保険の薬品目録」に基づき、多数の医薬品が償還対象となります。輸入薬も、目録に記載されていれば問題なく償還されます。特定の情報が誇張されたデマでした。

  • 「長期にわたり降圧剤を服用すると、血管が脆くなる?」

    これも不実な医療情報です。降圧剤は、高血圧患者にとって血管への負担を軽減し、合併症のリスクを下げる重要な薬です。医師の指示に従い適切に服用すれば、血管が脆くなるという科学的根拠はありません。

社会問題と教育に関するデマ

  • 「上海、成都で中考(高校入試)が中止される?」

    不実です。2017年当時、上海および成都の高校入試制度に変更はなく、中止されるという公式発表もありませんでした。教育改革に関する憶測が誤って広まったものです。

  • 「雲南省昆明の大学生が教師のパワハラで自殺?」

    不実です。雲南省公安局の調査結果によれば、当該学生の自殺は個人的な理由によるものであり、教師のパワハラとは関係がないと発表されています。根拠のない情報が拡散されました。

自然災害と日常生活の迷信

  • 「広東省湛江が台風『ロクタン』の影響で全市停水?」

    不実です。2017年の台風「ロクタン」は湛江市に影響を与えましたが、全市規模の停水は発生していません。一部地域での一時的な供給停止に留まり、被害が過大に伝えられました。

  • 「雲南昭通魯甸の地震により4人死亡、24人負傷?」

    不実です。雲南省魯甸で地震があったことは事実ですが、デマで伝えられた死傷者数とは異なります。他の地震の被害情報と混同され、誤った情報が拡散されました。

  • 「山西省で3.9級の地震が発生し、山が裂けて一面が荒廃?」

    これも不実です。山西省で3.9級の地震は観測されましたが、山が裂けるほどの甚大な被害をもたらしたという証拠はなく、被害状況が誇張されたデマでした。

  • 「高層建築の9〜11階が汚染物質密度が最も高い?」

    不実です。汚染物質の拡散は、建物の高さ、風向き、周囲の環境など多くの要因に影響されるため、特定の階層に密度が集中するという科学的根拠はありません。都市伝説のような誤情報です。

中国におけるファクトチェックの取り組み

これら多くのデマが示すように、中国のインターネット空間では、情報の真偽を見極めることが非常に重要となっています。今回の記事の情報源である「中国インターネット連合デマ撲滅プラットフォーム」は、中国の公安部やその他の政府機関、さらには主要なインターネット企業が連携して運営する、デマの検証と撲滅を目的とした公的なプラットフォームです。PConlineのようなIT系メディアも、こうしたプラットフォームと連携し、情報の正確性を高めるための重要な役割を担っています。

この取り組みは、急速なデジタル化とSNSの普及に伴い、膨大な情報が流通する現代社会において、誤った情報が人々の生活や社会に与える悪影響を防ぐためのものです。中国テック企業も、自社のプラットフォーム上での情報統制や、ファクトチェック機能の導入に力を入れています。

まとめ:情報化社会における私たちの役割

今回ご紹介した中国のデマ事例は、日本を含む世界中の情報化社会が直面する課題と共通しています。SNSなどで手軽に情報が拡散される現代において、情報の真偽を自分で判断する「情報リテラシー」の重要性はますます高まっています。

特に、災害情報や医療・健康に関する情報は、人命に関わる可能性もあるため、常に公式な情報源や信頼できるメディアからの確認が不可欠です。中国におけるデマ撲滅の動きは、私たちの情報消費のあり方を改めて考えさせるきっかけとなるでしょう。今後も、テクノロジーの進化とともに情報の質を高めるための努力が、各国で求められます。

元記事: pconline

Photo by Terje Sollie on Pexels

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