2025年11月18日から22日にかけ、中国・上海で第19回「グローバル起業家ウィーク中国大会」(GEW)が盛大に開幕しました。上海市楊浦区の復興島船台PARKを舞台に、国内外の著名な起業家、投資家、先端技術企業、そして政策立案者が一堂に会し、40を超えるイノベーションイベントを通じて、未来志向の起業エコシステム形成を目指します。本イベントは、単なる交流の場に留まらず、「役に立つ起業家ウィーク」をテーマに掲げ、中国が提唱する「新質生産力」の概念を具体化する重要なプラットフォームとなるでしょう。
未来を拓く起業家の祭典!上海で「グローバル起業家ウィーク中国大会」開幕
「世界の知恵を集め、起業力を高める」をテーマに開催される今回のGEW中国大会は、2007年の開始以来、国際的な知恵と資源を結集し、イノベーションと起業の理念を共有する重要なプラットフォームとしての役割を果たしてきました。主催は上海市大学生科技創業基金会(EFG)が務め、上海市科学技術委員会、上海市教育委員会、共青団上海市委員会など、多数の政府機関が強力に支援しています。
開催期間中、未来のエネルギー、製造、材料、健康、宇宙、情報といった「新質生産力」(革新的な技術や生産手段によって生み出される、新たな質の生産力)の主要5大テーマを中心に、100名以上の国内外のゲストが登壇。イノベーションの最前線で活躍する思想家たちが集まり、未来を創造するための議論が繰り広げられます。
産学官連携で「役に立つ」創業を支援
今回のグローバル起業家ウィークは、上海市科学技術委員会、上海市教育委員会をはじめとする複数の地方政府機関が支援団体として名を連ね、楊浦区人民政府が特別支援を行っています。これは、中国政府が起業とイノベーションを国家戦略の柱と位置付け、産学官が一体となってその推進に注力していることの表れと言えるでしょう。特に主催のEFGは、大学生の科学技術創業を支援する基金会であり、若手起業家の育成にも力を入れています。このような強力な支援体制が、「役に立つ起業家ウィーク」という目標達成の基盤となっています。
世界の知恵を結集!未来を創造する議論が白熱
開幕式では、中国科学院院士であり、中国科学院上海技術物理研究所研究員の褚君浩氏が「科学技術イノベーションと未来の産業機会」と題した基調講演を行いました。同氏は、科学技術の融合が「多分野からの支援、多領域への応用、多方向への発展」というAI時代の基本的なトレンドを形成していると指摘。未来の生産力として、「未来のエネルギー、未来の製造、未来の材料、未来の健康、未来の宇宙、未来の情報」といった新たな展望を示しました。これらの方向性は、今回のイベントの主要な産業テーマと一致しており、未来を見据えた産業構造の転換を示唆しています。
欧州ビジネスエンジェルネットワーク(EBAN)名誉会長のパウロ・アンドレス氏や、中科創星創業パートナーの米磊氏など、国内外の著名な専門家や投資家も多数参加し、ディープテックやベンチャー投資に関する知見を共有。グローバルな視点から、未来のイノベーションと起業のあり方について深く掘り下げた議論が展開されます。
まとめ
2025年上海で開催される「グローバル起業家ウィーク中国大会」は、中国が世界に向けて発信するイノベーションと起業の祭典です。政府主導の強力な支援体制のもと、最先端の科学技術と「新質生産力」の概念が融合し、未来の産業地図を塗り替える可能性を秘めています。このイベントは、中国の起業エコシステムが急速に進化していることを示しており、日本の企業や投資家にとっても、中国市場のトレンドを理解し、新たなビジネス機会を探る上で貴重な情報源となるでしょう。未来のイノベーションを志向するすべての人々にとって、今回のGEW中国大会は必見のイベントと言えます。
元記事: pedaily
Photo by Scarlett Syu on Pexels












