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中国発「18+」女性向けゲーム『夜幕之下』:二次テストで見せた“欲望と権力”の世界

Female mafia boss, Night city femme fatale - 中国発「18+」女性向けゲーム『夜幕之下』:二次テストで見せた“欲望と権力”の世界

近年、女性向けゲーム市場が多様化の兆しを見せる中、中国から異例の注目を集める作品が登場しました。その名も『夜幕之下』(The Night Beneath)。単なる恋愛シミュレーションに留まらず、「18+」を思わせる刺激的な設定、マフィアの世界を舞台に「欲望と権力」を深く掘り下げたストーリーで、リリース前から大きな話題を呼んでいます。

特に中国の人気SNS「小紅書(RED)」では、関連タグの閲覧数がすでに数千万回に達し、今年の女性向け新作ゲームの中でも特に際立った存在感を放っています。今年4月の初回テストを経て、先日、約7ヶ月ぶりに再度テストが実施されました。その間、コンテンツや表現において多くの調整が加えられたとのこと。今回の記事では、この注目の新作が二次テストでどのような進化を遂げたのか、その魅力と可能性に迫ります。

中国で異例の注目を集める女性向けゲーム『夜幕之下』

『夜幕之下』は、業界関係者からも「間違いなくヒットする」と目される女性向けゲームです。その背景には、開発チームの確かな実力があります。

本作を手掛けるのは、中国の大手ゲーム企業である百奥旗下の不眠夜工作室。チームの主要メンバーは、業界で名の知れた企業出身者で、全員が女性向けゲームの豊富な開発経験を持つベテラン揃いです。さらに、百奥のヒット作である『食物語』のプロデューサー、蘇丹(スーダン)氏が本作のコア制作メンバーを務めていることも明らかになっており、そのクオリティへの期待は高まるばかりです。

今年4月の初回テスト時には、「18+」を想起させる設定、マフィア、そして人間の「欲望」といった刺激的な要素が大きな議論と注目を集めました。そして先日、約7ヶ月ぶりに実施された二次テストでは、内容や表現面でさらなる調整が加えられ、プレイヤーの期待に応えようとする開発陣の意欲が感じられます。この期待作が今、どこまで進化したのでしょうか?

従来の枠を超えた「欲望と権力」の世界観

女性向けゲームと聞いて、多くの人が連想するのは、恋愛、着せ替え、宮廷育成といった馴染み深いテーマでしょう。これらのテーマは、女性向けゲーム市場で成功を収めてきた「安全な道筋」でもあります。しかし、『夜幕之下』はこの「安全な道筋」から一歩踏み出し、「欲望と権力」を根底に据えた黒社会(マフィア)の世界を描いています。

物語の舞台は、華やかなミラノ王国の光の裏側。上下の都市、そして各地の強力な黒手党ファミリーが、暗い灰色の地帯で暗躍しています。プレイヤーは、滅ぼされたシシリアー家で唯一生き残った娘であり、同時にファミリーの裏のボスでもある存在。あなたは、自ら権力を握り、復讐の道を歩むことになります。復讐、銃撃戦、権謀術数、そして欲望……。これらが絡み合い、従来の女性向けゲームでは稀に見る、激しい衝突と葛藤に満ちた世界が構築されています。

刺激的なキャラクターとスピーディーな物語展開

ゲームの序章は、仮称「囁々(シシャ)」と呼ばれる少年との出会いから始まります。あなたは傷つき弱り果てた彼を救い出し、彼を「欲望」へと導き、やがて「夜行者」と呼ばれる超能力者として覚醒させます。

序盤からカメラは少年の傷と脆さに焦点を当て、ストレートな「大人向け」の描写が展開されます。筆者がプレイして感じたのは、『夜幕之下』の物語のテンポの速さです。序章には「囁々」の他にも重要なキャラクターが次々と登場し、それぞれが強烈な視覚的インパクトと、複雑な人間関係の緊張感を伴って現れます。

例えば、「開幕から忠犬タイプ」と称される「某某人(モウムーレン)」は、あなたがシシリアー家のみが持つ「愛欲の鍵」を手に入れたのを見て、あなたが滅ぼされたファミリーの人間ではないかと疑います。次の瞬間、彼は危険な「死の口づけ」を迫ります。「秘密を守って私の仲間になるか、それとも死か」と。

場面は一転し、異空間へ。そこには自らを「愚者(ぐしゃ)」と称する「夜行者」がいます。彼は未来を予知できると語り、あなたを自分の「妻」になると予見したかと思えば、突然姿を消してしまうのです。

この世界の核心にあるのは「欲望」です。愛らしい外見の「囁々」は憎悪によって覚醒し、言葉少なな「某某人」は愛欲を原動力とする「夜行者」です。能力は欲望によって刺激され、「夜行者」たちは欲望を追い求め、解き明かす存在として描かれます。これまでのストーリー体験から見ても、『夜幕之下』のメインストーリーは、日々の任務をこなしながら超能力者としての力を覚醒させていくことを物語の前提とし、陣営間の対立や複雑な人間関係が、物語に深みを与えています。

まとめ:女性向けゲームの新たな可能性を切り拓くか?

『夜幕之下』の二次テストからは、開発チームがこの「欲望と権力」というユニークなテーマを深く掘り下げ、女性向けゲームの新たな地平を切り開こうとしている姿勢が強く感じられました。従来の「守られるヒロイン」像から脱却し、プレイヤー自身が権力を掌握し、運命を切り拓く主人公となる体験は、多くの女性ゲーマーに新鮮な衝撃を与えるでしょう。

「18+」を思わせる刺激的な設定と、重厚なマフィアの世界観、そして魅力的なキャラクターたちが織りなすスピーディーな物語は、中国のみならず、日本の女性向けゲーム市場にも新たな刺激をもたらす可能性があります。既存の恋愛ゲームに物足りなさを感じている日本のゲーマーにとって、『夜幕之下』は間違いなく注目のタイトルとなるでしょう。今後のさらなる展開と日本市場への影響に期待が高まります。

元記事: news

Photo by elif s. on Pexels

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