中国のゲーム業界で今、ある人気インフルエンサーの急落劇が大きな話題を呼んでいます。なんと「広告1本で21万元(日本円で約420万円)」という巨額の報酬を得ていたとされる人物が、突如「光速塌房(光速で家が崩れる、すなわち急速に炎上し失墜する)」という言葉でその破滅的な状況を報じられました。中国最大のゲームメディアGamersky.comが報じたこのニュースは、華やかなインフルエンサーマーケティングの裏に潜む、デジタル社会の厳しさとリスクを浮き彫りにしています。一体何が彼の身に起こったのでしょうか?
中国ゲーム市場の光と影:高額報酬とインフルエンサーの影響力
中国は世界最大のゲーム市場であり、その影響力は計り知れません。モバイルゲームを中心に巨大なプレイヤー層が存在し、ゲーム実況者やストリーマーといったインフルエンサーの存在感は、日本以上に大きいと言えるでしょう。彼らは数千万、時には億単位のフォロワーを抱え、新作ゲームのプロモーションや企業の広告塔として、絶大な影響力を持っています。
“蛋神”の驚異的な広告収入とその背景
今回話題の中心となったインフルエンサー「蛋神(ダンシェン)」は、具体的な活動内容は不明ながらも、ゲーマーズスカイで報じられた「広告1本で21万元」という数字がその影響力の大きさを物語っています。これは、企業が彼らのリーチと影響力を高く評価し、莫大なマーケティング費用を投じている証拠です。特に新作ゲームのローンチや大型アップデートにおいては、インフルエンサーによるプロモーションが成功の鍵を握るとされており、このような高額報酬も決して珍しいことではありませんでした。
デジタル社会の代償:「光速塌房」の衝撃
しかし、栄光は一瞬にして崩れ去ることもあります。「光速塌房」とは、中国のインターネットスラングで、人気有名人やインフルエンサーが不祥事や問題発覚により、文字通り光の速さで人気や信頼を失い、社会的に失墜することを指します。日本の「炎上」や「アカウント停止」といった状況に非常に近く、一度世論の批判に晒されると、その影響は甚大です。
「炎上」がもたらす致命的な結果
「蛋神」の炎上の具体的な原因は報じられていませんが、一般的にインフルエンサーの「塌房」は、倫理に反する行動、虚偽情報の拡散、過去の不適切な言動の露呈、ステマ(ステルスマーケティング)問題、あるいは公衆の道徳規範に反する行為などが引き金となります。中国のSNS(Weibo、Douyinなど)はユーザー数が非常に多く、一度炎上するとその情報は瞬く間に拡散され、企業との契約解除、アカウント凍結といった致命的な結果に繋がることが少なくありません。今回の「蛋神」のケースも、そうしたデジタル社会の厳しい現実を突きつけた一例と言えるでしょう。
まとめ:高まる透明性と倫理観の重要性
中国のゲームインフルエンサー「蛋神」の「光速塌房」は、華やかなインフルエンサーマーケティングの裏に潜むリスクを改めて浮き彫りにしました。高額な報酬と影響力を持つ一方で、彼らには常に高い透明性と倫理観が求められています。これは、日本を含む世界中のインフルエンサーにとっても無関係な話ではありません。
今後、企業側もインフルエンサーを起用する際には、その影響力だけでなく、過去の言動や倫理観をより厳しくチェックするようになるでしょう。そして、インフルエンサー自身も、自身の発言や行動がもたらす影響の大きさを自覚し、より責任感を持った活動が求められる時代が到来していると言えます。
元記事: gamersky
Photo by Benjamin Dominguez on Pexels












