2024年1月16日午後、中国のサイバー空間を統括する国家インターネット情報弁公室が北京で「全国ネットワーク取り締まり連携メカニズム第3回全体会議」を開催しました。この会議では、過去1年間のインターネット規制に関する連携活動の成果が総括されるとともに、今後2026年までの重点的な取り組みが発表されました。
習近平思想に基づくネット空間の統制強化
会議には、国家インターネット情報弁公室の王一兵副主任が出席し、演説を行いました。彼は、これまでの活動がインターネットに関する全国的な連携取り締まりメカニズムの要請を真摯に実行し、作業システムの改善、権威ある取り締まりの実施、革新的な広報活動、法に基づく取り締まりの強化を通じて、積極的な進展を遂げてきたと述べました。
特に強調されたのは、習近平新時代の中国特色ある社会主義思想、とりわけ「ネットワーク強国(インターネット大国)」に関する習近平総書記の重要思想を指導方針とすることです。会議では、習近平総書記が中央政治局の集団学習で述べた重要演説の精神を徹底的に実行し、ネットワーク取り締まり作業をしっかり行うことで、ネットワーク総合ガバナンスシステムを健全化し、「清く正しい」ネットワーク生態系を構築することが極めて重要であると認識されました。
2026年までの重点施策と参加機関
会議では、2026年までの連携取り締まりにおける重点工作が具体的に指示されました。その内容は以下の通りです。
- 強固な基礎の確立と深化:メカニズム構築を全面的に深化させ、規制の基盤を強化します。
- 閉ループ型の作業システム構築:取り組みの効率性を高め、取り締まりの実効性を向上させます。
- 企業関連の取り締まり集中:ビジネスに関連するネットワーク環境を最適化することを目指します。
- 技術的課題への対応:ガバナンスと技術的統合を一体的に推進し、最新技術を活用した規制を行います。
- 大衆路線の実践:多様な社会勢力との連携を強化し、共同でガバナンスを推進します。
これらの施策を通じて、ネットワーク取り締まり活動における新たな成果を創出し、「風通しの良い、清く正しい」ネットワーク空間の構築に貢献するとしています。
会議には、中央宣伝部の関係部署、国家機関や人民団体、主要メディア、業界団体、科学普及プラットフォーム、国家インターネット情報弁公室の関係部署、さらには国有重要企業や有名民間企業、大手商業ウェブサイトプラットフォームの責任者が参加しました。また、各省・市レベルのインターネット情報弁公室の関係者も、ビデオ会議形式で参加し、中国全土を巻き込んだ連携体制が改めて示されました。
まとめ:強まる中国のサイバー統制と日本への影響
今回の会議は、中国政府がサイバー空間の管理と統制をさらに強化していく姿勢を明確に示したものです。習近平思想に基づいた「ネットワーク強国」戦略のもと、オンライン環境の「清く正しい」状態を追求する動きは、中国国内の言論空間や情報流通に大きな影響を与え続けるでしょう。2026年までの具体的な行動計画が示されたことで、今後も中国のインターネット規制は厳格化の一途を辿ると予想されます。
これは、中国に進出する日本企業や、中国のインターネットサービスを利用する人々にとっても重要な意味を持ちます。特に、企業関連の取り締まり強化や技術的ガバナンスの推進は、ビジネス環境やデータの取り扱いにおいて、より慎重な対応が求められる可能性を示唆しています。中国のサイバー政策の動向は、国際的なデジタルガバナンスの流れの中でも注目すべき点であり、引き続きその進展を注視していく必要があります。
元記事: pconline
Photo by panumas nikhomkhai on Pexels












