先日公開された、名作ホラーゲーム『サイレントヒル2』を原作とする映画『リターン・トゥ・サイレントヒル』が、ソーシャルメディア上で激しい批判にさらされています。原作ファンからは「駄作」「原作レイプ」と酷評され、映画評価サイトでも散々な評価です。筆者もまた、この事態に深く失望している一人。なぜなら、ホラーゲームが大の苦手な私にとって、映画は『サイレントヒル2』の優れたストーリーと心理的恐怖を追体験できる、まさに待望の機会だったからです。しかし、映画がその役割を果たせなかった今、私はある代替手段に活路を見出しました。それが、ゲーム実況やプレイ動画を通して物語を楽しむ「雲ゲーム」です。
『サイレントヒル2』新作映画、原作ファンの怒りを買う
映画『リターン・トゥ・サイレントヒル』は、公開直後から原作ファンからの強い反発に遭っています。SNSでは「ゲームを未プレイなら見る価値なし」「プレイ済みなら絶対に触れるな」といった厳しい忠告が飛び交い、評価サイトもその意見を裏付けています。現在、Rotten Tomatoesの評価はわずか7%、IMDbでも4.4点と低迷。これは、数々のホラーゲームランキングで常に上位に君臨する『サイレントヒル2』の圧倒的な評価とは対照的です。
映画が酷評される主な理由は、原作のストーリーやキャラクター描写を大幅に変更し、ゲームが持つ複雑な感情の層や怪物デザインの背後にある精神的な暗喩が失われたためと言われています。一部のシーンこそゲームを再現しているものの、全体的な物語の改変が、ファンを失望させる結果となりました。
ホラーゲームの怖さ、そして「私」の挑戦
私にとって『サイレントヒル2』は、その傑出した物語と心理的恐怖の雰囲気から、ずっとプレイしたいと願いながらも、どうしても手が出せない「高嶺の花」でした。想像してみてください、私は『アランウェイク』でさえ悲鳴を上げ、『バイオハザードRE:2』ではコントローラーを投げ出したほど、極度のビビリなのです。そんな私が『サイレントヒル』シリーズをプレイしたらどうなるか、考えるだけで恐ろしい……。
さらに、これらのホラーゲームには、私が苦手とする謎解き要素が多数含まれています。これにより、怖さとは別の次元で頻繁に進行不能に陥ってしまいます。これまでクリアできたホラーゲームといえば、『リトルナイトメア2』や『ダークワールド:因と果』のような、純粋に「逃げる」ことに特化したタイプばかり。敵と直接戦う必要がなく、ひたすら生き残ることに集中できる点が、私の成功要因だったのかもしれません。アクションRPGではどんな奇妙な敵にも果敢に立ち向かえるのに、ホラーゲームでは這い寄るゾンビ数体にすら追い詰められる。これが、私のホラーゲームに対する決定的な弱点なのです。
「雲ゲーム」がホラーゲーム体験の救世主に?
直接操作して没入するホラーゲームとは異なり、ホラー映画に対する私の耐性は比較的高いものです。どうしても怖ければ、真昼間に目を細めながら見ればいい。初代『サイレントヒル』の映画は、幼い私にトラウマを残しつつも、なんとか最後まで見終えることができました。映画であれば、恐怖の瞬間でも自分で操作する必要がないため、物語を追うことに集中できるのです。このシリーズの背景設定や、心理学、精神分析から派生する恐怖現象には、深く惹かれるものがあります。
『リターン・トゥ・サイレントヒル』も、本来なら私のようなプレイヤーが『サイレントヒル2』の偉大な物語に触れる素晴らしい機会となるはずでした。しかし、映画の低評価がそれを阻んでしまいました。そこで私が選んだのが、「雲ゲーム」という手段です。これは、ゲーム実況動画やゲームプレイの編集動画などを通して、自分でプレイせずにゲームの物語や雰囲気を体験する方法を指します。
実際に、映画の酷評が相次いだ後、私は映画館へ行くのを諦め、動画サイトで『サイレントヒル2』のストーリーを「雲ゲーム」で全て見届けました。もちろん、自分で苦難を乗り越えて真相にたどり着いた時の感動は薄れ、編集された映像ゆえに物語の細部が唐突に感じられる部分もあります。しかし、家で震えながら、何度も行き詰まるよりは、はるかに良い選択だと感じています。ホラーゲームが苦手な私にとって、「雲ゲーム」は名作の物語を安全に、そして確実に体験できる、まさに新しい救世主なのかもしれません。
元記事: chuapp
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