カプコンのサバイバルホラーシリーズ最新作『バイオハザード9:アンコール』のメディア評価が本日解禁されました。各社から高評価が相次ぐ中、海外メディア「Region Free」がまさかの60点(5段階中3点)という評価を下し、波紋を呼んでいます。これは、現在のMetacriticに集計されている中で最も低いスコアです。懐かしさとファンサービスに満ちた本作は、なぜ一部で賛否を分ける評価となったのでしょうか。その詳細を深掘りします。
『バイオハザード9:アンコール』メディア評価の明暗
「Region Free」のレビュアーは『バイオハザード9:アンコール』を「良い点と悪い点が混在する作品」と評価しており、素晴らしい瞬間もあれば、多くの残念な点も指摘しています。
賛否両論を呼ぶ低評価の背景
同メディアの簡潔なレビューによれば、『アンコール』は懐かしさとファンサービスに溢れており、時折暴力的な爽快感も楽しめるものの、全体的にはこれまでの作品に比べて後退していると感じる部分があるとのことです。
レビュアーは、『バイオハザード7』や『ヴィレッジ』がシリーズの枠を打ち破り、傑作となったのに対し、『アンコール』は「ソフトリブート」的なアプローチにより、失望を招く可能性を指摘しています。大量のディテールが過去作へのオマージュとして散りばめられており、まるで“宿題”をこなしているかのような感覚に陥るとまで述べています。
異なるゲームプレイが織りなす新旧の衝突
本作では、新主人公グレイシーが登場し、その導入は非常に魅力的で、最初の数時間は目を見張る体験を提供します。グレイシーのプレイスタイルは『バイオハザード7』のようなサバイバルホラーに回帰しており、資源が乏しく、一撃必殺の脅威があり、手動セーブが要求されます。
一方、レオンのパートは、火力全開でテンポの速い従来の『バイオハザード』に近い体験を提供します。
分断されたテンポとゲーム体験
しかし問題は、これら二つの異なるプレイスタイルが同じゲームフローに無理やり組み込まれている点にあります。視点の頻繁な切り替えが発生し、レオンのパートがわずか5〜10分で終わったり、グレイシーが長時間「消失」したりする状況も発生します。これによりゲーム全体のテンポが分断され、スムーズな体験が得られないと批判されています。
評価の分かれる細部と光る技術力
謎解きのデザインも「陳腐」と批判されており、一部はカットシーンで直接スキップできるものや、繰り返しの移動を必要とするものも含まれます。最終ボス戦も「地味に幕を閉じる」と評されています。
しかし、多くの問題点があるにもかかわらず、ゲームの技術的な表現は依然として最高峰です。PS5 Proではネイティブ4K解像度、レイトレーシング、そして安定した60fpsを実現しており、鏡面反射やHDR効果は驚くほど美しいです。特に、病院での看護師との戦闘や倉庫での追跡といった一部のホラーシーンは、シリーズ最高峰と称されています。
まとめ
「Region Free」のレビュアーは、最終的に『アンコール』の体験はプレイヤーの懐古度合いによって完全に左右されると結論付けています。もしあなたがレオンが朝食に何を食べるかまで把握し、あらゆる細部に精通しているような「超コアなファン」であれば、本作を心から楽しめるでしょう。しかし、それ以外のプレイヤーにとっては、良くも悪くも「良い点と悪い点が混在する作品」に過ぎないかもしれません。
ちなみに、他の主要メディアの評価は、IGNが9点、GameSpotが8点、Metacriticの平均が89点、OpenCriticの平均が88点、そして中国のGamerskyユーザー評価は9.2点と、全体的には非常に高い評価が並んでおり、「Region Free」の評価はあくまで一部の見方であると言えるでしょう。
元記事: gamersky
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