中国のオンライン鉄道予約システム「12306」で、一部の増発列車チケットが予定販売時刻よりも早く完売してしまうという異例の事態が発生し、大きな話題を呼んでいます。この問題に対し、運営元の12306は公式に謝罪し、システム改善を約束しました。特に旧正月など需要が集中する時期には、チケットの争奪戦が激化する中国で、利用者の間に不満と混乱が広がっています。本記事では、この問題の詳細と12306の対応について掘り下げていきます。
中国鉄道予約「12306」で何が起こったのか?
中国の鉄道予約システム「12306」は、日本のJRサイバーステーションのような役割を担う巨大なオンラインプラットフォームです。今回問題となったのは、特に需要期の増発列車において、チケットが販売開始時刻より数時間も早く、既に完売状態になっていたというものです。
多くのインターネットユーザーが、12306の公式アプリに表示された販売開始時刻に合わせてチケットを購入しようとしたところ、既に「完売」の表示。中にはアラームをセットして準備万端だったにもかかわらず、購入できなかったケースが多発しました。
予定時刻より早く完売!利用者の声
具体的な事例として、2月11日午前8時販売開始とアナウンスされていたG4202便のチケットが、実際には午前7時の時点で既に全て売り切れていたという報告があります。これを目にしたある乗客は、事前に目覚ましをセットして購入に備えていたにもかかわらず、チケットを手に入れられず、乗り換え便を選択せざるを得ませんでした。
また、別の乗客は2月10日の夜に、翌朝販売予定だった増発列車のチケットが既に完売しているのを発見。「最初はシステムエラーかと思ったが、後で先行販売が原因だと判明した」とSNS上で不満を表明しています。このような状況は、多くの利用者にとって非常に不公平で、混乱を招くものとなりました。
12306の対応と今後の展望
こうした利用者の声を受け、12306プラットフォームは速やかに問題の存在を認め、チケット購入を逃した乗客に対して公式に謝罪しました。今回の先行販売問題は、主に増発列車のチケットで集中して発生していたとのことです。
12306は声明の中で、この問題を関係部署にフィードバックし、今後システムをさらに改善し、利用者の購入体験を最適化するために努力すると表明しています。
まとめ
中国では旧正月(春節)などの長期休暇期間に、数億人が移動すると言われるほど鉄道利用者の需要が爆発的に高まります。そのため、12306のような巨大な予約システムは、極めて高いアクセスと処理能力が求められます。今回の先行販売問題は、システムの複雑さと、膨大な利用者数に対応する上での課題を示唆していると言えるでしょう。
中国のテック企業が直面するこのような大規模サービスにおけるシステム運用上の課題は、日本国内のオンラインサービス事業者にとっても他山の石となるかもしれません。12306が今後どのようにシステムを強化し、信頼を回復していくのか、その動向に注目が集まります。
元記事: gamersky
Photo by Jerry Wang on Pexels












