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中国人気スーパーの「巨大月餅」、海外ECでまさかの転売!公式価格の5倍超に

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中秋節を前に、中国で「神スーパー」と称される人気チェーン「ファット・ドンライ(胖东来)」の「巨大月餅」が海外ECサイトで発見され、大きな話題となっています。公式価格の実に5倍以上という高値で販売されていたこの月餅について、ファット・ドンライ側は「非公式の転売」であると明言。海外での販売戦略がないこと、そして賞味期限という越境ECの大きな課題が浮き彫りになりました。今回の騒動は、中国ブランドの海外人気と、それに伴う流通の歪みを如実に示しています。

中国人気スーパー「ファット・ドンライ」の月餅が高騰

中秋節(旧暦8月15日)を目前に控え、中国で絶大な人気を誇るスーパーマーケットチェーン「ファット・ドンライ(胖东来)」の「巨大月餅」が、オーストラリアのオンラインECプラットフォーム「Umall」に登場し、ネットユーザーの間で大きな注目を集めました。

Umallの商品ページによると、490グラムのタロイモとポテト餡の「巨大月餅」は、35.69オーストラリアドル(日本円で約3,400円、人民元換算で約168元)という価格で販売されていました。商品ページには「ファット・ドンライ直供」「爆売れ巨大月餅」といったキャッチコピーが付けられており、あたかも公式な海外販売であるかのように見えました。

ファット・ドンライは、その顧客第一主義の経営哲学と高品質な商品で知られ、中国国内では「神スーパー」と称されるほど熱狂的な支持を集めています。そのため、海外ECサイトでの販売は多くの人にとって驚きをもって受け止められました。

公式は「非公式の転売」、賞味期限も課題に

価格は5倍以上、品質管理も懸念

しかし、この海外販売の真相はすぐに明らかになりました。9月24日、ファット・ドンライの許昌(Xuchang)店舗に問い合わせたところ、関係者は「今回の海外販売は公式なものではない」と断言しました。担当者によると、ファット・ドンライは現在、海外で「巨大月餅」を販売しておらず、海外のスーパーマーケットとの提携も一切行っていないとのことです。今回の商品は、おそらく購入代行業者などが中国国内で購入し、海外に持ち出して転売している可能性が高いと説明されました。

さらに、担当者は「巨大月餅」の公式販売価格が1個あたり29.8元(約600円)であることを明かし、海外ECサイトでの価格がいかに高額であるかを強調しました。公式価格と比較すると、海外ECでの販売価格は5倍以上の価格差があることになります。

また、海外販売には物流と品質維持の大きな課題が伴います。特に月餅のような生菓子は賞味期限が短く、ファット・ドンライの「巨大月餅」の賞味期限はわずか1週間とされています。長距離輸送や通関手続きを考えると、この短い賞味期限で海外消費者の手元に安全に届けることは非常に困難です。

まとめ

今回のファット・ドンライの「巨大月餅」転売騒動は、中国ブランドが持つ海外での潜在的な人気と、それに対応しきれていない正規流通チャネルの現状を浮き彫りにしました。消費者のニーズが先行し、非公式なルートが高値で流通を担うという状況は、ブランドイメージの毀損や品質管理の問題を引き起こす可能性があります。

日本においても、中国発のユニークな商品やブランドへの関心は高まっています。今回の事例は、越境ECにおける正規品流通の重要性、そして模倣品や転売への対策が、今後ますます重要になることを示唆しています。人気の高まりは喜ばしいことですが、ブランド側にはさらなる戦略的な市場展開が求められるでしょう。

元記事: gamersky

Photo by Nataliya Vaitkevich on Pexels

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