中国で絶大な人気を誇るコメディ俳優、沈騰(シェン・トン)主演の最新作『飛馳人生3』(邦題未定)が、中国最大の映画レビューサイト「豆瓣(Douban)」で早くも評価が公開され、約6万人のユーザーから7.6点という高評価を獲得しました。韓寒(ハン・ハン)監督・脚本による本作は、前作に続くカーレースをテーマにした情熱的なストーリーで、尹正(イン・ジョン)、黄景瑜(ホアン・ジンユー)といった実力派キャストも集結。単なるコメディに留まらない、熱いレース描写と人間ドラマが注目されています。一方で、一部ではストーリーの展開やコメディ要素に関する意見もあり、その賛否両論を詳しくご紹介します。日本の中国映画ファンにとっても見逃せない一本となりそうです。
『飛馳人生3』豆瓣で7.6点!中国で注目のレーシングコメディ最新作
『飛馳人生3』は、中国の国民的コメディ俳優・沈騰を主演に迎え、著名な作家でありプロのラリードライバーでもある韓寒が監督・脚本を務める、待望の新年向け大作コメディです。中国の映画・ドラマ情報サイト「豆瓣」での公開後、約6万人ものユーザーが採点に参加し、平均スコアは7.6点と好調な滑り出しを見せています。内訳を見ると、5つ星評価が26%、4つ星評価が40%を占めており、多くの観客が作品に満足していることがうかがえます。
シリーズ最新作!「野生のレーサー」が国際舞台へ
本作は前作の物語を受け継ぎ、主人公である元プロレーサーの張弛(チャン・チー、沈騰)が、バインブルックでの最終戦を終えた後、新たな挑戦の場に招かれるところから始まります。彼は車チームのヘッドコーチとして、新たなレース「泥尘100ラリー」に参戦することに。「野生のレーサー」が国際舞台へと駒を進めるという壮大な展開が待っています。新たなコースには、孫宇強(スン・ユーチャン、尹正)や記星(ジー・シン、張本煜)といった前作からの盟友たち、そして林臻東(リン・ジェンドン、黄景瑜)をはじめとする実力派レーサーたちが集結し、最高のスピードと信念を持つチームが結成されます。
しかし、張弛は真の挑戦がレースそのものではなく、レース場の外に潜む暗流、つまり見えない陰謀や駆け引きにあることに気づきます。彼らの「飛馳(ひし)」(=疾走)の道のりは、予測不能な変数に満ちているのです。
観客からの賛否両論!「純粋なレーシング映画」か「展開の遅さ」か
本作のレビュー欄では、さまざまな意見が寄せられています。特に目立つのは、本作を「純粋なレーシング映画」として高く評価する声です。レーシングシーンは量も質も高く、余計な男女の恋愛描写がほとんどなく、洗練された文芸性と風刺的なユーモアが巧みに織り込まれている点が好評です。
一方で、批判的な意見も存在します。物語のプロットに論理的な弱さが見られ、逆転のサクセスストーリーという定石がやや古臭く感じられるという声もあります。さらに、映画の前半の展開が比較的遅いため、後半の緊迫したレース描写との間に強い乖離があるとの指摘も。中には「前半のテンポのせいで、もう少しで寝そうになった」という観客もいたほどです。純粋なコメディ映画を期待して鑑賞すると肩透かしを食らう可能性があり、笑いのポイントは少なく、むしろ「くだらないコメディ」というよりは、情熱的なモチベーション映画に近い作風だと評されています。
まとめ
『飛馳人生3』は、沈騰のコメディセンスと韓寒監督のレーシングへの情熱が融合した、中国エンターテイメント界で注目される一本です。豆瓣での高評価は、多くの観客がその熱量と純粋なレース描写に魅力を感じていることを示しています。しかし、その作風は一般的なコメディの枠に収まらず、観客の期待によって評価が分かれる可能性も秘めています。中国の映画市場を牽引する大作として、今後の興行成績や海外での展開にも注目が集まります。日本での公開や配信が実現した際には、ぜひその独特の世界観を体験してみてはいかがでしょうか。
元記事: gamersky
Photo by Ozicab Racing on Pexels












