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清華大学発AIロボ「知有無界」がシード調達!船舶産業のDXを加速

AI robot, shipyard automation - 清華大学発AIロボ「知有無界」がシード調達!船舶産業のDXを加速

中国・清華大学発のスタートアップ「知有無界(Zhiyou Wujie)」が、シードラウンドの資金調達を完了しました。卓源亚洲(Zhuoyuan Asia)がリードインベスターとなり、力合科创(Lihe Kechuang)がこれに続きました。同社は、汎用大規模モデル(LLM)を基盤とした特殊AIロボットを開発し、船舶の塗装や洗浄、コンテナ内部の空間計画など、これまで人力に頼っていた重労働を代替する革新的なソリューションを提供します。この資金調達により、知有無界は船舶分野での商業化を加速させ、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進していく方針です。

AIロボットで船舶産業の変革へ

「知有無界」は、清華大学王学謙(Wang Xueqian)教授のインテリジェントロボット実験室から生まれたスタートアップです。彼らの主力は、汎用大規模モデル(LLM)を基盤として、船舶の塗装、洗浄、そして集積コンテナ内部の空間計画といった特定の作業に特化したAIロボットの開発です。これは、船舶建造や物流といった重労働が多く、人手不足や高コストといった課題を抱える産業において、まさに待望のソリューションと言えるでしょう。

最先端技術が生み出す「産業用ロボットの頭脳」

知有無界が目指すのは、ハードウェア定義型の産業用ロボット向けインテリジェントアーキテクチャソリューションです。彼らは、クラウドベースの多モーダル大規模モデルに加え、MOE(Mixture of Experts)による複数専門家向け産業シナリオモデル、さらにスモールブレインタスク層での強化学習や模倣学習モデルを組み合わせることで、ロボットハードウェア製品においてワンストップで製品能力を提供します。最終的には「複数専門家が連携する汎用型の産業用ロボット頭脳」の実現を目指しており、これにより、複雑な作業を自律的に判断し、実行できるロボットの開発が可能になります。

若き創業者と投資家の高い期待

知有無界の創業者兼CEOである郭冠求(Guo Guanqiu)博士は、1998年生まれの若き起業家です。清華大学深圳国際大学院ロボット専攻で、王学謙教授の指導のもと研究に従事し、ロボット制御やアルゴリズムを専門としてきました。複数の産学連携プロジェクトを主導し、トップジャーナルへの論文発表や発明特許を10件以上保有するなど、豊富なエンジニアリング経験とチームマネジメント能力を兼ね備えています。

リードインベスターである卓源亚洲の創始パートナー兼取締役 林海卓(Lin Haizhuo)博士は、船舶産業をロボット技術が非常に有効に活用できる分野と高く評価しています。知有無界のチームが生産現場の課題に直接向き合い、既に深国際集団(Shenzhen International Holdings)、中遠海運(COSCO Shipping)、嘉盛新材料(Jiasheng New Materials)といった多岐にわたる大手顧客から受注を獲得している点を挙げ、彼らの製品定義能力と事業展開能力を高く評価しました。また、汎用モデルと自動化・シナリオ汎化技術能力への大きな期待も表明しています。

まとめ:日本の産業への示唆

中国の清華大学から生まれたAIロボットスタートアップ「知有無界」の資金調達は、AIとロボティクスが融合し、重工業分野のDXを加速させる可能性を示しています。特に、船舶産業のような労働集約的で専門性の高い分野におけるAIロボットの導入は、生産性の向上、人件費の削減、作業員の安全確保に大きく貢献するでしょう。

日本でも同様に、造船業や物流、建設といった分野で人手不足が深刻化しており、このようなAIロボット技術の導入は喫緊の課題となっています。知有無界の成功事例は、中国が先端技術をいかにして産業課題解決に応用しているかを示すものであり、日本の産業界にとっても、AIとロボティクスを活用した未来の生産現場を考える上で、重要な示唆を与えるものとなるでしょう。

元記事: pedaily

Photo by Tara Winstead on Pexels

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