中国のテクノロジー大手Xiaomiが、同社初のEV(電気自動車)であるSU7 UltraおよびYU7に搭載されている車載ETC機能の無料アクティベーションを開始すると発表しました。これまで50元(日本円で約1,000円強)が必要だったこの便利な機能が、今後は無料で利用できるようになります。さらに、すでに料金を支払ってアクティベート済みの既存ユーザーに対しても、50元相当のポイント還元という形で補償が行われることも明らかになりました。この発表は、ユーザーファーストな姿勢を示すとともに、スマートEV市場における激しい競争を反映していると言えるでしょう。
Xiaomi EVの車載ETCが無料化へ!
XiaomiのCEO、雷軍(レイ・ジュン)氏が、今年市場に投入されたXiaomi SU7 UltraとYU7に内蔵されている車載ETC機能について、無料でのアクティベーションを開始すると正式に発表しました。ユーザーはXiaomi Car App内のコミュニティで提供される操作ガイドに従うことで、手軽にこの機能を無料で有効化できます。
対象車種と無料アクティベーションの詳細
対象となるのは、Xiaomiが満を持して送り出したEVモデル「SU7 Ultra」と「YU7」です。これらの車両には、あらかじめETC(Electronic Toll Collection System、有料道路自動料金収受システム)が内蔵されており、従来は50元を支払ってアクティベートする必要がありました。しかし今回の発表により、新規ユーザーは追加費用なしで、この便利な機能を利用開始できます。
既存の有料ユーザーにはポイントで補償
すでに2025年11月1日以前に50元を支払ってETC機能をアクティベートしていたユーザーに対しては、Xiaomiから500ポイント(50元相当)が2025年12月より順次付与される予定です。これは、無料化への変更に伴うユーザーへの公平性を保つための措置であり、Xiaomiの顧客を大切にする姿勢が伺えます。
従来のETCと比較してXiaomiの優位性
Xiaomiの車載ETCは、従来のETCサービスと比較して、いくつかの顕著なメリットを提供します。通常のETCカードや車載器の導入には、以下のような手間や費用が発生することが一般的です。
- 複数の書類提出が必要
- ETC車載器の購入費用や設置工事費用
- 場合によっては年会費が発生
- 貼付型車載器の場合、バッテリー切れや故障時の交換が煩雑
これに対し、XiaomiのEVに内蔵されているETC機能は、これらの煩わしい手続きや追加費用を基本的に解消します。車両に最初から組み込まれているため、後付けの機器も不要で、スマートでシームレスな体験をドライバーに提供します。これは、スマートカーが目指す「便利で統合されたモビリティ体験」の象徴とも言えるでしょう。
まとめ
Xiaomiによる車載ETC機能の無料化と、既存ユーザーへのポイント還元は、同社がEV市場で顧客体験をいかに重視しているかを示す強力なメッセージです。中国のEV市場は世界でも最も競争が激しいと言われており、各メーカーは価格競争だけでなく、ソフトウェア機能やサービスによる付加価値競争へとシフトしています。今回のXiaomiの決定は、このような市場トレンドの中で、ユーザーの利便性を高め、ブランドロイヤルティを築こうとする戦略の一環と見ることができます。
日本市場に直接的な影響はまだ少ないかもしれませんが、スマートカーにおける先進的な車載機能の提供や、顧客への還元策は、将来的に世界の自動車産業全体に影響を与える可能性があります。Xiaomiのような新興EVメーカーの動きは、既存の自動車メーカーにとっても、今後のサービス展開を考える上で重要な示唆を与えてくれることでしょう。
元記事: gamersky
Photo by Mustafa ezz on Pexels












