中国の人気ブログ『触乐怪话』から、今回は「Excel」の驚くべき可能性を探る記事をお届けします。表計算ソフトとして世界中で使われるMicrosoft Excelが、実はゲームエンジンとして機能し、RPGからFPSまで多様なゲームが生み出されているのをご存知でしょうか? 筆者が友人のExcelの難題を解決する中で見つけた、仕事の合間の息抜きにぴったりなExcelゲーム、そして高度なExcelスキルを競い合う世界選手権の熱狂まで、その知られざる世界をご紹介します。
Excel、それは万能ツールにしてゲームエンジン!?
先週土曜日の深夜、筆者の元に高校の同級生から連絡がありました。彼女は銀行のベテラン業務員で、数千もの行数と無数の結合セルを含む従業員評価表の作成に頭を悩ませていました。筆者は数年前、とあるモバイルゲームプロジェクトで働いていた際、効率を追求する中でExcelのスキルを独学で習得しました。当時、プロジェクトの先輩がExcelを評して言った言葉があります。「子どもを産めない以外、Excelは何でもできる」と。
確かに、関数やマクロといったExcelの強力な機能を活用することで、筆者は数々の業務時間を大幅に短縮してきました。しかし、真に面白いのは、仕事の合間に息抜きをしていた時のことです。
ExcelでRPGからFPSまで!?驚きのゲームたち
ある休憩時間、筆者が天井を眺めていたところ、隣の席の同僚から「C大異聞録」というRPGのリンクが送られてきました。それは拡張子「.xlsm」のExcelファイルで、開いてみると、会話、戦闘、装備変更といった一連の操作が可能で、正真正銘のゲームでした。
厳密なゲーム評価としては特筆すべき点はないかもしれませんが、この作品は筆者の仕事効率を著しく低下させました。なぜなら、このゲームは筆者の仕事で使うExcelと同じソフトウェア上で動いているため、上司が通り過ぎても、まるで筆者が真剣に表計算をしているようにしか見えないからです。
筆者はこのゲームを保存して以来、友人との会話でExcelの習熟度を尋ね、仕事中の息抜きにExcelゲームを勧めるようになりました。彼らは口を揃えて「えっ、これがExcelなの!?」と驚嘆します。
その後、Bilibili(中国の主要な動画共有サイト)で「Excel ゲーム」と検索してみると、驚くほど多種多様なExcel製ゲームが公開されていることが分かりました。その中でも、筆者が最も長く視聴したのは、一人称視点シューティングゲーム(FPS)の「靶场.xlsx」の実況動画です。
多くのExcelゲームがセルを2Dのシーンやボード、UIとして利用する中で、「靶场.xlsx」はFPSの要素を巧みに解釈しています。FPSの「照準を合わせて射撃」という操作を、Excelでは「目標のテキストが書かれたセルをクリックして選択する」ことに置き換えているのです。そして、Windowsの警告音を銃声として使うアイデアには、そのミスマッチな面白さに思わず笑ってしまいました。
ビジネスとゲームが融合!Microsoft Excel世界選手権
「Excelはゲームエディタになり得る」という実証がある一方で、Excel自体もまた一つのゲームではないでしょうか? 友人が筆者に勧めてくれた動画には、「Microsoft Excel世界選手権」が紹介されていました。
この大会では、選手たちが高度な論理的思考と熟練したExcelスキルを駆使し、複雑で面白いシナリオ問題に取り組みます。5分ごとの最下位脱落制という過酷なルールの中、選手たちは集中して表計算をこなしながら、脳のフル回転とプレッシャーへの耐性を求められます。
動画によると、2024年の決勝ラウンドは人気オンラインゲーム『魔獣世界(World of Warcraft)』をテーマにしていました。選手たちはExcel環境下で部族の小隊を管理し、ゲームにインスパイアされた一連のタスクをこなし、最終的には「モルテン・コア」というチームレイドの攻略データモデリングに挑むというものです。激しい競争の末、金融モデリング企業OperisのモデリングディレクターであるMichael Jarman氏が見事優勝し、5000ドルの賞金を獲得しました。
友人は「このチャンピオンシップを取れば、履歴書に相当なプラスになるぞ」と言いましたが、動画を見終えた筆者は、自身の履歴書に書かれた「Excelを熟練して使用」という記述を、そっと「Excelの基本的な操作の多くを完了できる」と修正したのでした。
まとめ
Excelは単なるビジネスツールに留まらず、私たちの想像力を刺激するクリエイティブなプラットフォームであり、高度なスキルを競い合う「競技」としての側面も持ち合わせていることが分かりました。仕事の合間の息抜きに「Excelゲーム」を楽しむもよし、あるいは自身のExcelスキルを極めて「世界選手権」に挑戦するもよし。
今回の記事を通じて、日本の読者の皆さんも、日頃使い慣れているExcelの新たな可能性を発見し、その奥深い世界に触れるきっかけとなれば幸いです。もしかしたら、あなたのオフィスでも新たな「Excelゲーム」が生まれるかもしれませんね!
元記事: chuapp
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels












