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アマゾンでRTX 5090半額詐欺!届いたのはウエストポーチ?

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2026年、世界的なメモリ不足が深刻化する中、NVIDIAのフラッグシップGPU「RTX 5090」の価格は異常な高騰を見せています。メーカー希望小売価格(MSRP)は1999ドルですが、市場価格は2500ドルから4000ドルにまで跳ね上がり、「一枚のカードが手に入らない」という状況が続いています。そんな混乱のさなか、Amazonで急騰するRTX 5090を狙った驚くべき詐欺事件が発生しました。なんと、半額以下の999ドルという破格で出品された商品に42人もの購入者が殺到。しかし、彼らの元に届いたのは高性能グラフィックボードではなく、たった10ドル程度の安価なウエストポーチだったのです。巧妙な手口とAmazonの配送サービス「FBA」が引き起こす返金トラブルについて、詳しく見ていきましょう。

NVIDIA RTX 5090、異常な高騰と品薄の市場

2026年に入り、世界的なメモリ不足がNVIDIAのハイエンドグラフィックボード市場に大きな影響を与えています。特に、ゲーマーやクリエイター垂涎の的である最新フラッグシップGPU「RTX 5090」は、その性能ゆえに需要が供給をはるかに上回り、価格は天井知らずで高騰しています。

本来、メーカー希望小売価格(MSRP)は1999ドル(約30万円*)とされていますが、現在の市場価格は2500ドル(約37.5万円*)を突破し、中には4000ドル(約60万円*)に迫る販売価格も確認されています。このような「一枚のカードが手に入らない」異常な品薄状態は、多くの熱心なユーザーを苛立たせ、高額でも手に入れたいと願う彼らの心理を巧みに利用する詐欺の温床となっています。*1ドル150円換算

Amazonを舞台にした巧妙な詐欺の手口

「どんな高値でも買う」というプレイヤーの心理が渦巻く中、Amazonのマーケットプレイスに「Fitter’s Niche Direct」と名乗る第三者販売業者から、「Gigabyte Aorus GeForce RTX 5090 Master」グラフィックボードが突如として出品されました。その価格はなんと999ドル。MSRPの半分という、あまりにも魅力的なオファーに、高値に追い詰められていた42人ものユーザーが飛びつきました。

しかし、購入者たちが心躍らせながら宅配便の箱を開封したとき、彼らの目に飛び込んできたのは、期待していた32GBメモリ搭載の高性能グラフィックボードではなく、わずか10ドル程度の普通のスポーツ用ウエストポーチだったのです。まさに「羊頭狗肉(ようとうくにく)」、見せかけと中身が全く異なる悪質な手口でした。

中国業者の高評価が裏目に?FBA配送が招く返金トラブル

この事件で特に悪質だったのは、販売業者「Fitter’s Niche Direct」の信頼性が高く見えたことです。業者の登録地は中国と表示されており、約1800件ものレビューと99%という高評価を誇っていました。しかし、詳細を調べてみると、これらの高評価のほとんどは、安価なウエストポーチやフィットネスバンドといった別の商品によって積み上げられたものだったのです。長年にわたる信用を築き、最後の最後で高額商品を餌にした大規模詐欺を仕掛けたのか、それとも乗っ取られたアカウントが悪用されたのか、その真相は定かではありません。

さらに被害者を悩ませたのが、商品の配送にAmazonの公式フルフィルメントサービス「FBA(Fulfillment By Amazon)」が利用されていた点です。FBAはAmazonが商品の保管、梱包、発送、カスタマーサービスを代行するサービスで、これにより消費者は迅速かつ信頼性の高い配送を期待できます。しかし、今回のケースではこのFBAシステムが裏目に出ました。Amazonのシステムは、FBA配送された商品に対する「虚偽の発送」に関する否定的なフィードバックを自動的にフィルタリングしてしまう傾向があるのです。さらに、被害者が返金を試みても、「返品された商品(ウエストポーチ)が購入された商品(グラフィックボード)と一致しない」として、返金処理が拒否されたり、大幅に遅延したりするケースが発生し、被害者は途方に暮れています。

まとめ:消費者はどう身を守るべきか?

今回のRTX 5090詐欺事件は、品薄で価格が高騰する市場において、消費者がいかに注意深くあるべきかを改めて浮き彫りにしました。

現在のハードウェア市場は、高額商品に対する欲求と供給不足が交錯し、詐欺師にとって格好のターゲットとなりがちです。消費者は、市場価格からかけ離れた破格のオファーには「火眼金睛(かえんきんせい、物事の真贋を見抜く目)」を持って臨む必要があります。一方で、Amazonのような大手プラットフォームは、このような巧妙な手口による詐欺に対し、出品者の審査体制やFBAシステムの運用を再考し、消費者を保護する全額補償責任を負うべきではないでしょうか。

日本でも同様の詐欺に巻き込まれないよう、オンラインショッピングでは販売業者の評価だけでなく、高額商品の取引履歴商品レビューの内容を詳細に確認し、不自然に安価な商品には特に注意を払うことが肝要です。

元記事: gamersky

Photo by Liza Summer on Pexels

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