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待望の『シルクソング』、実は「今すぐプレイ非推奨」の評価?

Silksong Hornet character - 待望の『シルクソング』、実は「今すぐプレイ非推奨」の評価?

中国の大手ゲームメディア「触楽(Chuapp)」のベテランレビュアーDLS_MWZZ氏が、長らく待望されてきた人気アクションゲームの続編『ホロウナイト:シルクソング』(以下、『シルクソング』)について、衝撃的なレビューを公開しました。発売直後ながらも、「少なくとも現時点ではプレイを推奨しない」という非常に辛口な評価です。約20時間をプレイし、エンディング1のボスを撃破した同氏が、なぜこのような結論に至ったのか、その詳細を理性的に解説しています。

待望の新作に早くも辛口評価が相次ぐ?

DLS_MWZZ氏は、8年前に初代『ホロウナイト』の深堀りレビューを担当したベテランゲーマーです。幼少期から『悪魔城ドラキュラ』シリーズ(FC版)を始め、『メタルスラッグX』、『ソニックスマッシュブラザーズ2』など数々のアクションゲームをプレイし、『ホロウナイト』を常に傑作の模範として挙げてきたほどの、筋金入りのアクションゲームファン。しかし、そんな彼をもってしても、『シルクソング』は手放しで賞賛できるものではなかったようです。氏が執筆を始めた時点で、Steamの全体評価も「圧倒的に好評」から「非常に好評」へと変化し始めていると指摘されています。

「プレイヤーへの敬意欠如」が問題の核心か

DLS_MWZZ氏が『シルクソング』の最も主要な問題として挙げるのが、制作サイドによる「プレイヤーへの敬意欠如」、特にゲーム時間の無駄遣いを強いるデザインです。制作チーム「Team Cherry」が意図的ではないとしながらも、前作『ホロウナイト』が1500万本というインディーゲームの金字塔を打ち立て、財政的な自由を得た結果、商業的な媚びを売らずに「自分たちの夢」を追求したことが、このデザインに繋がっているのではないかと推測しています。

理不尽な金銭システムと時間浪費

その顕著な例が、ゲーム内の金銭システムです。『シルクソング』では、敵が落とす「念珠」(お金)と「破片」(サブウェポン補充用)の2種類の資源があります。前作ではほぼ全ての敵がお金を落としましたが、『シルクソング』では念珠を落とす敵が半分以下であり、その上ドロップ数も極めて少ないとされます。例えば、序盤の敵を3~4回攻撃して倒しても、わずか5念珠程度しか得られず、しかもそうした敵は特定のエリアに少量しか存在せず、さらにセーブポイントから遠い場所にあるため、効率的な周回が困難です。

さらに厄介なのは、念珠が地形に落ちるとすぐに消失しやすく、自動取得能力をつけても回収できないケースが多いこと。対して、お金を使う場所は非常に多く、その価格も高騰しています。セーブポイントの半分以上は60~80念珠を支払ってアンロックする必要があり、序盤の探索で手に入るお金では到底足りません。死亡時にはお金を失う『ソウルライク』系のシステムも健在で、理不尽な戦闘難易度と相まって、プレイヤーは頻繁に全財産を失うことになります。

DLS_MWZZ氏は、こうした設計が意図的にプレイヤーの金銭を制限し、不必要な時間稼ぎをしていると見ています。開発者にとっては簡単な数値入力であっても、数多くのプレイヤーの貴重な時間を浪費させていると強く批判。最終的には、「どんな戦闘スキルを持つプレイヤーでも、せめて金銭面だけでもチートの使用を推奨したい」という異例の提案まで行っています。現在の価格設定では、初期のアイテム価格は桁を一つ減らしてようやく妥当なレベルだ、と。

「逆行的な」ゲームデザイン

DLS_MWZZ氏は、この「プレイヤーへの敬意欠如」が、多くの点で「逆行的な(逆向迭代)」デザインとして現れていると指摘します。前作『ホロウナイト』の多くの利点が意図的に取り除かれ、代わりに導入された変更はあまりにも直感的で単純すぎると感じているようです。まるで同一の制作陣が作ったゲームとは思えないほどだ、とまで述べています。

例えば、賛否両論ある「ジャンプアクション(跳跳乐)」のセクションについても、前作では収集要素として受け入れられる理由があったものの、『シルクソング』ではその設計思想が大きく変わっている可能性があると示唆しています。続きは記事本文では語られていませんが、この指摘はゲーム全体の多くの要素に共通しているとのことです。

まとめ:期待の新作が抱える、見過ごせない課題

中国のベテランレビュアーDLS_MWZZ氏による『ホロウナイト:シルクソング』のレビューは、期待に胸を膨らませていた多くのファンにとって、衝撃的な内容だったことでしょう。特に、プレイヤーの時間を無駄にする金銭システムや、前作から「逆行した」と感じさせるデザインは、ゲーム体験を著しく損なう可能性を秘めています。

発売直後のこの辛口評価は、Team Cherryが『シルクソング』に込めた「夢」とプレイヤーの期待との間に、大きな乖離があることを示唆しています。今後のアップデートや、より多くのプレイヤーからのフィードバックによって、これらの問題点がどのように改善されていくのか、世界中のファンが注視していくことになりそうです。現時点での購入を検討されている方は、一度、本作が提起する「プレイヤー体験の価値」について考えてみるのも良いかもしれません。

元記事: chuapp

Photo by TBD Tuyên on Pexels

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