先日開催されたゲーム業界の祭典「The Game Awards (TGA)」で、人気アドベンチャーゲーム『トゥームレイダー』シリーズのリマスター版が発表され、多くのファンを沸かせました。しかし、同時に公開された主人公ララ・クロフトの新たなビジュアルが、ゲームメディアIGNの記者から思わぬ批判を受け、ゲーマーコミュニティに激しい議論の波紋を広げています。果たして、新しいララは、長年のファンが求める「ララ・クロフト像」に合致しているのでしょうか?
「つけまつげはサバイバーか?」IGN記者が新ララに疑問を呈す
今回、議論の的となっているのは、リマスター版『トゥームレイダー:アトランティスの秘宝 リマスター』で描かれるララ・クロフトのキャラクターデザインです。IGNの記者のひとりであるStella Chang氏は、自身のSNS上で新しいララ・クロフトのビジュアルに対し、次のように辛辣な評価を投稿しました。
「ララ・クロフトの新しい造形は、本当に受け入れがたいですね。彼女はつけまつげまで付けています。これは、危険な状況に身を置くサバイバーのイメージなのでしょうか?」
この発言は瞬く間に多くの「いいね」を獲得し、賛否両論を巻き起こすことになりました。SNS上では、Stella Chang氏を支持する意見と、彼女の意見に反論する意見が飛び交い、白熱した議論が展開されています。
クラシック vs サバイバー:ララ・クロフトの理想像を巡る議論
今回のデザインに対する議論の根底には、長年にわたるシリーズの歴史の中で育まれてきた「ララ・クロフト」というキャラクターの理想像が大きく関係しています。IGN記者の意見に反対する人々からは、次のような論拠が提示されました。
「1996年のクラシックなララは、そもそも誇張された曲線美、モデルのような外見と自信を持つアイコンでした。彼女は『サバイバー』三部作(2013年~2018年)で描かれたような“リアルなサバイバー”ではありません。」
この意見は、初期の『トゥームレイダー』におけるララが、現実離れしたプロポーションと洗練されたスタイルを持つ、ある種の「ファンタジー」的な存在であったことを強調しています。一方で、2013年から始まった「サバイバー」三部作では、より人間的で生々しいサバイバルを描き、ララも過酷な環境を生き抜く等身大の女性として描かれました。今回のリマスター版はクラシックなシリーズを現代に蘇らせるものですが、そのデザインがどの時代の「ララ像」に寄せるべきなのか、あるいは全く新しい解釈を提示すべきなのか、ファンの間で意見が分かれているのです。
日本のゲーマーはどちらを選ぶ?
日本でも『トゥームレイダー』シリーズは長年にわたり愛されてきたタイトルです。キャラクターデザインに対する感性は国や文化によって異なりますが、今回のララ・クロフトの新しいビジュアルは、日本のゲーマーにとっても大きな話題となるでしょう。リアリティを追求する「サバイバー」路線のララを好むか、それとも往年の「冒険家」としての風格を保つクラシックなララに魅力を感じるか、皆さんの意見はいかがでしょうか?
まとめ
今回のIGN記者の発言とそれに続く議論は、単なるキャラクターデザインの是非に留まらず、シリーズのルーツと進化、そしてファンの期待がどのように交錯しているかを示す興味深い事例と言えるでしょう。開発元であるCrystal Dynamicsが、この活発な意見交換をどのように受け止め、今後のシリーズ展開に活かしていくのか。ララ・クロフトの未来の姿に、世界中のゲーマーが注目しています。
元記事: gamersky
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