ドイツの著名な冷却ソリューションプロバイダーARCTICが、Ampere Computing社のAmpereOneシリーズサーバープロセッサー専用に設計された新型空冷CPUクーラー「Freezer 4U-OneX」を正式発表しました。この新製品は、AmpereOneプロセッサー特有の凹型ヒートスプレッダに最適化された革新的な設計が特徴です。8本のヒートパイプとプッシュプル構成のデュアルファンにより、最大256コアのAmpereOneが発する膨大な熱を効率的に処理。データセンターの高密度化が進む中、騒音と性能を両立させたこのソリューションは、次世代サーバーの冷却ニーズに応える強力な選択肢となるでしょう。
ARCTIC、AmpereOne向け高性能空冷クーラー「Freezer 4U-OneX」を発表!
サーバー冷却分野で高い評価を得ているARCTICは、AmpereOneシリーズのプロセッサー向けに特別に設計された「Freezer 4U-OneX」を発表しました。この製品は、同ブランドが培ってきたサーバー向け冷却技術の優位性を継承し、最新のデータセンター環境での運用を想定して開発されました。
AmpereOneプロセッサーに最適化された革新的な設計
Freezer 4U-OneXは、厚型のシングルタワー構造とプッシュプル構成のデュアルファンというARCTICのクラシックな設計を採用しています。直径6mmのヒートパイプを8本搭載することで、非常に高い熱伝導効率を実現。さらに、高さ53mmまでのメモリモジュールとの干渉を避け、完璧な互換性を確保しています。
最大の特筆すべき点は、AmpereOneプロセッサー特有の「凹型ヒートスプレッダ」への最適化です。ARCTICの研究開発チームは、このプロセッサーの特性に合わせてクーラーベースの接触面の曲率とコアレイアウトを調整し、熱伝導経路を最短化することに成功しました。これにより、CPUコアからの熱をより迅速かつ効率的にヒートシンクへ伝達します。
製品パッケージには、高性能なMX-7サーマルペーストと、CPUのヒートスプレッダと完全に接触させるためのサーマルパッドが特別に同梱されています。これらの複合冷却ソリューションにより、256コアプロセッサーが生成する膨大な熱量にも効果的に対応し、データセンターにおける高密度計算の冷却要件を確実に満たします。
データセンターを支える冷却性能と静音性の両立
Freezer 4U-OneXは、標準的な4Uラックマウントの高さを維持しつつ、エアフロー設計を最適化することで、優れた冷却性能と静音性のバランスを実現しています。プッシュプル構成のファンと精密に調整されたファンブレードの角度は、ヒートシンク全体をカバーするのに十分な静圧を提供しつつ、データセンターで許容される範囲内に動作音を抑制します。この製品はすでにAmpere社から正式な認証を受けており、本日よりグローバル市場への供給が開始されます。
まとめ
AmpereOneプロセッサーは、ARMアーキテクチャをベースにした高い省電力性と多コア性能で、データセンター市場において注目を集めています。ARCTICの「Freezer 4U-OneX」は、この次世代プロセッサーの性能を最大限に引き出し、安定稼働を支えるための重要なコンポーネントとなるでしょう。日本でもクラウドサービス需要の拡大に伴いデータセンターの建設・拡張が活発化しており、このような先進的な冷却ソリューションの登場は、国内のサーバーインフラの進化を加速させる可能性を秘めています。データセンター事業者やクラウドプロバイダーにとって、省エネと高性能を両立させる本製品は、今後の設備投資において魅力的な選択肢となるに違いありません。
元記事: pcd
Photo by panumas nikhomkhai on Pexels












