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2025年Q3インドスマホ市場が過去最高を記録!AppleとMotorolaの躍進

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世界的な市場調査会社IDCの最新レポートによると、インドのスマートフォン市場は2025年第3四半期に驚異的な成長を遂げました。出荷台数は前年同期比4.3%増の4,800万台に達し、過去5年間の祝祭シーズンで過去最高を記録。この活況は、ホリデーシーズンの大規模なプロモーション、積極的な価格戦略、柔軟な支払いオプション、そしてオンラインとオフラインを融合した多様なマーケティング活動が消費者の購買意欲を強く刺激した結果です。特に注目すべきは、AppleとMotorolaが前年比で大幅な成長を遂げ、市場に新たな風を吹き込んだ点です。

インドスマホ市場、過去5年で最高の祝祭シーズンを記録!

2025年第3四半期のインドスマートフォン市場は、出荷台数4,800万台を達成し、過去5年間で最も活気のある祝祭シーズンとなりました。この記録的な成長は、主に以下の要因によって牽引されています。

  • 祝祭シーズンプロモーション: ディワリなどの主要な祝祭に合わせた大規模な割引やバンドル販売。
  • 魅力的な価格戦略: 消費者の購買意欲を刺激する競争力のある価格設定。
  • 柔軟な支払いオプション: 分割払いなどの金融サービスが普及し、購入のハードルを低下。
  • O2Oマーケティングの多様化: オンラインとオフラインチャネルを連携させた効果的なキャンペーン。

ブランド競争においては、vivoが7四半期連続で市場シェアトップの座を堅守しました。OPPOは、オフラインチャネルでのプロモーション強化とパートナーへのインセンティブプログラムを通じてSamsungを追い抜き、第2位に躍進しています。

AppleとMotorolaが市場を席巻!ブランド競争の激化

Apple、ついにインド市場トップ4入りとiPhone 16のヒット

今回のレポートで最も目を引くのは、Appleの目覚ましい躍進です。出荷台数を前年同期比25.6%増加させ、初めてインド市場のトップ4にランクインしました。単一四半期での出荷台数は500万台に達し、これはAppleにとって歴史的な新記録です。特に、iPhone 16がこの四半期のベストセラーモデルとなり、総出荷台数の5%を占めました。さらに、新発売のiPhone 17シリーズとiPhone Airが合わせて16%のシェアを占め、Appleは2021年以来最も強力な新製品発表シーズンを迎えました。

Motorolaが驚異の成長、伝統ブランドも健闘

成長率で言えば、Motorolaが他を圧倒し、出荷台数を前年同期比52.4%も増加させ、最も急成長したブランドとなりました。これは、同社の積極的な市場戦略と製品ラインナップの魅力がインド市場で高く評価された結果と言えるでしょう。また、Xiaomi、realme、vivoといった中国ブランドは、エントリーレベル市場で引き続き強い存在感を示しており、特に100ドル以下の価格帯ではこの3社で過半数を占めています。

価格帯別に見る市場トレンド:高価格帯が牽引

価格帯別のパフォーマンスを見ると、市場の需要が特定のセグメントに集中していることがわかります。

  • 高価格帯(600~800ドル): 前年同期比43.3%増と最も急速に成長し、AppleのiPhone 16、15、17シリーズがこのセグメントの70%以上を占めました。
  • 超高価格帯(800ドル以上): 前年同期比52.9%の大幅増を記録。Appleが66%のシェアでSamsung(31%)を再び追い越し、iPhone 16やGalaxy S24 Ultraが人気を博しました。
  • 中高価格帯(400~600ドル): 10.7%増。Samsung Galaxy S24がEコマースの割引を活用し、このセグメントの4分の1を占めています。
  • エントリーレベル(100ドル未満): 35.3%増。Xiaomi、realme、vivoが主要ブランドです。
  • 大衆向け低価格帯(100~200ドル): 8.8%減。vivo、OPPO、realmeが依然としてリードしていますが、市場シェアは40%に低下しました。
  • ミッドレンジエントリー(200~400ドル): 4.9%減。Motorola Edge 60 Fusionがこの価格帯のベストセラーとなりました。

全体として、消費者の関心がより高性能で高価格帯の製品にシフトしている傾向が見られます。

チャネル戦略とチップセット動向:オフラインが再び力強く

チャネル戦略にも変化が見られます。オフラインチャネルは前年同期比21.8%増と成長を続け、市場シェアを56.4%に拡大しました。これは、祝祭シーズンプロモーション、パートナーへのインセンティブ、そしてブランドの価格戦略が功を奏した結果です。一方で、オンラインチャネルのシェアは43.6%に低下し、出荷台数も12%減少しました。オンラインでのプロモーションが高価格帯製品に集中したため、エントリーからミドルレンジのアンドロイド端末の需要が圧迫された形です。

チップセットプラットフォームの分野では、Qualcommを搭載した端末の出荷台数が前年同期比17.9%増となり、市場シェアを29.2%に伸ばしました。これはXiaomi、POCO、NothingなどのブランドがQualcommチップを採用したモデルを積極的に投入したことによるものです。対照的に、MediaTekの市場シェアは53.1%から46.0%に下落し、出荷台数も9.7%減少しました。

まとめ:高価格帯集中と今後の課題

IDCのアジア太平洋地域デバイス調査担当シニアリサーチマネージャーであるウパサナ・ジョシ氏は、「祝祭シーズンのプロモーションと金融ソリューションが第3四半期の高い出荷台数を後押ししたものの、需要は依然として高価格帯市場に集中しており、大衆市場にプレッシャーがかかっている」と指摘しています。これにより、第4四半期の在庫水準は軒並み高くなる見込みです。

さらに、メモリなどの部品コスト上昇と為替変動を受けて、多くのブランドがディワリ(インドの主要な祝祭)後に販売価格を調整しました。この影響で、IDCは第4四半期の出荷台数が前年同期比で減少すると予測しており、通年の総出荷台数も1億5000万台を下回る可能性を示唆しています。

インド市場の今後の動向は、グローバルなスマートフォン市場、特にアジア市場全体のトレンドを占う上で非常に重要です。高価格帯への需要シフトとオフラインチャネルの復活は、日本のテック企業にとっても新たな戦略を考える上で示唆に富む情報となるでしょう。部品コストや為替の変動といった外部要因が市場に与える影響も引き続き注視していく必要があります。

元記事: pcd

Photo by Thirdman on Pexels

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