中国の著名なテクノロジー企業Meizu(魅族)に関して、先日、本社ビルの売却に関する噂がSNS上で大きな話題となりました。しかし、Meizuはこれを明確に否定し、同時にスマートフォンの新OS「Flyme AIOS 2」の内測開始や、車載システム「Flyme Auto」の販売が絶好調であるなど、積極的な事業展開をアピールしています。ネガティブな憶測を一蹴し、技術力で未来を切り開くMeizuの最新動向を詳しく見ていきましょう。
Meizu(魅族)本社ビル売却の噂を公式が否定
最近、広東省珠海市高新区に位置する高級オフィスパークが、約2.5億元(日本円で約50億円)という高額で売りに出されているという情報が流れました。このオフィスパークは「Meizu科学技術ビル」として百度地図に表示され、その外観がMeizu公式サイトで公開されている本社ビルと酷似していたため、多くのインターネットユーザーが「Meizuが本社を移転するのではないか」と推測し、公式コメント欄には問い合わせが殺到しました。
こうした憶測に対し、Meizu科技の公式は迅速に反応。「移転はしない」と明確に回答し、Meizu科学技術ビルの賃貸契約期間はまだ長く、「皆さんと共に歩み続ける」と強調しました。また、「追求は愛から生まれる」という同社のブランド理念を改めて表明し、外部の懸念を払拭しました。
攻勢をかけるMeizuの最新技術動向
本社ビル売却の噂が注目を集める一方で、Meizuはスマートフォンと車載システムの両分野で活発な動きを見せています。
AIを強化した新スマホOS「Flyme AIOS 2」内測開始
Meizuは、最新スマートフォン「Meizu 22」向けに、新OS「Flyme AIOS 2」の内部テスト参加者の募集を正式に開始しました。今年6月に発表された「Flyme AIOS 2」は、瞬時の滑らかさを追求する「瞬時スムーズエンジン」、美しい視覚効果を生み出す「流光視覚効果エンジン」、効率的な性能管理を行う「晶核性能効果エンジン」、そしてスマートな修復機能を備えた「智愈修復エンジン」という、まったく新しいOneMind四大エンジンを搭載しています。
この新OSはAIギャラリー機能を全面的にアップグレード。ユーザーがテキストで描写するだけで画像を再描画できる「AI描画機能」が追加されたほか、AI写真修復機能も強化され、逆光時のフレア、ゴースト、手ブレ、モアレといった様々な写真の問題を修復できるようになりました。さらに、主要プラットフォームでのLive Photo公開に対応し、写真と動画を自由に組み合わせて新しい表現を楽しめるなど、ユーザーに創造性豊かな体験を提供します。
AIノート機能も最適化され、三本指でのスクリーンショット保存やジェスチャーによるドラッグ&ドロップ保存が可能に。質問応答、文章作成、要約などの機能もサポートし、メモの作成と管理がより効率的で多機能になりました。
車載システム「Flyme Auto」が市場を席巻、累計200万台へ迫る
スマートフォンの分野に加えて、Meizuは車載システム分野でも目覚ましい進展を遂げています。最近の発表によると、Flyme Autoを搭載する提携車種の10月単月販売台数が19.5万台を突破し、前年比で200%増という驚異的な成長を記録。数ヶ月連続で月間新規販売台数が10万台を超えています。
公式ポスターでは、Flyme Auto搭載車種の累計販売台数が191.3万台を突破し、200万台の大台まであと一歩に迫っていることが示されており、現在の成長ペースを維持すれば、今月中にこのマイルストーンを達成する見込みです。
2023年3月に発表された「星紀魅族Flyme Auto」は、スマートフォンとのシームレスな接続、スマートフォンを介したOTAアップデート補助、スマートフォンと車のハードウェア機能共有など、ユーザーに便利でインテリジェントなドライビング体験を提供します。今回の販売台数の大幅な増加は、Meizuの車載システムの実力を強く裏付けるものと言えるでしょう。
Meizu 22のカメラ性能もアピール
Meizuは、「Meizu 22イメージング研修冬季キャンプ」と題した写真サンプルを公開し、Meizu 22とOPPO Find X9、vivo X300、Xiaomi 17 Pro、iPhone 17 Proの5機種での比較効果を披露しました。
Meizu公式は、日常で遭遇しやすい逆光や暗いシーンにおいて、画面の暗部における細部表現や遠景の焦点外の描写が非常に参考になる点だと述べ、Meizu 22のイメージング分野における高い実力を示しています。
まとめ
Meizu本社ビル売却の噂は、一時的な懸念材料となり得ましたが、同社の迅速な否定と、その後の活発な製品・技術開発の発表は、Meizuが現在、変革期ではなく「進化期」にあることを強く示唆しています。AI機能を大幅に強化した新スマホOS「Flyme AIOS 2」のリリースや、車載システム「Flyme Auto」の市場での圧倒的な成功は、Meizuが単なるスマートフォンメーカーの枠を超え、多角的なテクノロジー企業として成長している証拠です。
「愛から生まれる追求」というブランド理念のもと、革新的な技術と製品でユーザー体験の向上を目指すMeizu。中国テック企業のダイナミックな動きとして、その今後のさらなる技術革新と市場での活躍に注目していきましょう。
元記事: pcd
Photo by Jakub Zerdzicki on Pexels












