リアルワールドアセット(RWA)のブロックチェーン上での活用が加速する中、「RWA生態国際連合会」が香港で正式に設立されました。この連合会は、現実世界の資産をデジタル化し、ブロックチェーン上で流通させるRWA産業の国際標準を構築し、エコシステム全体の協業を推進することを目指します。特に、CoinFoundが理事長企業として参加し、データ検証性やリスク定量化を核とするRWAの新たな段階を主導していく方針が示され、デジタル経済の未来を形作る重要な一歩となります。
RWAエコシステムの国際的な動きが加速
2023年12月16日(UTC+8)、香港にて「RWA生態国際連合会」の設立と、「ITA2026 首届 RWA 全球峰会(第1回 RWAグローバルサミット)」の開催に関する記者発表会が行われました。この連合会は、ブロックチェーン技術を活用して不動産や債券などの現実世界の資産(リアルワールドアセット=RWA)をデジタル化し、そのエコシステムを国際的に発展させることを目的としています。
特に注目されるのは、暗号資産分野で知られるCoinFoundが、この連合会の理事長企業として正式に就任した点です。CoinFoundは、RWA産業の標準化とエコシステム内の協業を強力に推進していく役割を担います。
RWAの新時代を牽引するCoinFoundのビジョン
設立式典では、CoinFoundの創業者兼CEOであるHorace Peng氏が、業界サミットで「RWA時代のデータと資産格付け」と題した基調講演を行いました。Peng氏は、ステーブルコイン規制の導入や資産トークン化の加速に伴い、RWAが新たな段階に入ったことを強調しました。この新しい段階では、データの検証可能性、リスクの定量化、そして資産の比較可能性が核となると指摘しました。
CoinFoundは今後、RWAデータターミナル、オンチェーン資産格付け、リスク分析システムを基盤として、連合会およびRWA業界全体に対し、重要なデータと研究サポートを提供していくと表明しています。これにより、リアルワールドアセットが法的枠組みの中で大規模化し、主流の金融市場へと統合されることを目指します。
まとめ:RWAが切り拓くデジタル経済の未来と日本への影響
「RWA生態国際連合会」の設立とCoinFoundの積極的な関与は、現実世界の資産がブロックチェーン上でより透明性高く、効率的に取引される未来を示唆しています。データの信頼性やリスク管理が強化されることで、RWAは従来の金融市場とデジタル資産市場の橋渡しとなり、新たな投資機会を創出する可能性を秘めています。
日本においても、金融庁がWeb3推進を掲げる中で、RWAのようなブロックチェーンを活用した資産のデジタル化は、経済成長の新たな柱となり得ます。国際的な標準化の動きに注視し、規制対応と技術革新を両立させながら、日本市場へのRWA導入が進むことが期待されます。今回の連合会発足は、世界規模でRWAエコシステムが本格的に構築され始める重要な節目と言えるでしょう。
元記事: kanshangjie
Photo by Alesia Kozik on Pexels












