米国の株式市場が全体的に回復基調を見せる中、テクノロジーの巨人NVIDIA(エヌビディア)が2026会計年度第3四半期(※編集部注:中国ではこのように表記されることがありますが、通常は2025年Q3を指すものと思われます)の驚異的な決算を発表し、投資家を沸かせました。市場アナリストの予測を大幅に上回る好業績は、時間外取引でNVIDIA株価を急騰させ、その勢いは通常の取引時間でも継続。データセンター事業の爆発的な成長と、強気な第4四半期ガイダンスが、NVIDIAの勢いをさらに加速させています。
NVIDIA、第3四半期決算で市場予測を圧倒!
発表されたNVIDIAの第3四半期決算によると、総収入は570.1億ドルに達し、前年同期比で約62%もの驚異的な成長を遂げました。これは、アナリスト予測の551.9億ドル、そしてNVIDIA自身の提示したガイダンス(529.2億~550.8億ドル)をも大きく上回る数字です。
成長の牽引役はデータセンター事業
この目覚ましい成長の原動力となったのは、やはりデータセンター事業です。データセンターからの収入は512億ドルを記録し、前年同期比で66%増と急加速。前の四半期の成長率56%をさらに上回り、市場の期待値(493.4億ドル)をも軽々と超えました。AI半導体の需要が依然として非常に高いことが、この結果に如実に表れています。
利益面でもNVIDIAの強さは際立っています。調整後の一株当たり利益(EPS)は1.3ドル、調整後営業利益は377.5億ドルと、前年同期比で62%増加し、市場予測の364.6億ドルを上回りました。研究開発(R&D)投資も47.1億ドルと前年同期比39%増で継続的に拡大しており、今後のイノベーションにも期待が高まります。
調整後粗利益率は73.6%と、前年同期比ではわずかに低下したものの、前の四半期(72.7%)からは改善を見せ、NVIDIAのガイダンス範囲内(73%~74%)に収まっています。
第4四半期ガイダンスも強気、NVIDIAの未来は?
投資家が最も注目していた第4四半期の業績ガイダンスも、NVIDIAの自信の表れとなりました。同社は、第4四半期の売上高を650億ドル(±2%)と予測。非GAAP基準での調整後粗利益率は75.0%(±50ベーシスポイント)と見込んでおり、この予測はアナリストの予測中央値74.6%を上回るものです。調整後営業費用は50億ドルと予測されており、これもアナリスト予測を上回る水準です。
株価への影響と今後の展望
好調な決算発表と強気なガイダンスを受け、NVIDIAの株価は時間外取引で一時6%以上も上昇しました。その後の通常の取引時間でも勢いは続き、最終的には2.85%高の186.52ドルで取引を終えました。AI半導体の需要は依然として堅調であり、NVIDIAはその最前線で市場を牽引する存在として、今後もテクノロジー業界の動向を左右するでしょう。
まとめ
NVIDIAの最新決算は、AI半導体市場における同社の圧倒的な優位性と、それがもたらす爆発的な成長力を改めて示すものとなりました。特にデータセンター事業の好調は、クラウドAIや生成AIの普及が本格化する中で、NVIDIAの技術が不可欠であることを物語っています。今後も同社の動向は、世界のテクノロジー業界、ひいては日本企業にとっても重要な指標となるでしょう。NVIDIAがAI時代の覇者として、さらなるイノベーションと成長を続けるか、注目が集まります。
元記事: pcd
Photo by Allen Boguslavsky on Pexels






