Blizzard Entertainment(通称:暴雪)は、かつて「Blizzard作品にハズレなし」とまで言われた伝説的なゲーム会社です。しかし、そこを巣立ったクリエイティブな”頭脳”たちの独立後の道のりは、必ずしも順風満帆とはいかないようです。共同創業者マイク・モーハイム氏の設立したDreamhavenでの人員削減発表から、元最高クリエイティブ責任者ロブ・パルド氏率いるBonfire Studiosが9年もの歳月を経てついに初タイトルを発表したニュースまで、元Blizzard幹部たちの挑戦の軌跡と、ゲーム業界の厳しさを浮き彫りにする最新情報をお届けします。
Blizzardの”頭脳”たちの独立と厳しい現実
「Blizzard作品にハズレなし」という言葉に馴染みのあるゲームファンは少なくないでしょう。しかし、Blizzardから独立し、自身のビジョンを追求する道を選んだエリートたちの創業の道のりは、必ずしも平坦ではありません。最近のニュースは、その厳しさを物語っています。
マイク・モーハイム氏のDreamhavenに暗雲
9月初旬、Blizzardの共同創業者であるマイク・モーハイム(Mike Morhaime)氏が2020年に設立したゲーム会社Dreamhavenが、具体的な人数は不明ながら人員削減を行うことを発表しました。モーハイム氏によると、今回の削減は主にパブリッシングチームが対象とのことです。
海外メディアの分析では、人員削減の主な原因は、最近リリースされた新作『Wildgate』および以前発表された『Sunderfolk』の販売が期待を下回り、スタジオの月々の支出が収入を上回ってしまったためだとされています。こうした厳しい状況が、残念ながら人員削減という決断につながってしまったようです。
9年の沈黙を破る!Rob Pardo氏のBonfire Studios、新作『Arkheron』発表
Dreamhavenの苦境が報じられる一方で、また別の元Blizzard幹部が設立したスタジオから、待望の新しい動きがありました。元Blizzardの最高クリエイティブ責任者(CCO)であるロブ・パルド(Rob Pardo)氏が共同設立したBonfire Studios(ボンファイア・スタジオ)が、設立から9年という長い歳月を経て、ついに初のゲームタイトル『Arkheron(アーケロン)』のプロモーションビデオ(PV)を公開したのです。
『Arkheron』とは?プラットフォームとRob Pardo氏の経歴
公開されたPVから判明した情報によると、『Arkheron』はPS5、Xbox、そしてSteamプラットフォームでのリリースが予定されています。ただし、具体的な発売日についてはまだ発表されていません。
ロブ・パルド氏はかつてBlizzardのゲーム開発部門で上級副社長を務め、最高クリエイティブ責任者として、伝説的な『StarCraft』シリーズの主要開発者の一人でした。彼のようなベテランが、9年もの期間を費やして世に送り出す新作が一体どのようなゲームとなるのか、世界中のゲーマーから大きな注目が集まっています。
まとめ:ベテラン開発者の挑戦と今後の展望
Blizzardという巨大な牙城を離れ、自身の理想を追求する元幹部たちの道のりは、決して楽なものではありません。Dreamhavenの厳しい現実が示すように、いくら経験豊富なベテランであっても、今日の競争が激しいゲーム業界で成功を収めることは容易ではないことを痛感させられます。
しかし、その一方でBonfire Studiosが9年の歳月をかけて生み出した『Arkheron』には、大きな期待が寄せられています。ロブ・パルド氏の指揮のもと、どのような革新的なゲームプレイや世界観が展開されるのか、続報が待たれます。
これらの動向は、日本のゲームファンにとっても注目に値するでしょう。BlizzardのDNAを受け継ぎつつ、新たな挑戦を続ける彼らの活動が、今後のゲーム業界にどのような影響を与えるのか、引き続き動向を追っていきたいと思います。
元記事: gamelook
Photo by Amina Filkins on Pexels












