中国の人気アニメ制作スタジオYihua Kaitianが、このほど新作ARPG『凡応(ファンイン)』のワールドビューコンセプトPVを公開し、同時に技術テストの募集を開始しました。Yihua Kaitianはアニメ『霊籠(Ling Cage)』や『三体』といった傑作で知られ、その高いグラフィック技術には定評があります。本作は、彼らが手掛ける初のオリジナルIPで、アニメとゲームが同時進行するという意欲的な試み。世界を飲み込む「浄海」と、その中に生きる巨大生物「隷船(レイセン)」の上で暮らす人類の物語が展開されます。PC、PS5、Xbox Series X、そしてiOS/Androidでの展開が予定されており、日本のゲームファンからも注目が集まること間違いなしです。
壮大な世界観と物語の序章:巨獣と共生する人類の運命
『凡応』は、Yihua Kaitianがアニメ制作で培ったノウハウを基盤に開発を進める、長編ストーリー主導のファンタジーARPGです。アニメとゲームが並行して展開される初のオリジナルIPとして、その世界観の深さには期待が高まります。
滅びゆく世界を旅する「海巡者」
ゲームの舞台となるのは、「浄海(ジンハイ)」と呼ばれる巨大な流れが全てを飲み込む世界。人類は、「隷船(レイセン)」と呼ばれる超巨大生物の背に都市を築き、その上で共存を強いられています。PVでは、「浄海奔流、巨獣共生」(浄海が流れ、巨獣が共生する)という壮大なテーマが示され、多種多様な勢力やキャラクター、そして広大なマップが垣間見えます。
物語は、一つの隷船が座礁するところから始まります。「海巡者(ハイジュンジャー)」と呼ばれるレイナ一行は、新たな故郷を探す旅に出ることに。しかし、世界では何らかの異変が進行しており、戦争の火種がくすぶっていることが示唆されます。特に「極南の深淵」と「極北の地」という二つの場所が、物語全体を貫く重要な要素となるようです。
圧倒的なグラフィックとアクション性:Yihua Kaitianが魅せる次世代表現
Yihua Kaitianは、これまでアニメーション作品で培ってきた優れたモデリング能力で知られています。特に『霊籠』や、SF大作『三体』のアニメ化では、その精緻なグラフィックとダイナミックな表現が世界中で高い評価を受けました。『凡応』のPVでも、中国国産スタジオが誇るトップクラスのグラフィックが存分に発揮されており、見る者を圧倒する映像美が展開されています。
多様なロケーションと迫力の戦闘シーン
PVでは、「卵波(ダンポー)」と「岩山城(ガンサンチェン)」という特徴的な隷船都市のほか、海面や陸島での戦闘シーン、さらに峡谷、火山岩、巨獣の骨、地下溶岩洞、雪山といった自然の奇観が次々と登場します。プレイヤーは自分だけの隷船を故郷として所有できる可能性も示唆されており、その建造や運営を通じて、「共生」というゲームの根底にある理念をより深く体験できるかもしれません。
戦闘においても、レイナ、マキシム、トーカといったキャラクターたちが登場し、強敵との激しいバトルを繰り広げます。近接攻撃による斬撃から、遠距離でのエネルギー解放まで、流れるようなアクションと明快な打撃感は、ARPGとしての完成度の高さを予感させます。
まとめ:期待高まる中国発のオリジナルARPG大作
Yihua Kaitianが満を持して発表した『凡応』は、アニメ制作で培った高い技術力と、ゲームならではのインタラクティブな体験を融合させた意欲的な作品です。巨獣と共生する独自のダークファンタジー世界、質の高いグラフィック、そして練り込まれたストーリーは、日本のゲームファンにとっても非常に魅力的な要素となるでしょう。
PC、PS5、Xbox Series X、そしてモバイル(iOS/Android)と幅広いプラットフォームでの展開が予定されており、より多くのプレイヤーがこの壮大な旅に参加できる機会が用意されています。現在募集中の技術テストを通じて、その一端に触れることができるかもしれません。中国のゲーム開発力が世界的に注目される中、Yihua Kaitianが贈る『凡応』が、今後のゲーム業界にどのようなインパクトを与えるのか、その動向から目が離せません。
元記事: gamersky
Photo by Sylvia Muñiz on Pexels












