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テンセント新作FPS『灰境行者』:ハイスピード奪宝戦に奥深きRPG育成が融合!

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中国の大手IT企業テンセント傘下の「北極光スタジオ」が開発する新作PC向けFPSゲーム『灰境行者』(グレイゾーン・ランナー)の試遊レポートが公開されました。PvEvP(プレイヤー対プレイヤー対環境)の要素に、奪宝(宝探し)やバトルロイヤル的な要素を融合させながらも、「20分で決着」というハイスピードな展開と「RPGのような深層育成」を両立させています。競技性を保ちつつ、プレイヤーの挫折感を軽減する革新的なゲームデザインに、日本のゲーマーも注目です。

製品の概要と革新的なゲームプレイ

本作の開発を手掛ける北極光スタジオは、人気MMORPG『天涯明月刀』やバトルロイヤルゲーム『無限法則』で知られる実績あるチームです。彼らが今回送り出す『灰境行者』は、公式に「PvEvPハンティング奪宝FPS」と定義されています。

このゲームは3人1組のチーム戦を基本とし、各マッチが「20分一本勝負」の奪宝モードを核としています。『Escape from Tarkov』のようなハードコアな物資収集と局外での装備準備に重点を置くタイトルとは異なり、『灰境行者』はゲーム内での成長と戦闘に集中できる設計が特徴です。プレイヤーは高価な装備の持ち込みを心配することなく、純粋にゲーム内の対戦を楽しむことができます。

タイトで爽快な「20分バトル」体験

本作のプロデューサーEthan氏は、試遊会で「単局時間の制御により、ゲーム体験をタイトで爽快にする」という開発理念を繰り返し強調しました。実際にゲームをプレイすると、この理念が強く反映されていることがわかります。

  • 2段階のマップ設計: 1回のマッチが「準備フェーズ」と「奪宝フェーズ」という異なるマップ特性を持つ2つの段階に分かれています。準備フェーズでは育成やPvEが中心となり、奪宝フェーズではPvEvPによる高価値物資の争奪がメインとなります。
  • 全マップダメージゾーン: バトルロイヤルゲームのように、時間経過でマップ全体にダメージゾーンが広がる仕組みが導入されています。これにより、ゲームは強制的に20分以内に決着がつき、緊張感のある展開が常に維持されます。

RPG要素と“不気味な恐怖”の融合

『灰境行者』のゲームプレイを支える骨格がハイスピードな対局であるならば、血肉となっているのが、RPG要素とホラーテーマの融合です。

奥深いキャラクター育成システム

本作は、一般的なFPSには見られないRPGのような局外育成システムを取り入れています。試遊で体験できたキャラクターを例に挙げると、「幻影」はステルススキルを、「大槌」は防御に優れた巨大な盾を装備していました。

  • タレントツリー: 各キャラクターのスキル成長は、局外で構築するタレントツリーに依存します。マッチで得た収穫は、スキル進化やキャラクター強化に繋がり、次なる対局でのパフォーマンスを向上させます。
  • 『Path of Exile 2』からの着想: Ethan氏は、『灰境行者』の創造的要素として「RPG成分との結合」を挙げ、その複雑なタレントツリーシステムは『Path of Exile 2』から多くを学んだと語っています。これは、プレイヤーが単に銃の腕前を磨くだけでなく、奥深いタレント構築を通じて戦略的な深みを追求できることを意味します。たとえ銃の腕前が平均的でも、練り上げられたタレント構成で対戦相手に打ち勝つ可能性を秘めているのです。

PvEvPを彩る“動的な怪物”たち

本作のアートスタイルは、従来のホラーゲームのような直接的な「驚かせ」を追求するのではなく、不気味で陰鬱な恐怖をテーマにしています。SCP財団や都市伝説からインスピレーションを得て、持続的なサスペンスと緊張感あふれる雰囲気をゲーム全体で演出しているとのことです。

特筆すべきはPvE要素、すなわちゲーム内に登場するモンスターの存在です。

  • 難易度のダイナミック変化: 初心者にとっては雰囲気の一部ですが、高段位のベテランプレイヤーにはAIや行動パターンが大幅に強化され、真の脅威となります。
  • PvP戦局への介入: これらのモンスターは単なる敵キャラクターに留まりません。プレイヤー同士が交戦中に、第三勢力として積極的に介入してきます。彼らはプレイヤーの視界を遮り、移動経路を制限することで、対局の複雑性とランダム性を大きく高めます。試遊中に筆者が怪物に追い詰められ、PvPとPvEの両方に対処しなければならなかった場面は、その革新的なゲームデザインの一端を示していました。

制作チームは、この「恐怖」の度合いを慎重に調整しており、Ethan氏はこれを「辛くてあまり辛くない改良された四川料理」に例えています。ホラー要素を保ちつつも、その過度なハードコアさで一般プレイヤーを遠ざけないよう配慮されているのです。

まとめ:FPS市場に一石を投じる「愚直な挑戦」

プロデューサーのEthan氏は、既存の成功モデルに縛られず、ゲーム品質を追求する「愚直な人」でありたいと語ります。射撃ゲーム市場が激戦区となる中で、安易に次の流行を追うのではなく、自分たちが信じる「正しい方向性」を愚直に作り込み、良いものを提供することを目指しています。

『灰境行者』は、中国国内市場における高品質な「PvEvP奪宝」ジャンルの空白を狙い、ハイスピードな対局とRPGのような長期的育成という差別化されたデザインで、主流のハードコアミリタリーFPSとの違いを打ち出しています。奪宝、バトルロイヤル、そして控えめなホラー要素といった、多くのプレイヤーが好む要素を斬新な方法で組み合わせた本作は、試遊版にはまだ改善の余地があるものの、その独特な体験は非常に記憶に残るものでした。

『灰境行者』は、今後のFPS市場において、その名を轟かせる可能性を秘めた注目作と言えるでしょう。日本のゲーマーにとっても、新たな体験を提供する革新的なタイトルとして、今後の情報が待たれます。

元記事: chuapp

Photo by TBD Tuyên on Pexels

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