中国のテクノロジー業界で「95年以降生まれのAI天才少女」として注目を集めていた羅福莉(ルオ・フーリー)氏が、中国の大手スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)の大規模AIモデルチーム「Xiaomi MiMo」に加入したことが明らかになりました。CEOの雷軍(レイ・ジュン)氏が自ら数千万元(日本円で数億円相当)という破格の年俸を提示してスカウトしたとの報道もあり、中国テック企業間でのAI人材獲得競争の激しさを象徴する出来事として話題を呼んでいます。
AI界の超新星、羅福莉氏とは?
羅福莉氏は、昨年12月に中国のメディアで「95年以降生まれのAI天才少女」として脚光を浴び、複数のホットトピックでトレンド入りしました。特に「雷軍が数千万元の年俸でAI天才少女をヘッドハント」という話題は大きな議論を巻き起こしました。当時、シャオミの雷軍CEOが彼女に巨額の年俸を提示し、AI大規模モデルの研究チームを率いることを期待しているという情報が駆け巡ったのです。
羅福莉氏の経歴は輝かしいもので、公開情報によれば、2022年には金融AI企業である幻方量化(QuantPhant)に入社し、深層学習に関連する戦略モデリングやアルゴリズム研究に従事しました。その後、DeepSeekに転職し、深層学習研究員としてMoE(Mixture of Experts)アーキテクチャを採用した大規模モデル「DeepSeek-V2」の開発にも参加しています。
シャオミでの新たな挑戦:AGIへの道
今回、羅福莉氏のシャオミMiMo大規模モデルチームへの加入が発表されました。彼女は友人に向けて、「知能は最終的に言語から物理世界へと進化するでしょう。私はXiaomi MiMoで、創造的で才能溢れる、そして純粋な情熱を持った研究者たちと共に、このような未来を構築し、私たちの心に描くAGI(汎用人工知能)を目指して全力を尽くしています」とコメント。その言葉からは、未来のAI開発に対する強い意欲とビジョンが伺えます。
また、今年10月にarXivで公開されたシャオミと北京大学の共著論文には、すでに羅福莉氏が筆頭著者の一人として名前を連ねており、彼女がすでにシャオミのAI研究に深く関与していたことが示唆されています。
まとめ:激化するAI人材競争とシャオミの未来
羅福莉氏のような若きAI天才の獲得は、シャオミがAI分野、特に大規模言語モデルとAGIの研究開発に本腰を入れていることの明確な表れと言えるでしょう。中国テック企業間では、優秀なAI人材を巡る競争が激化しており、巨額の投資と魅力的な条件を提示してトップタレントを引き寄せようとする動きが加速しています。
この動きは、日本のAI業界にとっても無関係ではありません。グローバルなAI開発競争の中で、いかにして優秀な人材を育成し、確保していくかという課題は共通しています。シャオミが羅福莉氏と共にどのような革新的なAI技術を生み出すのか、今後の動向に注目が集まります。
元記事: mydrivers
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