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『CoD: MWIII』が過去18年で最低売上!『BF2042』が初の覇権奪還

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データ分析企業Circanaの最新情報によると、人気FPSシリーズの最新作『Call of Duty: Modern Warfare III (CoD: MWIII)』が、なんと2008年以降で最低の年間販売実績を記録しました。これは、長年ゲーム業界の絶対王者として君臨してきた『CoD』シリーズにとって、まさに「激震」と言えるでしょう。一方、ライバル視されてきた『Battlefield 2042』は歴史的な成功を収め、米国市場の年間売上ランキングで『CoD』を初めて上回るという快挙を達成しました。この異例の事態は、一体何を示しているのでしょうか。

「CoD」シリーズに異変?『MWIII』が過去18年で最低売上を記録

長年の王者が陥落、その背景とは

データ分析会社Circanaが発表した最新データは、ゲーム業界に衝撃を与えました。『Call of Duty: Modern Warfare III (CoD: MWIII)』が、2008年以降に毎年リリースされてきたシリーズ作品の中で、最も販売実績が振るわない結果となったのです。前回、これに近い状況が発生したのは『Call of Duty: World at War (CoD: WaW)』が発売された時期ですが、当時は市場競争が激化していたという背景がありました。

わずか1年前、『Call of Duty: Modern Warfare II (CoD: MWII)』は年間売上トップに輝いていました。Microsoftは後に、『CoD: MWII』がXbox Game Passに加入したことで、約3億ドル相当の「潜在的な販売損失」があったと明かしましたが、それでもその実際の販売数は驚異的だったことがわかります。しかし、『CoD: MWIII』は、前作とは全く異なる状況に直面しているのです。

『Battlefield 2042』が歴史的躍進!ライバルを打ち破る快挙

米国市場売上ランキングで見る地殻変動

『CoD』シリーズの苦戦とは対照的に、4年ぶりに新作としてリリースされた『Battlefield 2042』が、歴史的な躍進を遂げました。Circanaのシニアエグゼクティブディレクターであるマット・ピスカテラ氏がBlueskyで公開した2025年米国市場ゲーム売上トップ20では、『Battlefield 2042』が堂々の1位を獲得。その後には『NBA 2K26』、『Borderlands 4』、『Monster Hunter Wilds』が続き、『CoD: MWIII』は5位にとどまる結果となりました。

これは、『Battlefield』シリーズが販売面で長年のライバルである『Call of Duty』シリーズを正面から打ち負かした、初の快挙となります。長らくFPS市場の覇権を巡って争ってきた両シリーズですが、今回のデータは明確な地殻変動を示しています。

記録的な低迷の要因と今後の展望

販売戦略と品質問題、日本市場での苦戦

『CoD: MWIII』の苦戦は、多岐にわたる要因が複合的に作用しています。発売当初、Steamでの同時接続数は目立った伸びを見せず、その後も減少傾向が続きました。さらに、欧州市場では初週販売数が『CoD: MWII』の同時期と比較して63%もの大幅な減少を記録。そして、日本の市場においては、シリーズ史上最低の売上記録を更新するという、深刻な状況に陥っています。

販売不振に加え、評価の低さやAI使用を巡るプレイヤーからの反発といった複数の問題が重なり、Activisionは巻き返しを図るため、シーズン1の開始時に大量のコンテンツ(無料スキンを含む)を一度に投入しました。しかし、それも虚しく、わずか数週間後には大手小売店で最大50%オフという異例の割引セールが実施される事態となりました。

「普通の成功」では許されない、CoDの宿命

客観的に見れば、年間売上ランキング5位という結果は、多くのゲーム開発会社にとって「大成功」と言えるでしょう。ほとんどのゲームスタジオは、そのような成果を夢見ています。しかし、『Call of Duty』は決して「普通の成功」では満足できないタイトルです。長年にわたり販売ランキングのトップを独占し、同時にその制作費とマーケティング費用は計り知れないほど高額です。

GameSpotの過去の年間売上ランキングを振り返ると、2009年の『Call of Duty: Modern Warfare 2』から2024年の『CoD: MWII』に至るまで、『CoD』シリーズは常にトップクラスの座を維持してきました。仮に年間首位を逃したとしても、それは『Grand Theft Auto』シリーズのような、時代を画するRockstar Gamesの超大作に抜かれる場合がほとんどでした。

たとえ『Call of Duty: Vanguard』、『Call of Duty: Black Ops Cold War』、『Call of Duty: Infinite Warfare』といった、評価や品質が比較的低かった年でさえ、常にランキング上位を安定してキープしてきたのが『CoD』シリーズです。それだけに、今回の『CoD: MWIII』の急落は、ゲーム業界、特にFPSジャンルにおける大きな転換点として、非常に注目されています。

まとめ

『Call of Duty: Modern Warfare III』の異例の売上低迷と、『Battlefield 2042』の歴史的躍進は、長年不動と思われてきたFPSゲーム市場の勢力図に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。特に、日本市場でシリーズ最低売上を記録したという事実は、日本のゲーマー層の変化や、作品に対する期待値の高まりを示唆しているのかもしれません。

今後、『CoD』シリーズがこの状況を打破するためにどのような戦略を打ち出すのか、そして『Battlefield』シリーズがこの勢いを維持し、真の覇権を確立できるのか。ゲーム業界のビッグタイトル同士の競争が、今後さらに激化していくことは間違いないでしょう。私たち日本のゲーマーも、この先の展開から目が離せません。

元記事: gamersky

Photo by RDNE Stock project on Pexels

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