近年、中国のバイクメーカー「凱越(カイユエ)」を巡り、資金繰り悪化や経営困難に陥っているとのデマがインターネット上で広まりました。さらには、元創業者である張雪(ジャン・シュエ)氏が何度も救済を求められているといった虚偽の情報までが拡散し、業界内外で大きな注目を集めています。
しかし、この度、張雪氏本人が動画を通じてこれらのデマを全面的に否定。カイユエ側も公式声明を発表し、悪質な噂に対して法的措置を取る意向を表明しました。かつての確執も乗り越え、企業と元創業者が一致団結してデマに立ち向かう姿勢が明らかになっています。
中国バイク「カイユエ」を巡るデマ騒動の全貌
最近、インターネット上では「カイユエが破産寸前」「売上が大幅に落ち込んでいる」「元創業者である張雪氏の株式を横領した」といった、根拠のない情報がまことしやかに語られていました。
これらの悪質なデマに対し、カイユエモーターサイクルは6月6日に正式な声明を発表し、一連の虚偽情報を強く非難しています。声明では、これらのデマが企業のブランドイメージ、経営陣、さらには販売店やユーザーの利益を著しく損なうものであると強調されました。カイユエは既に法務チームが証拠を確保しており、警察当局に被害届を提出済みであると表明。デマを流布した人物を徹底的に追及し、一切の妥協を許さない姿勢を示しています。
元創業者・張雪氏の明快な否定と両者の関係
カイユエの公式声明からわずか2日後、元創業者である張雪氏も動画を公開し、自身の関与に関するデマについて明確に否定しました。張雪氏は、カイユエ側から一度も連絡を受けたことはなく、彼の知る限り、カイユエの現在の経営状況は安定しており、危機には陥っていないと述べています。
過去の確執と和解
張雪氏とカイユエモーターサイクルの関係は深く、彼は2017年にカイユエを共同創業した人物です。卓越した研究開発能力で多くの人気モデルを生み出し、ブランド初期の中核を担いました。しかし、2024年には開発理念の相違からカイユエを離れ、自身のバイクブランドを立ち上げています。この離脱後、両者の間には一時的にSNS上での論争が起こるなど、確執が報じられたこともありました。しかし、その後カイユエ側が謝罪し、度々和解のシグナルが発せられていたと張雪氏は説明しています。
張雪氏は、過去の確執は既に適切に処理され、両者間に新たな対立はないと強調。さらに、カイユエがデマを流した者を法的に追及し、自らの合法的権利を保護する姿勢を全面的に支持すると表明しました。
まとめ:デマに立ち向かう中国テック企業の姿勢
今回の「カイユエ」を巡る騒動は、中国のスタートアップやテック企業がいかに市場の噂やデマと戦っているかを示す典型的な事例と言えるでしょう。特にSNSが発達した現代において、誤った情報が瞬く間に拡散し、企業の信頼性や経営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。このような状況で、企業が迅速かつ断固たる法的措置を講じること、そして元創業者といったキーパーソンが公にデマを否定することは、ブランドイメージを守り、投資家や消費者の信頼を維持するために極めて重要です。
今回の件で、カイユエと張雪氏の間にかつての確執は解消され、両者が手を取り合ってデマに立ち向かう姿勢が明らかになりました。中国市場の動向、そしてデマに対する企業の法的対応の行方は、今後も注目されるでしょう。
元記事: gamersky
Photo by Xiaoyu Chen on Pexels












