中国のベビー用品大手Babycareが、紙おむつの安全性に関する懸念に対し、徹底的な検査結果を公表し、安全性を改めて強調しました。以前、一部のメディアや消費者から、同社を含む複数のブランドの紙おむつから「フタル酸エステル」という有害物質が検出されたとの指摘がありましたが、Babycareは欧州REACH規則や中国国内基準に基づき、全製品、原材料、生産設備に至るまで広範囲にわたる検査を実施。その結果、全ての項目でフタル酸エステルが「検出されず」と報告し、透明性の高い情報公開で消費者の信頼回復を図っています。
中国ベビーケア大手Babycare、紙おむつの安全性を再強調
中国のベビー用品市場で大きなシェアを誇るBabycareは、2024年6月21日、同社の紙おむつ製品の安全性に関する公式声明を再び発表しました。これは、以前に一部の消費者から、ベビー用おむつが乳幼児の皮膚トラブルを引き起こしたとの苦情が寄せられ、さらに、個人メディア(自媒体)が検査機関に依頼した結果、複数のブランドの製品から毒性物質であるフタル酸エステルが検出されたと報じられたことを受けたものです。
フタル酸エステル不検出!徹底した検査結果を公開
Babycareは声明の中で、自社製品の全シリーズについて、綿密な検査を実施したことを明らかにしました。具体的には、欧州連合(EU)の化学物質規制であるREACH規則の高懸念物質(SVHC)に関する検査要件に基づき、フタル酸エステルの有無を検査。その結果、全ての製品においてフタル酸エステルが「検出されず」であったと報告しています。さらに、同社は中国の国際貿易における検査基準であるSN/T 3587-2016(輸出入玩具および児童用品中のフタル酸エステル類の測定方法)という厳格な基準を追加で適用し、これまでに23種類の製品検査を完了。ここでも、フタル酸エステルは同様に「検出されず」という結果でした。
生産プロセス全体で安全性を確認
製品そのものだけでなく、Babycareは製品の全面的な安全性を確保するため、紙おむつ生産に使用される原材料と、生産設備の末端まで広範な調査を行いました。関連する適合性検査報告書によれば、全ての原材料および生産設備からもフタル酸エステルは「検出されず」であったと公表されています。同社は、全ての製品、原材料、設備の検査報告書を一般に公開しており、消費者がいつでも閲覧できるようになっています。また、「一部を公開し、決して隠蔽しない」と強調し、今後も継続的に検査の進捗を更新していく方針を示しています。
背景と今後の対応
今回のBabycareの一連の対応は、中国市場における消費者の製品安全に対する意識の高まりと、情報公開への要求が強まっている現状を反映しています。同社は、一部の自媒体による不正確な記述に対しては、法的手段を用いて企業の正当な権利と利益を守るとも表明しており、企業イメージと信頼性の維持に努める姿勢を見せています。
このような動きは、日本の企業が中国市場で事業を展開する上でも、製品の品質管理と透明性の高い情報公開がいかに重要であるかを示唆しています。特にベビー用品のようなデリケートな分野では、消費者の信頼を勝ち取るために、科学的根拠に基づいた徹底的な安全検証と、その結果のオープンな共有が不可欠と言えるでしょう。
元記事: pconline
Photo by Emma Bauso on Pexels












