アリババ傘下の公益プラットフォーム「オレンジポイント学友」が、待望の英語版を12月16日にリリースし、その活動を世界へと広げました。この取り組みは、中国の職業教育リソースが国際的な舞台へと本格的に進出する重要な一歩であり、海外の学習者がより手軽に高度なデジタルスキルを習得できる道を開くものです。既に世界41の国と地域から57万人を超える学生がこのプラットフォームを利用しており、特にマレーシアとシンガポールの学生が利用者の大部分を占めているとのこと。デジタルトランスフォーメーションが加速する現代において、アリババがどのようにグローバルな人材育成を支援しているのか、その詳細に迫ります。
アリババ「オレンジポイント学友」がグローバル展開を加速
アリババの教育戦略の中核を担う「オレンジポイント学友」は、2022年のサービス開始以来、「学習」「実習」「コンテスト」「認定」「就職」という教育からキャリア形成までを一貫してサポートするサービスシステムを構築してきました。現在、デジタル経済、越境EC、人工知能(AI)応用といった最先端分野を網羅する300以上の実践的なコースを提供しています。
世界57万人の学びを支援する多言語プラットフォーム
英語版のリリースは、中国の質の高い職業教育コンテンツを世界中に届けるための重要なマイルストーンです。サービス開始以来、既に41の国と地域から57万人以上の学習者が利用しており、特にマレーシアとシンガポールの学生が積極的に活用していることが明らかになっています。これは、アジア地域におけるデジタルスキルへの高い需要と、同プラットフォームの提供する価値が広く受け入れられている証と言えるでしょう。
デジタル経済を支える実践的カリキュラム
「オレンジポイント学友」は、国際化の推進において目覚ましい成果を上げています。例えば、マレーシアのマラッカ工科大学では、プラットフォームが提供する越境EC認定コースが必修科目として導入されました。また、シンガポールの社会科学大学とは最近、国際市場に適応したコースモジュールの共同開発に関する協力協定を締結。これらの連携は、各国の教育機関が求めるニーズに合わせた、実践的かつ質の高い教育コンテンツを提供することで、地域社会のデジタル人材育成に貢献しています。
AIと融合する次世代教育モデル
技術的な側面では、「オレンジポイント学友」は今年、AI教育アプリケーションのアップグレードに注力しています。スマート指導システムやAI面接シミュレーションツールを導入することで、学習効率の劇的な向上と、より精度の高い就職マッチングを実現しました。これにより、学生は個々の学習進度や適性に合わせたパーソナライズされた学習体験を得られるだけでなく、実際の就職活動で役立つスキルを実践的に磨くことが可能になります。
AIを活用した学習効率の向上と就職支援
現在、国内外20以上の教育機関がこのAI教育協力に参加しており、デジタル化された新たな教育モデルの探求を進めています。アリババ村振興基金の担当者は、今後も英語版コースコンテンツの最適化を継続し、海外の学習者からのフィードバックに基づいてプラットフォーム機能の反復的な改善を図ることで、中国の職業標準を世界に広めていく方針を示しています。
職業教育の未来を拓くAIGCデザインコンテスト
今回の英語版リリースと時を同じくして、「オレンジポイント・融合革新未来 浙江職業教育連盟年次大会」も開催されました。この大会では、初のAIGC(生成AI)デザインコンテストが正式にスタート。このコンテストは、世界的な環境保護問題をテーマに掲げ、参加チームは生成AI技術を駆使して創造的なデザインを完成させることを目指します。
浙江観光職業学院、浙江金融職業学院、杭州職業技術大学、そして香港専門教育学院など、複数の教育機関が参加。このイベントは、職業教育と産業界のニーズを深く融合させ、AIなどの先進技術を活用した新しい教育モデルを推進する「オレンジポイント学友」の取り組みを象徴しています。異分野連携とAIGCの活用により、デジタルスキル人材の育成における新たな地平を切り開くものとして注目されます。
まとめ
アリババ「オレンジポイント学友」の英語版リリースは、中国が世界におけるデジタル人材育成の主要プレイヤーとなる重要な一歩を示しています。AIを活用した教育モデルの進化、そして越境ECやデジタル経済といった実践的なスキル習得の機会をグローバルに提供することは、今後の国際的なビジネス環境において不可欠な要素となるでしょう。日本にとっても、中国のこうしたデジタル教育の国際的な動向は、国内の人材育成戦略や産業競争力を考える上で見過ごせない情報です。特にAI教育やデジタルスキルの標準化において、国際的な連携や交流の重要性が改めて浮き彫りになるでしょう。未来のデジタル社会を支える人材育成のあり方について、私たちも深く考察していく必要があります。
元記事: pcd
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