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食品業界を揺るがす!「プリングルズ」の親会社、マースが買収完了

Pringles - 食品業界を揺るがす!「プリングルズ」の親会社、マースが買収完了

食品業界に激震が走る大規模M&Aが完了しました。世界的なお菓子メーカー「マース(Mars)」が、人気ポテトチップス「プリングルズ(Pringles)」の親会社である「ケラノバ(Kellanova)」を、およそ5兆3850億円(約359億ドル、人民元で約2534億元)で買収したと発表しました。

この買収は、今年の世界の食品業界における最大のM&A案件となり、マースのスナック菓子事業は売上高と市場シェアを大きく拡大する見込みです。日本の消費者にとっても身近なブランドの経営体制が大きく変わるニュースとして注目されています。

食品業界に巨大な波:マースがプリングルズの親会社を買収

食品業界を代表する巨大企業マースが、約1年にわたる交渉を経て、ケラノバの買収を正式に完了しました。この歴史的な買収により、マースのポートフォリオには、世界中で愛されるプリングルズやケロッグのシリアル製品などが加わることになります。

買収元のマースは、「スニッカーズ」や「M&M’s」といったチョコレート菓子、「ウィルダネス(旧徳芙)」、チューインガムの「リグレー(旧箭牌)」など、数々の有名ブランドを擁しています。一方、買収されたケラノバは、「プリングルズ」や「ケロッグ」ブランドのシリアル製品が特に有名です。今回の統合は、マースが菓子・スナック市場での地位を一層強固にするための戦略的な一歩と見られています。

「ポテトチップス界の革命児」プリングルズの歴史と変遷

プリングルズは1968年に誕生した、世界初の缶入りポテトチップスブランドです。有機化学者フレドリック・バウアー氏が考案した、割れにくい「双曲線放物面」の形状と筒状のパッケージは、当時のポテトチップス業界に革命をもたらしました。それまで袋詰めで形状も不揃いだったポテトチップスに、均一な形と持ち運びやすさをもたらしたのです。

しかし、当初は売り上げが伸び悩み、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)史上最も失敗した製品の一つとまで言われました。転機が訪れたのは1980年代。味の改良とブラッド・ピットが出演したテレビCMが人気を集め、米国では1日3億枚ものプリングルズが消費される大ヒット商品へと成長しました。

プリングルズは1997年に中国市場にも進出し、一時は大きな人気を博しましたが、現地化戦略の遅れから競争力を失います。そして2012年、P&Gはプリングルズを26.95億ドル(約188億人民元)でケラノバ(当時はケロッグ社)に売却しました。今回のマースによる買収は、プリングルズにとって再び大きな転換点となります。

買収がもたらす影響と今後の展望

マースのCEO、ポール・ワイラウフ氏は今回の買収を「歴史的な買収」と位置づけています。この統合により、マースの食品事業は飛躍的に拡大し、特にスナック菓子部門での収益と市場シェアが大幅に向上するでしょう。プリングルズは、その革新的な製品と強力なブランド力で、マースのグローバル戦略において重要な役割を担うことになります。

世界的な大手企業による大型M&Aは、今日のビジネスシーンで活発化しており、食品業界も例外ではありません。今回のマースによるケラノバ買収は、食品大手間の競争をさらに激化させるとともに、消費者にとっては、既存ブランドの品質向上や新製品開発への期待が高まる可能性も秘めています。今後、マースがこれらのブランドをどのように統合し、新たな価値を創造していくのか、その動向に注目が集まります。

元記事: pedaily

Photo by Suzy Hazelwood on Pexels

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