中国の著名なベンチャーキャピタル「光速光合(Lightspeed China Partners)」が、新たな投資ブランド「光合创投(Luminous Ventures)」を正式に立ち上げました。創業から約15年、美団や拼多多といった大手インターネット企業、さらには中际旭创のようなハードテック大手への投資で成功を収めてきた同社が、この新ブランドを通じて中国のテクノロジーイノベーションエコシステムをどのように牽引していくのか、その戦略と投資哲学に迫ります。
中国VC大手「光速光合」の進化と新ブランド「光合创投」
中国の投資業界で長年にわたり名を馳せてきた「光速光合(Lightspeed China Partners)」が、約15年の歴史を経て、新たな時代への進化を遂げました。今回、同社は「光合创投(Luminous Ventures)」という新ブランドを正式に立ち上げ、その投資活動をさらに強化していくことを発表しました。このブランドチェンジは、単なる名称変更ではなく、中国市場における長期的なコミットメントと、イノベーションエコシステムの共創者としての役割を深める強い意志を示しています。
「光速光合」は2011年には早くも、完全に独立したファンドを組成し、中国のアーリーステージ投資に特化してきました。その投資実績は目覚ましく、デリバリー大手「美団(Meituan)」やEコマースの巨人「拼多多(Pinduoduo)」といった、今や世界的な企業へと成長したインターネットプラットフォームへの投資を手掛けました。また、中际旭创(Inphi)のようなハードテクノロジー企業に対しても積極的に投資を行い、同社を時価総額5,000億元(約10兆円超)に迫る規模へと押し上げ、中国の創業板市場で時価総額第2位に位置する世界的ハードテック企業へと成長させました。
「光合成作用」に込めた投資哲学:イノベーションエコシステムの共創者へ
「光合创投」というブランド名には、同社の深く、そして独特な投資哲学が込められています。光合成作用が万物の成長にとって不可欠なエネルギー源であるように、「光合创投」は単に資金という資源を提供するだけでなく、イノベーションエコシステムそのものを共に築き上げる「共創者」でありたいと考えています。
この哲学に基づき、「光合创投」は今後も中国のテクノロジー投資分野に深く根差し、植物が光をエネルギーに変換するように、テクノロジーのイノベーションを社会進歩の重要な原動力へと転換させることを目指します。彼らは、単なる投資家ではなく、未来の産業を形作る上で不可欠なパートナーとして、起業家やLP投資家(有限責任組合員)にさらなる価値を提供していく方針です。
まとめ
「光合创投」の登場は、中国のベンチャーキャピタル業界における新たな動きとして注目されます。過去の実績が示すように、彼らは優れた目利きと長期的な視点で、中国経済の成長を支える次世代のイノベーションを支援してきました。テクノロジーが社会のあらゆる側面を再定義する現代において、「光合创投」が掲げる「イノベーションエコシステムの共創者」というビジョンは、日本のスタートアップエコシステムにとっても示唆に富むものでしょう。中国のダイナミックなテクノロジー投資の動向は、今後も目が離せません。
元記事: pedaily
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