『アベンジャーズ5:シークレット・ウォーズ』の予告編が公開され、ファンに大きな衝撃が走りました。その理由は、クリス・エヴァンス演じる初代キャプテン・アメリカ、スティーブ・ロジャースのまさかの復帰が示唆されたからです。しかし、このニュースは熱狂ではなく、多くのファンから強い反発を招いています。特に、スティーブからシールドを受け継いだサム・ウィルソン(ファルコン/ブラック・キャップテン)のレガシーが軽視されているのではないかとの批判が噴出。今回は、MCUを巡るこの大論争の背景と、ファンの声に迫ります。
「キャプテン・アメリカ」復帰が巻き起こした大論争
12月23日に公開された『アベンジャーズ5:シークレット・ウォーズ』の最初の予告編は、世界中のMCUファンに衝撃を与えました。その最大のニュースは、多くのファンが「引退」と認識していたクリス・エヴァンス演じるスティーブ・ロジャースが、再びキャプテン・アメリカとして登場する可能性を示唆したことです。
しかし、このサプライズは歓迎ムード一色ではありませんでした。予告編が公開されるやいなや、インターネット上では強い反対意見が巻き起こりました。多くのファンは、これを「新キャラクター、特にアントニー・マッキーが演じるサム・ウィルソン(ファルコン/ブラック・キャップテン)を犠牲にして、昔からの観客を取り戻そうとする絶望的な試みだ」と厳しく批判しています。
受け継がれたシールドの重みとファンの怒り
この批判の根底には、『アベンジャーズ4:エンドゲーム』で描かれた感動的なシーンがあります。老いたスティーブ・ロジャースが、長年の戦友であるサム・ウィルソンにその象徴的なシールドを託し、キャプテン・アメリカの役割を継承させた瞬間は、多くのファンにとって忘れがたいものでした。サムが「ブラック・キャップテン」として新たな道を歩む物語は、Disney+ドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で深く掘り下げられ、彼がその大役を担うにふさわしい人物であることを証明しました。
しかし、今回のスティーブ復帰の報道により、ファンは「この重要な継承の瞬間が事実上帳消しにされた」と感じています。SNS上では、「MCUは常にサム・ウィルソンを軽視している。もううんざりだ!」といった怒りの声が多数上がっています。
あるファンは、「マーベルは、サム・ウィルソンがスティーブから託されたシールドにふさわしいことを証明するために払った努力を貶めているように感じる」と述べ、彼がキャプテン・アメリカとしての地位を確立するために重ねた努力を評価しないMCUの姿勢に疑問を呈しました。また別のファンは、「『アベンジャーズ5』について言いたいのは、サム・ウィルソンに対する敬意の欠如に我慢できないということだ。何の意味があるんだ? あのドラマ(『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』)全体はそれについてだったのに、結局スティーブを連れ戻すのか?」と、継承の物語そのものが無意味になったことへの憤りを露わにしています。
「無限の物語」時代キャラクターの再利用への懸念
今回のクリス・エヴァンス復帰への批判は、サム・ウィルソンのレガシー軽視にとどまらず、MCUがかつての人気キャラクターを安易に再登場させる傾向そのものへの不満も含まれています。以前には、ロバート・ダウニー・Jr.がアイアンマンとは異なる「ドクター・ドゥーム」としてシリーズに復帰するという噂が報じられ、これに対しても多くのファンから疑問の声が上がっていました。
ゲーム情報サイトIGNも、今回のスティーブ・ロジャース復帰の報を「この映画のマーケティングにおける驚くべき失望の動き」と評しており、MCUが過去の栄光に頼りすぎている現状に警鐘を鳴らしています。ファンは、新たな物語とキャラクターの成長を望んでおり、安易な過去のキャラクターの再登場は、かえって作品の魅力を損なうと考えているようです。
まとめ: MCUの今後の方向性とファンとの対話
今回の『アベンジャーズ5』を巡る騒動は、MCUが直面している課題を浮き彫りにしています。新しいキャラクターが着実に成長し、そのレガシーが尊重されることは、シリーズが長期的に成功し、ファンの信頼を維持するために不可欠です。過去の人気キャラクターを再登場させることは、一時的な話題性をもたらすかもしれませんが、それが新たな物語やキャラクターの成長を阻害するようであれば、ファンの離反を招きかねません。
日本を含め、世界中のファンは、MCUが単なる懐古趣味に陥ることなく、多様なキャラクターが輝ける未来を築いてくれることを期待しています。マーベル・スタジオがこれらの批判にどのように応え、今後の作品で新たなバランスを見出していくのか、その動向が注目されます。
元記事: gamersky
Photo by Vidal Balielo Jr. on Pexels












