米国カリフォルニア州で、かつて人気を博したニコロデオンの子役、テイラー・チェイスさんが路上生活を送っている姿が目撃され、その映像がインターネット上で拡散し大きな波紋を呼んでいます。彼の窮状を案じたファンがオンラインで募金活動を開始し、一時1200ドル以上の善意が集まりましたが、予期せぬことにテイラーさんの母親がその募金活動の停止を要請。母親は「息子に必要なのはお金ではなく、専門的な医療援助だ」と訴え、子役のキャリアの光と影、そして現代社会が抱える精神的な問題について深い議論を呼んでいます。
元ニコロデオン子役、衝撃の路上生活
最近、米国カリフォルニア州の路上で、かつてニコロデオンの人気子役として活躍したテイラー・チェイスさんが、身なりの乱れた状態で発見されました。目撃者が撮影した動画には、憔悴しきった表情ながらも、カメラを向けられると笑顔を見せ、「ディズニーの子役ですか?」という問いに「私はニコロデオンの出身です」と答える彼の姿が映し出されています。さらに彼は、自身が出演していた番組『Ned’s Declassified School Survival Guide』に言及し、撮影者も「ああ、あの時の少年だ!」と彼を思い出す一幕もありました。
この動画が拡散すると、インターネット上では広範な議論が巻き起こりました。「これは本当に悲しい」「ハリウッド業界の病だ」といった同情の声が上がる一方で、路上で困窮する人物を許可なく撮影し公開した行為に対して「助けるためでなければ、なぜ最も困難な状況を記録するのか」「彼は決してこんな形で注目されたくなかっただろう」と批判的な意見も多数寄せられました。
ファンからの支援と、母親の断固たる拒否
テイラーさんの窮状を知った一部のファンは、彼を助けるべくオンラインで募金活動を開始しました。短期間で1200ドル(日本円にして約17万円)を超える善意が集まったものの、テイラーさんの母親は突然、この募金活動の中止を要請しました。彼女は「皆様の善意には心から感謝いたします。しかし、テイラーが必要としているのはお金ではなく、専門的な医療援助なのです」と説明しました。
母親はさらに、これまでの苦悩を明かしました。息子に何度も携帯電話を買い与えても、わずか1〜2日で失くしてしまうこと、そして薬の購入費用すら適切に管理できないことなどを挙げ、「お金は彼の根本的な問題を解決するものではない」と強調しています。テイラーさんが抱える問題が、金銭的な支援では解決しがたい、より根深いものであることを示唆しています。
ハリウッドの光と影:仲間たちの支援
かつてテイラーさんと共演した俳優たちも、彼の現状に深い悲しみと懸念を表明しています。ダニエル・カーティス・リー、リンゼイ・ショー、デボン・ワークハイザーといった面々は、テイラーさんが再び「正しい道」に戻れるよう、積極的に支援していくことを誓いました。
この一件は、華やかなエンターテイメント業界の裏側に潜む厳しい現実、特に子役としてデビューした人々が大人になって直面する困難、そして精神的な健康問題への社会的なサポートの重要性を改めて浮き彫りにしています。
まとめ
テイラー・チェイスさんのケースは、子役としてキャリアをスタートさせた人々が、大人になった時に直面する可能性のある困難な現実を私たちに示しています。名声の裏側で、精神的な問題や生活の厳しさに直面する元子役たちの存在は、ハリウッドのみならず、世界のエンターテイメント業界全体が抱える構造的な課題と言えるでしょう。ファンやかつての共演者による温かい支援、そして母親の「お金よりも医療」という訴えは、彼が真に必要としているものが何かを明確にしています。彼の回復と、再び安定した生活を取り戻せる日が来ることを心から願うばかりです。
元記事: gamersky
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