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テスラFSD、人間ジェスチャーを認識!「運転中に寝られる日」に一歩前進か?

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テスラの完全自動運転(FSD)システムに、また新たな進化の兆しです。同社は最近、運転者が行うジェスチャー信号をリアルタイムで認識し、適切に反応するFSD Supervisedの最新テスト映像を公開しました。この画期的な機能は、特に狭い道路での人とのコミュニケーションを円滑にし、より人間らしい運転体験を可能にします。イーロン・マスク氏が「FSDの最大の価値は、運転中にスマートフォンを操作したり、眠ったりできるようになることだ」と語る通り、未来のモビリティが現実になる日も遠くないかもしれません。安全性データも手動運転をはるかに上回るとされ、その進化は止まりません。

テスラFSDが「人間のジェスチャー」を理解する時代へ

2月21日、テスラ・ヨーロッパの公式アカウントが、FSD Supervisedの最新テスト映像を公開しました。この映像では、オランダの狭い車線を走行するテスラ車が、前方にいる人間のジェスチャー信号を瞬時に認識し、それに従って走行を継続したり停止したりする様子が鮮明に映し出されています。まるで熟練した人間ドライバーが判断するように、流れるような動きを見せました。

この映像を受け、イーロン・マスク氏も自身のSNSで「テスラの自動運転システムは、現在ジェスチャー信号を認識できる」とコメント。FSDの認知能力が新たな段階に入ったことを示唆しています。

FSD Supervised V12の革新:エンドツーエンドAIモデル

FSD Supervisedとは、テスラが開発する高度な運転支援システムで、運転者の継続的な監視を前提に、ほぼ完全な自動運転体験を目指すものです。完全な無人運転とは異なり、複雑な道路状況でもニューラルネットワーク技術で処理し、運転者の負担を大幅に軽減することを目的としています。

特にFSDのV12バージョンからは、システムが大きく進化しました。これまでの、大量の手動コーディングルールに依存する従来の方式を完全に廃止し、エンドツーエンドの人工知能(AI)モデルを採用しています。このモデルは、数百万時間にも及ぶ実際の運転映像で訓練されており、カメラなどのセンサー入力(画像情報)を直接、運転判断(转向:方向転換、加速:アクセル、刹车:ブレーキ)に変換します。これにより、システムの挙動はより人間らしいものに近づいているのです。

驚異の安全性とFSDが実現する未来の運転

FSD Supervisedが運転者の注意深い監視下で実行できる操作は多岐にわたります。具体的には、以下のような機能が挙げられます。

  • 都市部の道路や高速道路でのナビゲーション、方向転換、車線変更。
  • 交通信号機や道路標識を認識し、直進、左折、右折などの操作を適切に実行。
  • 自動駐車機能(Autopark)により、縦列駐車やバックでの駐車を自動で完了。
  • 「スマートサモン(Smart Summon)」機能で、駐車場内で車両を自動で呼び寄せたり、指定した場所へ移動させたりすることが可能。

128億キロメートル突破!データで見るFSDの安全性

テスラは先日、FSDの累計走行距離が128億キロメートルを突破したと公式に発表しました。その安全性についても驚くべきデータが示されています。

FSD Supervisedを利用した場合、530万マイル(約850万km)走行あたり1回の重大な衝突事故が発生しています。これを他の運転方法と比較してみましょう。

  • アクティブセーフティシステムがONのテスラ車:218万マイル(約350万km)あたり1回
  • アクティブセーフティシステムがOFFのテスラ車:86万マイル(約138万km)あたり1回
  • 米国平均(全ての手動運転車を含む):66万マイル(約106万km)あたり1回

これらのデータから、FSD Supervisedは手動運転の安全性指標をはるかに上回っており、その安全性が非常に高いことがわかります。

イーロン・マスクが描く究極のモビリティと市場の反応

イーロン・マスク氏は以前から、FSD機能の向上に伴い、月額99ドルのFSD Supervisedの利用料も上昇するだろうと述べています。そして、FSDの「最大の価値向上は、移動の全行程でスマートフォンを操作したり、眠ったりできること(無人監視のFSD)だ」と語り、究極の自動運転がもたらす未来の姿を描いています。

著名投資家も太鼓判!しかし中国市場には課題も

中国の著名な投資家である段永平氏も、FSDの使い勝手を高く評価しています。彼は「FSDは本当に便利だ。Model Yも快適で、今ではテスラに乗るのが第一選択だ」とコメント。さらに、「マスク氏の人柄は好き嫌いが分かれるが、彼の製品、例えばFSD、スターリンク、ロケットの回収技術などは本当に素晴らしい。当初は夢物語だと思われていた多くのことが、10年後には現実になっている」と、マスク氏のビジョンと実行力を称賛しました。

しかし、残念ながら中国国内のテスラオーナーは、現時点ではFSD Supervisedを体験することができません。今後の規制緩和や技術展開が待たれます。

まとめ:日本における自動運転の未来と課題

テスラのFSDが人間のジェスチャーを認識するようになったことは、自動運転技術が単なる車線維持や速度制御を超え、より複雑で人間らしい判断能力を獲得しつつあることを示しています。走行データの分析からも、その安全性が手動運転を上回っていることが明らかになっており、未来のモビリティへの期待は高まるばかりです。

日本においても、自動運転技術の進化は、交通渋滞の緩和、交通事故の削減、高齢者の移動支援など、多くの社会課題解決に貢献する可能性を秘めています。しかし、技術の進歩と並行して、法整備、社会インフラの整備、そして何よりも消費者の理解と信頼を深めることが不可欠です。テスラのような海外企業の先進技術が、日本のモビリティの未来をどのように変えていくのか、今後の動向から目が離せません。

元記事: mydrivers

Photo by Izaz Ali on Pexels

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