「A Plague Tale」シリーズといえば、無数のネズミが押し寄せるゴシックホラーの世界観と、アミシアとユーゴの姉弟が織りなす感動的な物語で多くのゲーマーを魅了してきました。しかし、その魅力はネズミだけではありません。緻密なアートワークと心に響く音楽も、このシリーズを唯一無二の存在にしています。今回、中国のゲームメディア「Gamersky」が試遊レポートを公開したのは、シリーズの新たな試みとなるかもしれない作品、その名も「共鳴:疫病伝説 伝承」。なんと、これまでのシリーズとは一線を画し、「ネズミなし、戦闘あり」という大胆な変化を遂げているとのこと。一体どんなゲームに仕上がっているのでしょうか?開発元のAsobo Studioが提示する新たな方向性とは?その試遊体験から見えてきた魅力をご紹介します。
「A Plague Tale」シリーズの新たな試みか?その正体と主人公
今回の試遊版の正式名称は「共鳴:疫病伝説 伝承」とされています。元記事の筆者によると、これは本シリーズの外伝作品であり、物語は「A Plague Tale: Requiem(安魂曲)」の15年前を舞台にしています。そして、主人公としてスポットが当てられているのは、前作でアミシア姉弟に多大な助けを与えた女海賊ソフィアです。彼女は二刀流を携え、アミシアのステルスとは対照的に、真正面から敵に立ち向かう戦闘スタイルを特徴としています。この大胆な主人公と物語の変更は、従来のシリーズファンに新たな驚きをもたらすことでしょう。
ネズミだけじゃない!真正面からぶつかる爽快な戦闘システム
今回の試遊版で特に焦点が当てられていたのは、戦闘と謎解き、マップ構築、そしてクリーチャーデザインでした。これまでのシリーズではネズミの群れを回避し、ステルスやパズルを駆使する場面が多かったのに対し、「共鳴:疫病伝説 伝承」はプレイヤーに真正面からの戦闘を強く促します。試遊したマップでは、隠れる場所が少なく、敵が密集しており、少し油断するとすぐに待ち伏せに遭う設計になっていました。キャンプ地を探索し終えて撤退しようとすると、上空からの冷たい矢が足元に突き刺さり、間髪入れずに五、六人の剣士が襲いかかってくる、といった具合です。ソフィアの多様な攻撃手段は、この変化に大きく貢献しています。
「Ghost of Tsushima」を彷彿とさせる緊張感あるバトル
ソフィアはフックで遠くの敵を一瞬で引き寄せたり、二刀流で嵐のような連続攻撃を繰り出したりと、豊富なアクションが可能です。さらに、怒りゲージが満タンになると、広範囲にダメージを与える強力な必殺技を放ち、囲まれた敵の体力を一気に削り取ることができます。ただ闇雲に攻撃するだけでなく、本作の戦闘システムは「Ghost of Tsushima(対馬の魂)」に似た要素を取り入れています。敵の攻撃は、ガード可能な通常攻撃と、パリィや回避が必要な特殊攻撃(黄色や赤色の光で示される)に分かれています。連続攻撃、道具投げ、キックなどを駆使して敵の防御を崩し、無防備な隙を突いて効果的なダメージを与えることが求められます。混戦状態では、プレイヤーのアクションタイミングが非常に重要となり、高い戦略性が要求されます。
ローマ戦士の魂を宿す新感覚アクション
試遊版では、ソフィアと一人の古代ローマ戦士との間に何らかの繋がりがあることも示唆されました。ソフィアの一部のスキルには、ローマ戦士の幻影が現れる演出があり、さらにはプレイヤー自身が幻想の中でこの戦士を操作し、コロシアムのような闘技場で死闘を繰り広げる場面も含まれていました。これは、単なるアクションゲームに留まらない、物語とアクションが融合した没入感のある体験を提供しています。この要素が、ソフィアの戦闘スタイルや物語にどのように影響していくのか、今後の展開が非常に気になるところです。
まとめ:ネズミを越え、新たな地平へ。「A Plague Tale」の挑戦
全体的な戦闘体験から見て、「共鳴:疫病伝説 伝承」は、本格的なAAAアクションゲームとまではいかないものの、これまでの「A Plague Tale」シリーズと比較すると、戦闘システムが格段に強化されていることが実感できました。筆者は、この作品は従来のシリーズの枠を超え、よりダイナミックで爽快な戦闘体験をプレイヤーに提供しようとしていると感じています。ネズミの大群による恐怖だけでなく、激しいアクションが新たな魅力として加わることで、シリーズのファンはもちろん、アクションゲーム好きにも強くアピールできる可能性を秘めているでしょう。今回の試遊は限定的な内容でしたが、正式版のリリース後には、その全貌がどのように進化しているのか、引き続き注目していきたいと思います。
元記事: gamersky












