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ゲーム界激動!Cocos買収、Valve新型Steam機発表、中国ゲーム躍進

Steam Deck Esports event - ゲーム界激動!Cocos買収、Valve新型Steam機発表、中国ゲーム躍進

2025年11月、ゲーム業界は目まぐるしい変化の波に揉まれました。中国発の人気ゲームエンジンCocosが突然の大型買収を発表し、オープンソースへの完全回帰を宣言。一方、ValveからはSteam Deckの性能を遥かに凌駕する新型ゲームデバイス「Steam Machine」が登場し、PCとコンソールの境界を打ち破ろうとしています。また、中国産ゲームは国内外で存在感を増し、eスポーツシーンも記録的な盛り上がりを見せました。Appleと騰訊の長年の支払い問題にも終止符が打たれるなど、まさに「激動の一週間」と呼ぶにふさわしい、多岐にわたるトピックを日本のゲームファンにお届けします。

ゲーム開発界に衝撃!国産エンジンCocosの行方とValveの革新

人気ゲームエンジンCocos、大型買収で未来へ加速

11月12日、中国発の軽量ゲームエンジンCocosが、忽然科技(SUD)に5.1億人民元(約105億円)で買収されたことが発表されました。SUDは、ソーシャルアプリ向けに次世代のインタラクティブ体験を提供する「ゲーム化インタラクティブクラウドサービス」企業です。今回の買収により、Cocosの事業とチームはSUDに深く統合されます。

特に注目すべきは、新バージョン「Cocos 4」の発表です。これはグローバル、永久、無料の「純粋なオープンソース」に全面回帰し、エンジンの全コアコードとこれまで未公開だったCLIコードも含まれるとのこと。さらに、新しい開発者ツール「PinK」はAIコーディングを全面的にサポートし、大量のAIネイティブキットやエージェント、MCPなどのプラグインエコシステムを内蔵する予定です。これまで多くの中小開発者に利用されてきたCocosが、AI時代の開発をどのように変革していくのか、その動向から目が離せません。

Valveが放つ新たなゲーム体験:Steam Machineと周辺機器

11月13日、Valveは「Steam Machine」と称する革新的なゲームデバイスを発表しました。これは、既存のポータブル機Steam Deckの成功に続く、PCとコンソールゲームの境界を打ち破る意欲作です。わずか一辺15cm程度の正方体という小型サイズながら、その性能はSteam Deckの6倍以上を誇り、4K 60fps、レイトレーシング、FSR技術にも対応。Steamライブラリ内のすべてのゲームを動作させることが可能です。

同時に発表された周辺機器も目を引きます。デュアルタッチパッドとデュアルジョイスティックを備えた「Steam Controller」、そしてVRワイヤレスヘッドセットとコントローラー「Steam Frame」です。これらのハードウェアは、PCゲーマーとコンソールゲーマー双方に、よりシームレスで没入感のあるゲーム体験を提供することを目指しています。2026年内の市場投入が予定されており、ゲーム体験の新たなスタンダードを確立する可能性を秘めています。

中国ゲーム業界の現在地:グローバル市場への挑戦と注目作

世界が注目!中国産ゲームが示す多様な可能性

中国産ゲームは、その存在感を急速に高めています。11月12日には、国産の二次元シューティングゲーム『命运扳机(Fate Trigger)』が、ソニーの日本地域向け「State of Play」発表会に登場し、PCとコンソールでの同時展開を発表。その高いゲーム性と戦略性で、世界の主流シューティングゲームと競い合う姿勢を見せています。

また、miHoYoが開発する生活シミュレーションゲーム『星布谷地(Starry Valley)』の「宜居テスト」が11月7日から開始され、大きな注目を集めました。プレイヤーが自分だけの惑星を創造・開拓し、個性豊かな友人と交流するこの作品は、miHoYoが市場で実績のあるジャンルにどのような新たな息吹をもたらすのか、業界内外で期待が高まっています。

さらに、かつて「MMOを再偉大にする」と宣言した『逆水寒』のモバイル版国際サーバーが11月7日に全世界でリリースされ、日本を含む多くの国でApple App StoreやGoogle Playの無料ランキング首位を獲得。予約者数は1000万人を突破し、国産MMOとして新記録を樹立しました。その高品質なグラフィック、ストーリー演出、AIを活用したキャラクターインタラクションは海外プレイヤーに深い印象を与え、中国文化への関心も呼び起こしています。

一方で、西山居のメカアクションゲーム『解限机(Armored Core-like game)』は、リリース初期の好調から一転、プレイヤー数の継続的な減少に直面。制作人からプレイヤーへの公開書簡が発表され、徹底したアンケート調査を通じて今後の開発方針を決定するとしています。プレイヤーコミュニティとの対話を通じて、ゲームの再興を目指す姿勢が注目されます。

そして、台湾の大宇資訊からは、伊藤潤二のホラーアニメを原作とする新作ホラーゲーム『伊藤潤二狂熱:無止的囹圄(Junji Ito Maniac: The Infinite Labyrinth)』がSteamに登場。「富江」や「人頭気球」など、伊藤潤二作品のクラシックな要素が満載のサスペンス・サバイバルゲームで、「非常に好評」の評価を得ていますが、プレイ時間の短さなどの声も聞かれます。

騰訊とApple、長年の対立に終止符?決済システムの裏側

11月13日、騰訊とAppleが微信(WeChat)ミニゲームおよびアプリ内課金に関する収益分配の合意に達したと報じられました。これにより、Appleは微信ゲームの収益から15%の取り分を得ることができ、すべての支払いプロセスをiPhoneメーカーが処理することになります。これまで、Appleと騰訊の間では、開発者がAppleの30%コミッションを回避するために外部決済システムへ誘導する「抜け穴」を巡る問題で長らく議論が続いていましたが、今回の合意により、ついに両者間の互恵関係が確立されることになりそうです。この動きは、中国の巨大プラットフォームとグローバル企業の力関係を示す重要な事例と言えるでしょう。

eスポーツと老舗賞の動向:高まる注目と新たな挑戦

鳥の巣で開催!中国人気eスポーツリーグの躍進

eスポーツもまた、大きな盛り上がりを見せました。11月8日には、中国の人気モバイルMOBA『王者荣耀(Honor of Kings)』のプロリーグ(KPL)年間総決勝が、北京国家体育場「鳥の巣」で初開催され、成都AG超玩会が年間チャンピオンを連覇する快挙を達成しました。9年目を迎えるKPLが「鳥の巣」で開催されたことは、eスポーツが社会的に広く認知され、その規模と商業的価値が飛躍的に向上していることを象徴しています。

LoL世界大会、T1が偉業達成!Faker伝説は続く

11月9日には、世界最大のPC eスポーツイベントの一つである『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の2025年世界選手権決勝が、中国・成都で開催されました。4年ぶりの中国開催となり、6日間にわたるオフラインフェスティバルは多くのファンを魅了。決勝戦では、T1とKTが激しい戦いを繰り広げ、最終的にT1が3対2でKTを破り、見事3連覇を達成しました。選手Fakerは個人としてキャリア6度目の優勝を飾り、その伝説をさらに更新。今年のFMVP(総決勝最有価値選手)にはT1のGumayusi選手が選ばれ、中国のレジェンド選手Uziからトロフィーが手渡されました。eスポーツの頂点におけるこのドラマは、世界中のファンに感動を与えました。

まとめ

この一週間は、ゲーム業界の多角的な進化を示すものでした。ゲームエンジンの開発環境がAIの導入とオープンソース化で大きく変わろうとし、ValveはハードウェアのイノベーションでPCとコンソールの垣根を取り払おうとしています。中国産ゲームは、そのクオリティと多様性でグローバル市場に深く食い込み、eスポーツは社会現象としての地位を確立しました。Appleと騰訊の決済合意は、プラットフォーム間の協調が新たな段階に入ったことを示唆しています。これらの動きは、日本のゲーム産業やゲーマーにとっても無関係ではありません。特にAIを活用したゲーム開発、次世代ハードウェアの動向、そして競争が激化するグローバル市場における中国産ゲームの存在感は、今後も注視すべき重要なトレンドとなるでしょう。

元記事: chuapp

Photo by Yan Krukau on Pexels

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