かつてブラウザゲームとして一世を風靡したFlashゲーム。その懐かしい記憶が、Steamで鮮やかに蘇ろうとしています。今回ご紹介するのは、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル(糖果屋历险记)」を題材にしたアドベンチャーゲーム『Gretel & Hansel』の重製版です。水彩画のような独特のグラフィックと、どこか不気味な雰囲気が融合した本作は、Flashゲーム時代に多くのファンを魅了しました。
特筆すべきは、本作の開発者が10年以上の歳月をかけて趣味で開発を続け、ついに今年からフルタイムで開発に専念する決断をしたという情熱的なストーリー。未完だった物語が、最新の技術で完全に生まれ変わり、ついに完結を迎えることに、期待が高まります。過去にこのゲームをプレイした方はもちろん、新たなプレイヤーも、その奥深い世界観に引き込まれることでしょう。
懐かしのFlashゲームがSteamで蘇る!「Gretel & Hansel」重製版の魅力
最近、Steamをブラウジングしていた際に偶然見つけたのが、この『Gretel & Hansel』でした。そのタイトルを見た瞬間、かつてウェブブラウザで夢中になった記憶が鮮明に蘇ってきたのです。2009年と2010年にそれぞれ第1章と第2章がリリースされましたが、残念ながら当時は正式な結末を迎えることなく、物語は未完のままでした。それから10年以上もの時が流れ、まさかSteamで重製版として復活するとは、驚きと喜びを隠せません。
時を超え、完成へと向かう物語
開発者のウェブサイトに掲載された情報によると、彼らはこのゲームを10年以上もの間、本業の傍らで趣味として開発し続けてきたとのこと。そして今年、ついにこのプロジェクトに専念するため、フルタイムのゲーム開発者へと転身したそうです。この情熱と粘り強さには頭が下がります。重製版では、未完成だった第3章が追加され、物語の全貌が明らかになる予定です。開発者の個人サイトには、美しい原画や草稿が多数掲載されており、その細部へのこだわりが伺えます。
水彩画が紡ぐ、ほの暗い童話の世界
本作の最大の魅力の一つは、その独特のアートスタイルにあります。水彩画のような筆致で描かれたグラフィックは、どこか手作り感がありながらも、粗削りな美しさと不気味さを同時に表現しています。クラシックなグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」を原作としているため、物語との密接な関連性を感じさせつつも、ゲーム独自の解釈が加えられている点が興味深いところです。私自身、童話自体の記憶はやや曖昧ですが、パンくずを撒いて道を探す場面や、お菓子の家を発見するシーンなど、ゲームで体験した印象的な情景は色褪せることなく心に残っています。童話の持つ本来の残酷さや教訓が、ゲームを通して新たな視点で提示されることでしょう。
まとめ
懐かしのFlashゲームが、開発者の長年の情熱と努力を経て、現代のプラットフォームで新たな命を吹き込まれる『Gretel & Hansel』。未完だった物語が完結するというだけでなく、その独特のアートスタイルと世界観は、多くの日本のインディーゲームファンにとっても魅力的な作品となるはずです。かつてFlashゲームに熱中した世代にとっては深いノスタルジーを、そして初めて触れるプレイヤーにとっては新鮮な驚きを提供することでしょう。インディーゲーム開発の可能性と、クリエイターの情熱が結実した本作の今後の展開に、ぜひ注目していきたいと思います。
元記事: chuapp












