中国の爪印工作室が開発するマルチプレイ大世界育成RPG『伊莫』(イーモー)が、先日2026年7月2日、第3回クローズドベータテストとなる「握爪テスト」を開始しました。これまでも注目を集めてきた本作ですが、今回のテストでは、新しい伊莫や遊び方、ソーシャル機能が大幅に追加・最適化され、ゲーム全体の完成度が格段に向上しているとのことです。広大な世界を舞台に、愛らしい伊莫たちとの出会い、手に汗握るリアルタイムバトル、そして仲間との新たな冒険が、日本のプレイヤーにも届く日を期待せずにはいられません。
進化を遂げた広大な世界と躍動する「伊莫」たち
息づく生態系と生命感あふれるグラフィック
これまでのテスト版と比較して、今回の「握爪テスト」版でまず目を引くのは、その圧倒的な完成度です。戦闘や育成、家園(マイホーム)システムといった既存要素に加え、広大なオープンワールドにはコンテンツとソーシャルオプションが満載。世界の主役である伊莫たちの表現も飛躍的に向上しています。
例えば、幼年期の伊莫たちのふわふわとした毛並みや、雨が降った際に体表に残る水滴の跡など、細部にわたる描写は驚くほど精緻でリアル。大世界を探索していると、多種多様な伊莫の生態や群れの様子がより密度高く表現されていることに気づくでしょう。散策中に個性豊かなNPC伊莫と出会い、彼らからクエストを受けたり、その種族との「連携」を通じて彼らのコミュニケーション方法を理解し、生活に深く入り込むことも可能です。
今回のテストで初登場となる新伊莫も非常に魅力的です。「觅叶羊(ミエヤン)」は、葉っぱの羽衣をまとったような癒し系の草&水属性伊莫。しかし野生のボスとして登場する際は、手強いAoE(範囲攻撃)を繰り出す強力な存在へと変貌します。「浮泡章鱼(フーパオジャンユー)」は、カプセルのような泡を貯めた気嚢を持ち、怒ると泡をばらまきます。時には珍しい金色の泡を噴き出すこともあるとのことで、こうしたユニークな外見と生態の工夫が、探索の大きなモチベーションとなることは間違いありません。
自由度を高めた探索と革新的なリアルタイム戦闘
プレイヤーが伊莫と「連携」し、その姿に変身して戦闘や探索を行うという本作の最大の特徴も、大幅な改善が見られます。以前は、飛行や登攀が必要な探索シーンで、対応する伊莫をいちいちパーティに編成し直す必要がありましたが、今は探索専用伊莫を別枠で設定し、必要な時にワンタッチで切り替えられるようになり、操作性が格段に向上しました。
オープンワールドでの移動もさらに快適に。特に、飛行可能な伊莫は単なる滑空だけでなく、高度や方向を自由に制御できるようになりました。これにより、高低差のある地形でもスムーズな移動が可能となり、探索の快適さが一段と増しています。
『伊莫』の独自性際立つ「連携戦闘」は、従来のペット育成ゲームによく見られるターン制ではなく、ARPGのようなリアルタイム戦闘を採用しています。ほぼ全ての伊莫に固有の戦闘アクションとスキルが用意されており、試遊ではその独創的なデザインに驚かされることがしばしばありました。ただし、スキル使用に使うエネルギーゲージはチーム全体で共有されるため、伊莫の特性(回復、シールド、攻撃など)を考慮した編成で、連続的なコンボを繋ぐ戦略性が求められます。
開発チームによると、現時点でも伊莫の種類は非常に豊富(「虹光」などの変異種を含めると200種類以上)。プレイヤーが好みに合わせて自由に仲間を選べるよう、各伊莫の役割を固定しすぎない設計方針だそうです。スキルを入れ替えたり、育成方向を変えたりすることで、伊莫に多様な役割を持たせ、自分だけの最強チームを編成できるでしょう。プレイヤーキャラクターのスキルツリーも以前のバージョンより充実しており、リアルタイム戦闘が苦手なプレイヤーでも、伊莫へのバフや補助を通じてパーティをサポートする選択肢が増えています。
仲間と紡ぐ新たな冒険:マルチプレイと奥深いソーシャル要素
「虹光伊莫」収集を効率化するマルチプレイ
今回のテストでは、最大4人でのマルチプレイモードがサポートされ、プレイヤー間のソーシャル要素が大きく拡張されました。これにより、レアな「虹光伊莫」の収集や、強敵との共同戦闘がより有利に進められます。
例えば、大マップを探索中に「特殊な地脈の花苞」が出現することがあります。これに近づいて伊莫を呼び出すと、大量の伊莫が現れ、捕獲することで「虹光エネルギー」が蓄積されます。一定値に達すると「虹光天象」という特殊な現象が起こり、マップ上に必ず虹光伊莫が出現します。ソロで虹光値を貯めるのは時間がかかりますが、チームを組むことで効率的に収集を進めることが可能です。リソースはチーム全体で共有され、野外ボスを倒した後の報酬もプレイヤー間で選択できるなど、協力プレイのメリットが豊富に用意されています。
なお、この方法で出現する虹光伊莫は「世界の主」(ホストプレイヤー)のみ捕獲可能ですが、プレイヤー間の「好感度」が高まると、特別な伊莫を互いに贈与したり交換したりするオプションが解放されるため、コレクターにとっては非常に魅力的なシステムと言えるでしょう。
深まるプレイヤー交流と多彩なサブコンテンツ
『伊莫』の今回のバージョンでは、プレイヤー間の関係性もより細かく表現されています。例えば、十分な好感度がなければ、「手をつなぐ」といった親密なアクションは実行できません。プレイヤーの大本営となる「星の都」では、今後さらに多くの商品購入やソーシャル機能が追加される予定です。
家園(マイホーム)システムも基本的な栽培や孵化に加え、建設、ソーシャル機能、さらには「種まき」「写真撮影」「ビーズアート」といったミニゲーム要素が大量に追加されました。プレイヤー間の交流を深めるためのコンテンツが多岐にわたります。
もう一つ期待の新要素が、NPC対戦です。大世界を探索していると、ランダムに他の「連携者NPC」と遭遇し、対戦を挑むことで豪華な報酬を獲得できます。この対戦もリアルタイム戦闘形式で行われ、元素の相性に合わせてチーム編成を柔軟に切り替える戦略性が求められます。挑戦好きのプレイヤーや、関連するエンブレム報酬を集めたいプレイヤーにとっては、待ち望まれていた遊び方となるでしょう。
『伊莫』が描く次世代のペット育成RPG、日本上陸への期待
今回の「握爪テスト」で公開された重要な情報には、商業システムと課金モデルも含まれています。同ジャンルのゲームと同様に、『伊莫』の主な課金ポイントは「バトルパス」と「外観(アバター)」です。
バトルパスでは、伊莫捕獲用のアイテム「謎立方」や育成リソースが大量に提供されます。外観は、プレイヤーキャラクターの衣装や伊莫の装飾品などがあり、現在のデザインは若者向けのトレンドを意識しつつ、伊莫の特性と連動する要素が取り入れられているようです。自身の伊莫と「お揃いコーデ」を楽しみたいプレイヤーには、たまらない魅力となるでしょう。
開発チームは、バトルパスやレア伊莫の入手に関して、たとえ無課金プレイヤーであっても他の経路を通じて期間中のレア伊莫を入手できるようにすると言及しています。育成素材や体力上限を除けば、課金プレイヤーと無課金プレイヤーのゲーム体験が基本的に同等になるよう最大限配慮したいとのことです。
私たちが体験した「握爪テスト」版の『伊莫』は、非常に完成度が高く、洗練されたゲーム体験を提供していました。ペット育成RPGというジャンルにおいて、リアルタイム戦闘の導入や、心を掴むような伊莫たちのデザインは、本作を唯一無二の存在にしています。そして、多くのオープンワールドゲームと同様に、『伊莫』は多様なプレイスタイルを受け入れ、様々なプレイヤーのニーズに応えようと着実に進化を続けています。ゲーム内の大本営「星の都」の街並みや商店が、多くのプレイヤーで賑わう日が来ることを、心から楽しみにしています。
元記事: chuapp
Photo by Vika Glitter on Pexels












