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Macでゲームは絶望?中国ゲーム編集者の「仏系出張」と予期せぬ喜び

MacBook Air gaming Steam Deck - Macでゲームは絶望?中国ゲーム編集者の「仏系出張」と予期せぬ喜び

中国の人気ゲームメディア「触乐(Chuapp)」のコラム「触乐怪话(チュールーグァイホワ)」より、ゲーム編集者である祝思斉氏が綴る、出張中のゲーム体験の苦悩が日本の読者の間で話題を呼んでいます。あらゆるゲームデバイスが使えず、MacBook Air一台でゲームと向き合う日々。しかし、その体験は「一言では言い表せない」ほど厳しく、最終的に祝氏は「仏系(ぶつけい)」、つまり「こだわらず、あるがままに受け入れる」という境地に至ります。仕事柄ゲームに触れるはずの編集者が、デバイスの壁に阻まれ、ゲーム以外の思わぬ喜びを見つけるまでのユニークな道のりをご紹介します。

「仏系出張」の始まり:MacBook Airでゲームは厳しい?

中国のゲーム編集者である祝思斉氏が、出張や長期休暇で実家に帰る際に直面する共通の悩み。それは、ゲーミングPCや家庭用ゲーム機に触れられず、唯一ゲームができるのが手元のMacBook Airだけという状況です。現在、多くの主流ゲームがMac版をリリースしていますが、そのゲーム体験は決して満足のいくものではないと祝氏は語ります。

最新のMacBook Airでさえ、システムにゲームモードが搭載されているにもかかわらず、大作ゲームはもちろんのこと、最適化が不十分な古めの2Aタイトルやインディーゲームですら、すぐに発熱してカクつきが発生。特に顕著なのが、Macの高い画面解像度が原因で、古いゲームの表示がぼやけたり、マウスカーソルが本来の位置からずれたりするなど、細部の適応問題です。カクつきのために基本的なドラッグ操作すら失敗することも珍しくなく、プレイ途中のゲームがMac版非対応で、一ヶ月以上放置されてしまうこともあったといいます。

iPhone/iPadとの比較とSteam Deckへの失望

Macでの厳しい体験とは対照的に、iPhoneでの主流モバイルゲームは非常にスムーズに動作し、iOS向けに開発されたゲームの体験は極めて良好だと祝氏は指摘します。Steam Deckが登場する以前は、出張の際、iPadと携帯用コントローラーの組み合わせを強く推奨していたほど、モバイルデバイスでの快適性を享受していました。こうした経験が、Macとの体験の大きな隔たりを浮き彫りにします。

ゲームの操作感を向上させようと、Mac用に高性能なマウスを購入したものの、その効果は限定的でした。また、持ち運び可能なゲーミングデバイスとして注目されるSteam Deckについても、友人のものを試用した祝氏の評価は辛口です。画面が小さく、画質も期待外れで、Nintendo Switchよりも重く、ボタンの操作感も馴染まなかったといいます。特に、多くのCRPG(コンピュータRPG)をSteamでプレイする祝氏にとって、コントローラーでの操作は決して快適ではなかったようです。

ゲームを「諦める」境地:「仏系」な楽しみ方とは

最終的に祝氏がたどり着いたのは、「仏系」な対応でした。つまり、「ゲームができないなら、もう諦めてしまおう」という境地です。旧正月の休暇中、仕事で必要なモバイルゲームのデイリーミッションに10数分費やす以外は、一ヶ月間ほとんどゲームをせず、絵画教室の宿題に集中したといいます。

それでもゲームへの未練が残る場合は、様々なゲーム解説動画を視聴したり、保存していたものの時間がなくて見られなかった深い内容のコンテンツを掘り起こして楽しんだりして、充実した時間を過ごしました。最近は海外のニッチなゲームに関するビデオエッセイを長編で見るのがお気に入りの時間の過ごし方だそうです。

ゲーム編集者の葛藤と現代社会の疲弊

さらに、意外な発見もありました。Steamライブラリに眠る多くのゲームのフォルダには、割引で購入した各種バンドル版や年度版、記念版などに含まれる設定集、ガイドブック、初期のアートワークやテキストといった「宝物」が多数隠されていたのです。ゲームをプレイせずとも、インストールするだけで得られるこれらのコンテンツに、祝氏は新たな喜びを見出しました。

全体として、祝氏は「ゲームがプレイできるかどうか」への執着が徐々に「仏系」になり、かつてのような「一度始めたゲームは最後までクリアしたい」というこだわりも薄れてきたと語ります。デバイスの問題であろうと時間の問題であろうと、プレイできるかできないかは「なるようになる」と受け入れているのです。この変化は、彼に「どこか中年のような感覚」をもたらし、ゲーム編集者として良い傾向とは言えないかもしれないと感じています。しかし、多忙で混乱した現代社会において、ゲームは生活の中で最も重要な要素ではないのかもしれない、とも。

まとめ

中国のゲーム編集者、祝思斉氏の「仏系出張」の物語は、日本のゲームユーザーにも共通するデバイスの壁や時間の制約といった悩みを浮き彫りにします。高性能なMacであってもゲーム体験は厳しく、モバイルゲームとの差に苦悩し、最終的には「ゲームをプレイする」こと自体に固執せず、関連コンテンツや別の趣味に喜びを見出すという「仏系」のアプローチは、現代社会の多忙な人々にとって新たなエンターテイメントの形を提示していると言えるでしょう。ゲーム編集者としての葛藤を抱えつつも、柔軟に娯楽と向き合う彼の姿勢は、ゲーム業界の進化とユーザー体験の多様化を考える上で、示唆に富む視点を与えてくれます。

元記事: chuapp

Photo by Forse Jorre on Pexels

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