カプコンの新作『バイオハザード:レクイエム』の発表は、ファンに大きな期待を抱かせました。しかし、恒例の豪華コレクターズエディションの発表はなく、失望の声が。その背景には、ゲーム業界にまで影響を及ぼすグローバルな“ある問題”が潜んでいました。
期待と落胆の発表会:伝統の終焉か
カプコンが発表した最新作『バイオハザード:レクイエム』。ベテランのレオン・S・ケネディが活躍するアクションシーンは、多くのプレイヤーを熱狂させました。
しかし、発表会の後、ファンが期待していた恒例の「大型フィギュア付きコレクターズエディション」が、今回は発表されなかったことに落胆の声が上がっています。代わりにカプコンが発表したのは、1/6スケールのレオンとクレアの個別フィギュア2種類を単体で販売するというものでした。
これは、『バイオハザードRE:2』以降、シリーズの各作品で必ず登場してきた豪華な「大型フィギュア付きコレクターズエディション」の伝統が、この最新作をもって正式に終了することを意味します。長年のファンにとっては、寂しさを感じる出来事と言えるでしょう。
コレクターズエディション消滅の「無情な真実」
なぜカプコンは、このシリーズを象徴するコレクターズエディションを突然取りやめたのでしょうか?著名な『バイオハザード』シリーズのリーカーとして知られるAestheticGamer(Dusk Golem)氏が、自身のX(旧Twitter)で、その裏にある「無情な真実」を明かしました。
彼によると、コレクターズエディション中止の理由は「関税」にあるとのことです。国境を越える物流コストと製造コストが激増しており、特に大型のプラスチックフィギュアを含む限定版のボックスセットは、その影響を強く受けていると指摘しています。
関税の高騰により、コレクターズエディションの最終的な販売価格が法外なまでに高くなり、結果的に売れ残ったり、カプコンの在庫負担になったりする事態を避けるため、同社はコレクターズエディションの販売自体を取りやめ、フィギュアを個別に販売する選択をした、というのがDusk Golem氏の説明です。
高騰する限定アイテムの現実とファンの反応
今回発表された1/6スケールのレオンとクレアのフィギュアは、単体で約180ドル(日本円にして約2万8千円、中国人民元で約1300元)という価格設定で、出荷は2026年秋を予定しています。
過去には200ドル強で「ゲーム本体+スチールブック+大型フィギュア」という超豪華なセットが手に入ったことを考えると、現在ではフィギュア単体で同程度の価格が必要となる状況に、多くの熱心なファンからは「ぼったくりではないか」といった批判の声が上がっています。
発表会では、カプコンが保時捷(ポルシェ)やハミルトン時計とのコラボレーションといった「ハイエンドなプロモーション」で場を盛り上げようとしていましたが、プレイヤーからすれば、ゲームのコレクターズエディションですら贅沢品になってしまった現状に、複雑な心境を抱いているようです。
まとめ:グローバル経済の波とゲーム業界の未来
『バイオハザード:レクイエム』におけるコレクターズエディションの消滅は、単なる製品戦略の変更に留まらず、グローバル経済、特に国際的な物流と貿易における関税問題が、最終的に我々消費者の体験にまで影響を及ぼすという、厳しい現実を突きつけています。
今後、ゲーム業界では、高額な限定版やコレクターズアイテムの価格設定がさらに難しくなる可能性があります。日本のゲームファンにとっても、海外の限定版アイテムの入手が困難になったり、価格が高騰したりといった影響が考えられるでしょう。ゲームメーカーがこのグローバルな波にどう対応していくのか、今後の動向に注目が集まります。
元記事: gamersky
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