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UnityとEpic提携!miHoYo新作『Varsapura』実機公開、中国ゲーム業界がAIと融合し飛躍へ

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ゲーム業界に衝撃が走っています。開発ツールの二大巨頭、UnityとEpic Gamesが手を取り合うという電撃的な発表があり、今後のゲーム開発にどのような影響があるのか、世界中から注目が集まっています。そんな中、人気タイトル『原神』で知られるmiHoYo(HoYoverse)が、Unreal Engine 5を採用した新作『Varsapura』の実機デモを公開し、その美麗なグラフィックで話題を呼んでいます。一方で、中国の北京市海淀区はゲーム・eスポーツ産業のさらなる発展のため、AI技術との融合を含む大規模な奨励金制度を発表。世界のゲーム市場を牽引する中国の動向、そして話題作のリリースにまつわるトラブルまで、激動のゲーム業界の最新情報をお届けします。

中国ゲーム業界の最新動向と大型プロジェクト

miHoYo新作『Varsapura』 Unreal Engine 5で描くリアル二次元世界

2025年11月21日、miHoYoとHoYoverseが共同開発する新作『Varsapura』の31分に及ぶ初のゲームプレイ映像が公開され、大きな注目を集めました。HoYoverseの共同創業者である蔡浩宇(ツァイ・ハオユー)氏が開発を率いる本作は、Unreal Engine 5を採用。写実的ながらも二次元の美しさを併せ持つ「リアル二次元」スタイルで、主人公が「陰影巡逻隊(シャドウパトロール隊)」に加わるというストーリーを軸に、リアルタイムバトルと広大なオープンワールドの魅力が披露されました。

映像を見たユーザーからは、その圧倒的なビジュアル表現が高く評価される一方で、写実的な背景に二次元スタイルのヒロインが登場することへの「違和感」や、題材設定への今後の期待を指摘する声も上がっています。miHoYoはデモ公開と同時に公式サイトの求人情報も更新しており、開発体制を強化していることが伺えます。本作が『原神』に続くヒット作となるか、今後の展開に目が離せません。

北京市海淀区がゲーム・eスポーツ産業を強力支援、AI融合も推進

中国北京市海淀区は、2025年11月19日、ゲーム・eスポーツ産業の質の高い発展を促進するための新たな政策『海淀区ゲーム・eスポーツ産業の質の高い発展を促進するための若干の措置』を発表しました。これは海淀区が掲げる「AI+文化」政策の重要な一部であり、ゲーム・eスポーツ産業に対し、企画から開発、運営、人材育成まで全方位的な支援を提供するものです。

具体的な支援策としては、優秀なゲームプロジェクトの研究開発に最大2000万元(約4.2億円)、産業集積に貢献する企業やパークには最大4000万元(約8.4億円)の奨励金を支給。国際的なeスポーツイベントの開催には最大500万元(約1.05億円)を支援します。さらに、AI技術と産業の融合を強く推進しており、関連技術の研究開発・応用には最大1000万元(約2.1億円)を授与するとしています。海淀区には現在75社のゲーム企業があり、2024年には155.7億元(約3270億円)の収益を上げています。この大胆な政策が、同区のゲーム・eスポーツ産業のエコシステムにどのような影響を与えるか、注目されます。

※1元=約21円で計算

『World of Warcraft』国服に特化した「時のサーバー」が登場

2025年11月18日、Blizzardの人気MMORPG『World of Warcraft(ワールドオブウォークラフト)』中国版(国服)に、専用の「タイタン重鋳サーバー“时光”(時のサーバー)」が正式に稼働しました。これはNetEase(網易)とBlizzardが共同で開発したもので、中国プレイヤーのためにカスタマイズされた独立したゲームルールを採用しています。

「時のサーバー」は、『リッチキングの怒り』バージョンをベースとしながらも、従来の『クラシック』『バーニング・クルセイド』『リッチキングの怒り』の三大バージョンのレイドダンジョンを80レベル難易度に再構築し、ランダムな順序で開放するという独特のシステムを導入。ドロップアイテムの調整やキャラクターのレベルアップ速度・装備入手の効率改善も図られています。今回のコンテンツデザインにおいてNetEaseがより大きな自主権を得ていることは、今後のBlizzardと中国のパートナーシップの形を示唆しているとも言えるでしょう。

世界と中国のゲーム界を揺るがす動き

第43回金ジョイスティック賞発表!『光と影:33号遠征隊』が主要部門制覇

2025年11月20日、英国ロンドンで第43回金ジョイスティック賞の授賞式が開催されました。これは世界中のプレイヤー投票によって受賞作が決定する、ゲーム業界で最も歴史ある「人民選択賞」です。本年度は、ロールプレイングゲーム『光と影:33号遠征隊』が「究極のゲーム・オブ・ザ・イヤー」に輝き、「ベストナラティブ」「ベストビジュアルデザイン」「ベストサウンドトラック」など主要な賞を総なめにしました。開発チームのSandFall Interactiveも「スタジオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、その実力を世界に示しました。

その他、「年間最優秀コンソールゲーム」と「ベストオーディオデザイン」は『羊蹄山之魂』が、「年間最優秀PCゲーム」は『ホロウナイト:シルクソング』が受賞。最も期待されるゲームには『GTA6』が選ばれ、『黒神話:悟空』もノミネートリストに名を連ねるなど、世界中の注目作が評価される結果となりました。

『Escape from Tarkov』正式版と『AION 2』公測、相次ぐトラブルが波紋

期待作のリリース直後に相次ぐトラブルは、ゲーム業界の成長痛を象徴しているのかもしれません。

2025年11月15日、人気タクティカルシューター『Escape from Tarkov(エスケープフロムタルコフ)』が満を持して正式版1.0をリリースしましたが、Steamストアでは「賛否両論」を通り越して「圧倒的に不評」という評価に直面しました。大量のプレイヤーが殺到したことによるサーバーダウン、アカウント登録やゲームログインの不具合、さらには音響異常やヒット判定異常といったゲーム内バグが多発。シューターゲームにおいてネットワーク安定性と戦闘判定は生命線であり、これらの問題はプレイヤーの信頼を大きく損ねました。開発元のBattlestate GamesディレクターNikita Buyanov氏は、既知のバグ修正を約束しています。

また、2025年11月18日には、NCsoftが開発するMMORPG『AION 2(永恒之塔2)』が韓国・台湾サーバーで同時に正式サービスを開始しました。前作『AION』は美麗なグラフィックと空戦システムで一世を風靡した作品ですが、本作も広大な3D空間を舞台に天族と魔族の対立を描いています。しかし、公測初日にはログイン障害、携帯電話認証コードの不具合、サーバーでのキャラクター作成不可といった問題が噴出。さらに、ゲーム内では露骨なPay to Win(課金すればするほど強くなる)要素を含む「数値型アイテムパック」が問題視され、運営は緊急メンテナンスを実施し、これを削除するという異例の事態に至りました。これらの事例は、ユーザー体験を最優先し、安定したサービス提供が何よりも重要であることを改めて示しています。

まとめ

UnityとEpic Gamesの協業、miHoYoの意欲的な新作、そして中国政府による大規模な産業支援策など、ゲーム業界は常に変化と進化の途上にあります。特に中国市場は、独自の政策や文化的な背景を持つ巨大なエコシステムを形成しており、その動向は世界中のゲーム開発者やプレイヤーにとって無視できないものとなっています。しかしその一方で、『Escape from Tarkov』や『AION 2』の事例に見られるように、技術的な問題やマネタイズ戦略の失敗は、瞬く間にプレイヤーの信頼を失いかねないという厳しさも浮き彫りになりました。

Unreal Engine 5のような最先端技術の活用やAIとの融合が加速する中で、ゲームの品質はもちろんのこと、安定したサービス提供とプレイヤー目線に立った運営が、今後ますます重要となるでしょう。日本市場にも影響を与えるこれらの動きから、目が離せません。

元記事: chuapp

Photo by Pavel Danilyuk on Pexels

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