NVIDIAの次世代グラフィックボード「GeForce RTX 50 Super」シリーズの動向に注目が集まる中、最新の情報がゲーマーやPC愛好家にとって衝撃的な内容を伝えています。これまで2025年中の登場が噂されていましたが、どうやらその期待は裏切られる可能性が高そうです。外メディアの報道によると、RTX 50 Superシリーズは2025年中どころか、2026年1月に開催されるCESでの発表すら見送られる見通し。NVIDIAが描く長期的な製品ロードマップの一端が明らかになりつつあります。
RTX 50 Superシリーズ、登場はいつ?
NVIDIAの新型グラフィックボード「GeForce RTX 50 Super」シリーズについて、海外メディアが新たな情報を報じました。これまで一部では2025年内のリリースが予測されていましたが、最新のリーク情報によると、2025年中はもちろんのこと、2026年1月に開催される世界最大級の家電見本市「CES」においても、その姿がお披露目されることはないとされています。
これは、NVIDIAの製品リリース戦略が、当初の予想よりも長期的な視点に基づいていることを示唆しています。ゲーマーやクリエイターが待ち望む高性能GPUの登場は、もう少し先になりそうです。
期待のスペックは変わらず?NVIDIAの戦略とは
既報のスペック情報は正確か
一方で、以前から噂されていたRTX 50 Superシリーズの主なスペック情報は、依然として正確であると伝えられています。具体的には、以下の構成が有力視されています。
- GeForce RTX 5070 Super: 18GBのVRAMを搭載
- GeForce RTX 5070 Ti Super: 24GBのVRAMを搭載
- GeForce RTX 5080 Super: 24GBのVRAMを搭載
これらのVRAM容量は、近年の高解像度ゲームやAIワークロードの要求に応える十分なスペックであり、ユーザーの期待値は高いままです。
NVIDIAの「Blackwell」戦略
今回のSuperシリーズの登場時期に関する報道は、製品の「遅延」を意味するものではないと複数のメディアが指摘しています。これは、NVIDIAが以前から持っていた製品ロードマップに沿ったものであり、同社がBlackwellシリーズ(次世代のメインストリームモデルと目される)の発表直後にSuperシリーズを投入する意図がないためと考えられています。
NVIDIAとしては、まずはBlackwellシリーズで市場を固め、その後に性能向上版であるSuperシリーズを投入するという、計画的な戦略を描いているのでしょう。
まとめ
NVIDIA GeForce RTX 50 Superシリーズの登場が2025年以降にずれ込むという今回の情報は、最新GPUへのアップグレードを検討している日本のゲーマーやPCユーザーにとって、購入計画を見直すきっかけとなるかもしれません。焦って現行モデルに飛びつくのではなく、しばらく「待ち」の姿勢を保つことが賢明な選択肢となりそうです。NVIDIAの長期的な製品戦略がどのような形で展開されるのか、今後の動向に一層の注目が集まります。Blackwellシリーズの詳細発表、そしてSuperシリーズの正式アナウンスが待たれます。
元記事: gamersky