Valveが開発を進める新型ゲーム機「Steam Machine」のベンチマークスコアが先日公開されました。そのハードウェア仕様が明らかになるにつれて、期待が高まっていたゲーマーコミュニティからは、早くも落胆と批判の声が殺到しています。1000ドルを超える価格設定にもかかわらず、その総合性能は「ひどい」とまで言われるほど。いったい何が問題なのでしょうか?
Valveの新作「Steam Machine」がまさかの大炎上?
最近公開されたValveの新型Steam Machineのベンチマーク結果は、多くのゲームファンを驚かせました。期待された性能は価格に見合わず、未発売にもかかわらずプレイヤーコミュニティから大量の不満が噴出しているのです。
衝撃のベンチマーク結果と高すぎる価格設定
この新型Steam Machineは、1000米ドル以上(日本円で約15万円相当、中国人民元で約7200元相当)という価格設定が噂されています。しかし、明らかになったベンチマークスコアは、この価格帯の製品としてはあまりにも力不足であると指摘されています。特に、その総合的なパフォーマンスの低さから、多くのプレイヤーは「まるでひどい冗談のようだ」「誠意が感じられない」と辛辣なコメントを寄せています。
詳細レビュー:CPUとGPU、その「がっかり」な実力
それでは、具体的なハードウェア構成とベンチマーク結果を見ていきましょう。
シングルコアは健闘も、マルチコアは旧世代レベルのCPU
新型Steam Machineに搭載されるCPUは、AMD製のカスタムプロセッサ「1772」です。6コア12スレッド構成で、ベースクロックは4.86GHz、16MBの三次キャッシュを搭載し、SteamOSで動作します。
- シングルコア性能: 実測で2280~2330スコアを記録。これはPlayStation 5の約2倍にあたり、インディーゲームやエミュレーターなどの用途では十分な性能を発揮できるとされています。
- マルチコア性能: 約7300スコア。こちらは旧世代のRyzen 5 3600と同程度の性能に留まっています。
さらに、このCPUは2026年のハードウェア市場ではすでに時代遅れと評価されており、モバイル向けのSnapdragon 8 Gen 3と8 Gen 2の間、あるいはSnapdragon 7540Uに近い性能と言われています。IPC(Instruction Per Cycle)値も0.48と低く、効率性についても批判の対象となっています。システムは安定して動作するものの、目立った性能向上は見られないようです。
最新ゲームは絶望的?足を引っ張るGPU性能
この新型Steam Machineの最大の弱点とされているのがGPU性能です。4K外部ディスプレイに対応したリビングルーム向けのゲーム機を謳いながら、そのGPUは入門レベルの「Radeon RX 6600 XT」よりも性能が低いとされています。さらに、DLSSやFSR 4といった最新のアップスケーリング技術にも対応していません。
Unreal Engine 5を採用した最新のAAAタイトルを動作させた場合、最低画質の700P〜900Pでしか動作せず、FSR 3で無理やり4Kに引き伸ばしても、フレームレートは30fps〜60fpsにとどまります。これにより、画質は粗く、ゲーム体験は「ひどい」という評価です。スムーズに動作するのは、PS4世代の古いゲームに限られるでしょう。
コミュニティの辛辣な評価:この価格で出す意味とは?
プレイヤーコミュニティからの批判は止まりません。多くのネットユーザーは、この新型Steam Machineの性能不足と価格設定に「誠意がない」と口を揃えます。
「ボロい」「次世代機水準に遠い」と批判が集中
あるプレイヤーは、「この程度の性能なら、250ユーロ(約4万円、中国人民元で約1900元相当)程度の低価格で、インディーゲーム向けの入門機として出すべきだ」とコメントしています。現在の1000ドル級の価格設定では、次世代機の水準には遠く及ばず、コストパフォーマンスが非常に悪いというのが一般的な見方です。
まとめ:Valveの次の一手は?今後の展望
今回のベンチマーク公開とそれに対するコミュニティの反応は、Valveが新型Steam Machineで直面する厳しい現実を浮き彫りにしました。ゲーマーが求める高性能と、Valveが提供しようとしているハードウェアの間に大きな隔たりがあることが明確になりました。
このままの仕様と価格で市場に投入されれば、競争の激しいゲーム機市場で苦戦を強いられることは必至です。特に、日本のゲーマーにとっても、高性能なPCやPlayStation、Xboxといった選択肢がある中で、このSteam Machineがどれほどの魅力を持てるのかは疑問符が付きます。Valveがこの状況をどのように打破し、どのような改善策を打ち出すのか、今後の動向が注目されます。
(本記事は中国のゲームメディア「Gamersky」の情報に基づいて作成しています。)
元記事: gamersky
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