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中国ゲーム業界、3A超えの開発規模で「工業化能力」を本格検証!

AAA game production Chinese game studio - 中国ゲーム業界、3A超えの開発規模で「工業化能力」を本格検証!

中国のゲーム業界は、もはや従来の「AAAタイトル」という枠組みをはるかに超えた開発規模と投資額を誇っています。特にモバイルゲームやマルチプラットフォームゲームでは、大規模な開発チームと潤沢な資金が投入され、驚異的なペースで高品質な新作が生み出されています。

本記事では、miHoYoの『原神』をはじめとする二次元オープンワールドゲームや、NetEase、Perfect Worldといった大手デベロッパーの挑戦を通じて、中国ゲーム産業が直面する「工業化能力」の検証と、その背景にある開発競争の激化に迫ります。

中国ゲーム開発、桁違いの規模に成長

かつて中国のMMORPG開発チームは100人規模が一般的でしたが、オープンワールドブームの到来とともにその規模は急拡大しました。現在では、開発コストや人員規模が日本の読者がイメージする「AAA大作」をすでに凌駕しているケースも少なくありません。

例えば、UE5エンジンを採用したMMO『詭秘之主』や、個性的なアートスタイルと膨大なコンテンツで注目を集める大世界航海RPG『遺忘之海』など、目を見張るような高投入プロジェクトが次々と登場し、内測や公測(オープンベータテスト)に入っています。

オープンワールドゲームが大量の美術リソースとコンテンツ、シームレスなマップなどの高度な技術を必要とすることから、開発と管理の両面で非常に高いハードルがあります。中国のゲーム業界は、こうした困難を乗り越え、規模を拡大し続けているのです。

二次元オープンワールドが牽引する「工業化」競争

miHoYoが切り開いた新時代

国産オープンワールド二次元ゲームの象徴であるmiHoYoの『原神』は、まさに同社とプロジェクトチームの急成長を体現しています。2017年のプロジェクト始動時は約300人だった全社従業員は、2026年にはグローバルで5000人規模に。そのうち『原神』プロジェクトチームは、外部推定で約1400人もの大規模チームへと拡大しました。

この巨大なチームが支えているのは、6週間ごとにバージョンアップを行うという驚異的な生産能力です。高品質なコンテンツを高頻度で供給し続ける「工業化」の道のりは、業界内外から注目を集めています。

また、miHoYoが2023年にリリースした『崩壊:スターレイル』は、箱庭構造のRPGながら、ほぼすべてのキャラクターにAAA級の「付帯設備」(高精細なモデリング、アニメ水準の物語演出、豪華な戦闘アニメーションなど)を惜しみなく投入。こちらも6週間更新のペースを維持しており、キャラクター販売を主軸とする二次元ゲームの新たな基準を打ち立てました。

挑戦し続ける開発スタジオ

miHoYo以外にも、巨大な二次元オープンワールドプロジェクトが目白押しです。Kuro Gameの『鳴潮』も、開発中にチーム人数が500人に達しました。経験豊富なオープンワールド開発人材が不足する中、開発パイプラインの構築にゼロから取り組み、困難を克服してきました。チームの急激な拡大は、2023年に一時的な人員削減という圧力をもたらしたものの、ゲームはプレイヤーから高い評価を得ています。

Shiyue Networkの都市冒険オープンワールドゲーム『望月』も、大規模な再構築を経て、プロジェクトメンバーが300人から600人近くにまで増強されました。Happy ElementsのARPG『白銀之城』も、プロジェクトチーム規模が500人を超えています。二次元ゲーム市場の競争激化は、各社に莫大な投資と人員投入を促しているのです。

大手パブリッシャーの高投入プロジェクト

Tencent、NetEase、Perfect Worldといった伝統的な大手パブリッシャーでは、高投入プロジェクトがさらに多く見られます。数千人規模の企業全体からすれば、プロジェクト組の人員構成はより複雑です。

これら大手の多くは、複数のプロジェクトに横断的に関わる大規模な「中台(ミドルプラットフォーム)」部門を保有しており、外部委託や運用担当者なども含めると、実際の開発人員は公表される数字以上に膨大なものになります。

例えば、Perfect Worldが開発するMMO『誅仙世界』は、500人以上の開発者が関わっていると見られています。『幻塔』も、蘇州と北京の開発者を合わせると500人規模に達する可能性があります。

NetEaseも活発な動きを見せています。都市型オープンワールドゲーム『無限大』の開発チームは800人規模に達し、都市を舞台にしたオープンワールド特有の技術的課題に挑んでいます。また、NetEaseのオープンワールド武侠ゲーム『逆水寒』モバイル版は、リリース前に700人以上のチーム規模を誇り、美術担当だけで300人を超えています。AIを活用したスマートNPCの開発も進めており、10年間の長期サービスを目指すとしています。

まとめ

中国のゲーム業界は、もはや「AAA」という既存の枠組みでは測れないほどの規模と投資で、独自の進化を遂げています。特にオープンワールドやサービス型ゲームの分野における競争は激化の一途を辿り、高頻度かつ高品質なコンテンツ供給を可能にする「工業化能力」の確立が最大の課題となっています。

大規模な組織運営、技術革新、そして市場の需要に応え続ける能力が問われる中、中国のゲーム企業は莫大なリソースを投入して挑戦を続けています。これらの動きが、将来的に日本のゲーム市場や開発トレンドにどのような影響を与えるか、引き続き注目が集まることでしょう。

元記事: chuapp

Photo by Déji Fadahunsi on Pexels

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