『バイオハザード』シリーズの魅力は、奥深いストーリーと個性豊かなキャラクターたちにあります。特に、主人公たちを苦しめる「敵」の存在は、物語に不可欠な緊張感とドラマを生み出してきました。しかし、複数の作品にまたがって登場する敵キャラクターは稀です。それでも過去作には、完全に姿を消したかと思いきや、再び“宿敵”として回帰する可能性を秘めたキャラクターや組織が7つも存在します。本記事では、ファンにとっては懐かしく、そして新たな驚きをもたらすかもしれない彼らの再登場に期待を込め、その理由を深掘りしてご紹介します。
バイオハザードに再び立ちはだかる!?再登場が噂されるキャラクターたち
1. ナタリア・コルダ
ナタリア・コルダは、『バイオハザード リベレーションズ2』の主人公の一人です。実験体としてウイルスに感染しながらも、驚くべきことに肉体的な変異は見られませんでした。ゲームのトゥルーエンディングでは、彼女の中にアレックス・ウェスカーの意識が転移した可能性が示唆されており、このことから未来のシリーズで新たな脅威となることが期待されています。
2. マヌエラ・ヒダルゴ
『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』南米編のヒロイン、マヌエラ・ヒダルゴもまた、ウイルスに感染していました。父親が彼女の臓器を維持するために少女たちを誘拐していた経緯もあり、マヌエラ自身もウイルスの影響を深く受けています。彼女は本来、敵側の人間ではありませんが、その特殊な背景から、今後シリーズで独自性のある敵として再構築される可能性も考えられます。
3. エイダ・ウォン
シリーズファンにはお馴染みのエイダ・ウォンは、善悪の枠に収まらないミステリアスな魅力を持つキャラクターです。彼女は特定の組織に属さず、自身の目的のために行動することが多いため、主人公の前に再び立ちはだかる「宿敵」として描かれる可能性も十分にあり得ます。そのスタイリッシュな戦い方と謎多き存在は、常にシリーズに緊張感をもたらしてきました。
4. リサ・トレヴァー
初代『バイオハザード』およびそのリメイク版に登場したリサ・トレヴァーは、アークレイ研究所で長年T-ウイルス実験の被験体とされてきた悲劇の存在です。『バイオハザード ヴィレッジ』に登場した白い服の怪物との類似が噂され、公式には否定されましたが、彼女のウイルスに対する並外れた適応能力を考えると、今後別の形で再登場し、新たな脅威となる可能性も捨てきれません。
5. ジェイク・ミューラー
『バイオハザード6』でシェリー・バーキンと行動を共にしたジェイク・ミューラーは、あのアルバート・ウェスカーの息子であり、C-ウイルスに生まれつき免疫を持つという特異な体質の持ち主です。その血液はワクチン生成の鍵となりましたが、彼自身の複雑な生い立ちと、父譲りの能力を考えると、今後、意図せずして、あるいは宿命に導かれるように主人公たちの前に敵として立ちはだかるシナリオも十分に考えられます。
シリーズの鍵を握る?復活が期待される組織
6. ファミリー / ネオアンブレラ
『バイオハザード6』で物語の主要な舞台となった二大組織、「ファミリー」と「ネオアンブレラ」も再登場の可能性を秘めています。「ネオアンブレラ」は新たな指導者のもとで復活するシナリオが考えられますし、「ファミリー」も完全に根絶されたわけではないため、水面下で活動を再開し、再び世界を脅かす存在となるかもしれません。これらの強力な組織の再来は、シリーズにさらなる深みと大規模な脅威をもたらすでしょう。
7. コネクション
『バイオハザード7』でミア・ウィンターズが関与していた犯罪組織「コネクション」も、その再登場が囁かれています。作中で最終的にエヴリンは倒されましたが、「コネクション」自体は未だ健在とされています。彼らが他の生物兵器プロジェクトに関与していないように見えることは、新たな計画を水面下で進めている可能性を示唆しており、将来的に主人公たちの前に新たな脅威として現れるかもしれません。
まとめ
今回ご紹介したキャラクターや組織は、いずれも『バイオハザード』シリーズの歴史に深く刻まれた存在ばかりです。彼らが再び物語に登場することで、過去の謎が解き明かされたり、新たな因縁が生まれたりと、シリーズの展開に予測不能な深みが加わることは間違いありません。ファンの間では既に様々な憶測が飛び交っており、今後のカプコンからの公式発表が待たれます。もしこれらのキャラクターや組織が再登場すれば、日本のファンにとってもシリーズへの期待値がさらに高まることでしょう。今後の『バイオハザード』の動向から目が離せません。
元記事: gamersky
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