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漫画家・森恒二氏が新作「仮面ライダーZZZ」を盗作と訴え!

Copyright lawsuit Plagiarism - 漫画家・森恒二氏が新作「仮面ライダーZZZ」を盗作と訴え!

今日、新たな「仮面ライダー」シリーズとして注目を集める『仮面ライダーZZZ』の放送が始まりました。しかし、この記念すべき門出に、日本の著名な漫画家である森恒二氏が自身のSNSで、制作元である東映に対し「盗作疑惑」を突きつける事態が発生しています。

森恒二氏といえば、『自殺島』や『ホーリーランド』など、人間の内面を深く掘り下げた作品で知られる実力派。そして何よりも、故・三浦建太郎氏との深い友情でも有名です。高校時代からの親友である二人の関係は、『ベルセルク』の登場人物グリフィスの創作にも森氏が影響を与えたとされ、三浦氏の逝去後も、森氏が『ベルセルク』の監修を続ける唯一の人物として、その物語の結末を知る存在としてファンから絶大な信頼を寄せられています。そんな森氏がなぜ、今回のような告発に至ったのでしょうか。

「D.Diver」の設定酷似を指摘

森恒二氏の告発によると、事の発端は2023年冬に遡ります。氏は『仮面ライダー』シリーズの制作関係者と面会し、自身が連載中の漫画作品『D.Diver』に関する設定や物語の概要を詳細に説明したといいます。その後、2024年初頭にはさらに踏み込んだ形で、具体的な議論が交わされました。

森氏が提示した核心的な設定

森氏が当時、制作側に提示したという『D.Diver』の核となる設定には、以下のようなキーワードが含まれていました。

  • 「明晰夢」
  • 「制御可能な夢空間の主人公」
  • 「夢の中でヒロインと出会い、共に行動する」
  • 「夢の中で変身し、怪人と戦う」
  • 「夢空間の現実への侵食」

これらの設定は、氏の作品の根幹を成す重要な要素です。しかし、『仮面ライダーZZZ』の公開後、森氏は自身の作品と「設定や要素において高度に重複する内容が大量に出現している」ことを発見したと述べています。そして、本来であれば、このような事態においては、事前の交渉や合意、署名、謝辞といった然るべき手続きが踏まれるべきであるにもかかわらず、それが一切なかったことに強い困惑と不満を表明しています。

森氏は現在、自身の言葉だけで全容を説明するのは不十分であるとし、今後、双方のやり取りの経緯や、自身が不当な扱いを受けたと感じた詳細な時系列と具体的内容を改めて公開する意向を示しています。

過去にもあった「仮面ライダー」シリーズへの盗作疑惑

実は、『仮面ライダー』シリーズが漫画家からコンセプトの盗用を指摘されるのは、今回が初めてではありません。記憶に新しいところでは、以前『仮面ライダーギーツ』が、漫画家・奥浩哉氏から提訴される事態がありました。奥氏は、『ギーツ』に登場する「デスゲーム」的な設定が、自身の代表作である『GANTZ』のコンセプトを盗用したものであると主張していました。

日本の特撮ヒーローを代表する『仮面ライダー』シリーズと、著名な漫画家たちの間で相次ぐクリエイティブなトラブルは、コンテンツ業界全体における著作権やアイデアの保護、そしてクリエイターとの適切な関係構築の重要性を改めて浮き彫りにしています。

まとめ

日本の特撮ヒーローの金字塔「仮面ライダー」シリーズと、日本の漫画界を代表する森恒二氏との間で浮上した今回の盗作疑惑は、多くのファンやクリエイターに衝撃を与えています。過去にも同様の指摘があったことを踏まえると、単なる偶然では片付けられない、より深い問題が横たわっている可能性も考えられます。

森氏が今後、具体的な証拠や詳細な経緯を公開すると表明していることから、事態の推移には引き続き大きな注目が集まるでしょう。日本のコンテンツ産業が世界に誇る作品群を生み出し続けるためにも、クリエイターの権利保護と、公正なクリエイティブ活動の環境が確保されることを強く願ってやみません。

元記事: gamersky

Photo by Kalden harz on Pexels

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