中国で約400年の歴史を持つ老舗刃物ブランド「張小泉(チャン・シャオチュアン)」に、再び製品の品質問題が浮上し、SNS上で大きな話題となっています。
今回注目されたのは、同ブランドのキッチンハサミ。あるネットユーザーが、新鮮な魚を切っていた際にハサミのプラスチック製ハンドル部分が突然破損したと動画を投稿しました。詳しく見てみると、ハサミのハンドルは一般的に一体型の鋼材にゴムやプラスチックが覆われている構造が多い中、この製品は両端が金属で、中央がプラスチックで繋がれている構造だったといいます。ユーザーは、このデザインが消費者を誤解させるものだと指摘しています。
有名ブランドを襲う品質問題
この事件に対し、張小泉のカスタマーサービス担当者は、まず事態を記録し上層部に報告すると回答。その後、ユーザーに連絡を取り、新しいハサミを補償として送ることを申し出たとのことです。
張小泉は、1628年創業という非常に長い歴史を持つブランドです。現代の張小泉株式有限公司は2008年に設立され、デザイン、研究開発、生産、販売、サービスを一貫して手掛ける生活用金属製品企業として知られています。
昨年も包丁の破損で炎上
実は張小泉ブランドは、2023年にも別の品質問題で大きく取り上げられました。当時、あるユーザーが同ブランドの包丁でニンニクを叩いたところ、包丁が真っ二つに折れてしまったのです。
これに対し、張小泉は公式声明を発表。「一般的な包丁であればニンニクを叩くことは可能だが、高硬度または特定の用途に特化した包丁では、叩くと破損するリスクがある」と説明し、すべての包丁がニンニクを叩く用途に適しているわけではないとの見解を示しました。
繰り返される事態と消費者の信頼
今回のキッチンハサミの破損と、昨年話題になった包丁の破損事件は、張小泉という老舗ブランドの品質管理と製品デザイン哲学に改めて疑問を投げかけるものとなっています。
特に今回のハサミのケースでは、一体型鋼材であるかのように見せかけつつ、実は耐久性の劣るプラスチックが主要部分に使われていたとユーザーが主張しており、消費者の誤解を招くデザインが問題視されています。伝統と信頼で築き上げてきたブランドイメージを維持するためには、製品の品質はもちろんのこと、デザインにおける誠実さと透明性が不可欠であると言えるでしょう。
まとめ
中国の消費者の間では、有名ブランドだからといって盲目的に信頼するのではなく、実際の製品品質やデザインへの関心が高まっています。今回の張小泉の一件は、日本の消費者にとっても、海外製品、特に歴史あるブランドであっても、購入時には製品の構造や材質をよく確認することの重要性を再認識させる事例と言えるでしょう。
企業がどれだけ迅速に対応しても、度重なる品質問題はブランドイメージに大きな影を落とします。張小泉が今後、どのようにして消費者の信頼を取り戻していくのか、その動向が注目されます。
元記事: gamersky












