中国のCPO(Co-Packaged Optics)関連銘柄が大きな注目を集めています。特に、中際旭創、新易盛、天孚通信といった業界を牽引する大手3社が、2025年度の業績予測を相次いで発表。これらは軒並み純利益の飛躍的な成長を示しており、世界的なAI向けコンピューティングパワーインフラへの旺盛な需要を明確に裏付けています。中でも新易盛は230%超という驚異的な純利益成長率で業界をリードし、800G高速光モジュールへの需要爆発がその原動力となっています。
中国CPO大手3社、AI需要で業績が爆発的成長
中国A株市場のCPO(Co-Packaged Optics)関連銘柄が、近年稀に見る朗報に沸いています。特に業界の「三強」と称される中際旭創(Zhongji Xuchuang)、新易盛(Everbright Photonics)、天孚通信(Tianfu Communications)の3社が、2025年度の業績予測を相次いで発表しました。これらの予測は、いずれも純利益の飛躍的な増加を示しており、世界中で高まるAI向けコンピューティングパワーインフラへの強固な需要を裏付ける形となりました。
新易盛が業界を牽引する驚異的な成長
各社の発表の中でも特に目を引くのが、新易盛の業績予測です。同社は230%を超える純利益成長率で業界をリードしています。公表された情報によると、新易盛は2025年に94億元から99億元(約1,900億円から2,000億円*)の純利益を達成する見込みで、これは前年同期比で231.24%から248.86%もの急増となります。この爆発的な業績拡大の主な要因は、グローバルなコンピューティングパワー投資が継続的に加速していることにあり、特に800Gなどの高速光モジュールの受注が爆発的に増加していることが、同社の売上高と利益の同時急上昇を後押ししています。
天孚通信も安定成長、市場の期待を反映
一方、天孚通信も堅調な成長トレンドを示しています。同社は2025年の親会社帰属純利益を18.81億元から21.5億元(約380億円から430億円*)と予測しており、前年同期比で40%から60%の成長を見込んでいます。天孚通信は、世界的なデータセンターのアップグレードが高速光デバイスの需要を継続的に生み出していると説明。また、インテリジェント製造システムによる生産プロセスの最適化を通じて、自社ブランド製品とOEM製品ラインの両方で成長を実現し、非経常損益控除後の純利益成長率も親会社帰属純利益と歩調を合わせる見込みです。
*為替レートは1元=約20円で計算しています。
AI時代の到来が光モジュール市場を牽引
これらの好調な業績予測は、市場の期待をすでに反映しています。過去2年間で、中際旭創の株価は累計で478%も上昇し、新易盛も272%増、天孚通信も122%増を記録するなど、二次市場では業界の景況感への積極的な反応が見られます。
機関投資家のアナリストは、AI大規模モデルのパラメータ規模が兆単位を突破するにつれて、グローバルなコンピューティングパワーインフラ投資サイクルは2027年まで継続する可能性があると指摘しています。この予測は、光モジュール業界が技術世代交代と需要拡大という二重の恩恵を継続的に享受できることを意味しており、今後のさらなる発展が期待されます。
まとめ
AI技術の急速な進化がもたらすコンピューティングパワー需要の爆発は、光モジュール業界に未曾有の成長機会をもたらしています。中国の大手企業が示す驚異的な業績予測は、このトレンドが一時的なものではなく、長期的な投資サイクルに入っていることを示唆しています。日本の関連企業や技術エコシステムにとっても、この世界的な動向はサプライチェーン、技術提携、そして市場戦略において重要な影響を及ぼす可能性があります。特に、次世代の高速通信技術やAIインフラへの投資動向は、今後も注視していくべきでしょう。
元記事: pcd
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